初心者さんでも大丈夫!【ガーデニング入門】花の選び方から植え方まで

ガーデニングに興味はあるけれど、何から始めたらわからない…。そんな方のために、初心者さん向けの植物の選び方から植え方、育て方の基本、おすすめの花などをていねいにご紹介します。植物のある生活、始めてみましょう!

暮らしの中に植物があると、生活空間が生き生きしてくるような気がします。疲れたときには好きな花を眺めてリラックス。そんな植物のある暮らしに興味のある方も多いのではないでしょうか。
でも、ガーデニング初心者さんにとっては、植物の選び方や、用意する物などわからないこともたくさんあるはず。また、育て方がわからずに枯らしてしまったという経験から、ガーデニングはハードルが高いと感じている方もいるのでは?
そんなガーデニング初心者さんのために、植物の選び方や育て方の基本をまとめてみました。

室内?それとも屋外?育てる場所を決めよう

植物選びの前に、室内で育てるのか屋外で育てるのか考えましょう。
最近ではインドア・ガーデニングという言葉もあるように、室内で植物を育てたいという方も増えています。
室内で育てるのなら、観葉植物がおすすめです。観葉植物コーナーにある花やグリーンから好きな植物を選びましょう。多肉植物なども室内で育てられます。ただし、園芸店の店頭に置いてあるような草花は、残念ながら室内では育てられません。
屋外で育てるのであれば、植物の選択肢も広がります。ガーデニング初心者さんは地面に直接植えるよりも、まずは鉢植えが育てやすいと思います。鉢植えなら、ベランダや庭、玄関前まえなど好きな場所に置くことができます。

ところで、鉢を置く場所はよく日が当たる場所でしょうか。それとも日陰?これは植物を選ぶ際に大事なこと。植物には日当たりの良い場所を好むものと、明るい日陰程度であれば育つものなど、さまざまな性質のものがあります。苗を買った後も元気に育てるために、環境に合う植物を選びましょう。

地植えにしたいときの注意点

庭の土が植物栽培に適していれば、花壇スペースなどに地植えにすると植物も良く育ちます。毎日水やりをするのが難しい留守がちな方にも向いています。
ただ、地植えにする時に気をつけたいのは、土が植物の栽培に向いていない場合があること。その場合は、まず土作りから始めなければなりません。根を張れるように耕し、生育に適した土にするために腐葉土などを混ぜるのは、けっこう大仕事。部分的に植物を植える場合は、植える場所を深さ30cmほど掘って、土を草花用の培養土に入れ替えてから植えるという方法もあります。

まずは苗選び!好きな植物を一鉢買ってみよう

観葉植物か、外で育てる草花か、など大まかなことを決めたら、その中から好きなものを選んでみましょう。
観葉植物は一年を通じていろいろな種類が売られていますが、草花の苗の場合、店頭に並んでいるのはその季節に屋外で育つ植物だと思って大丈夫です。

育てやすい植物とは?

育てやすい植物とは、特別な手入れがいらず、水やりと定期的な肥料くらいですくすくと元気に育つ植物。
店頭で売られている苗には、植物の名前や育て方などが書かれているラベルがついています。そのラベルに、性質や育て方の情報が書いてあるので参考にしながら選びましょう。ラベルに「暑さや病気に強い」「管理が簡単」などと書いてある品種は特におすすめです。
わからないことは、お店の人にどんどん質問してみましょう。親切に教えてくれるはず。その季節に育てやすいおすすめ苗を選んでもらってもいいですね。

良い苗の選び方

苗を選ぶ際は、虫食いがないか、葉が黄色く茎がヒョロヒョロしていないかなどチェックします。茎が間延びしていなくて、元気そうな葉がたくさんついている苗を選びましょう。花がたくさんついている苗に目がひかれがちですが、どちらかというと蕾がたくさんついている苗の方がお得。植えてから長く楽しめます。

ここを抑えれば大丈夫!
ビギナーの方におすすめの花苗を選ぶポイント!

あまり手間がかからず花期の長い花がおすすめです。葉だけでも楽しめるハーブ類も育てやすく、さらに使う楽しみもあるのでいいですね。

初心者さん向けの花苗を選ぶポイントは、

  • お世話の手間がかからない
  • 知識がなくてもこんもり茂る
  • 花付きが良く長い期間楽しめる
  • 病気に強い

例えば、同じペチュニアでも売られている品種はたくさんあります。摘芯(ピンチ)などの作業をしなくても自然に分岐して増えてくれる花付きの良い品種も増えているので、そのような苗を選ぶと失敗も少なく、ガーデニングの楽しさを味わいやすいでしょう。

はじめに用意するものは?

鉢・プランター

手軽にガーデニングを始めたいというビギナーさんは、まずは鉢やプランター栽培から始めるのがおすすめです。
鉢は、購入した苗よりも2回り以上大きなものを選びましょう。これから大きく育つ予定の苗は、8号(直径24cm)程度の大きさの鉢に植え替えるといいですね。
鉢の素材には、土から作られた素焼きやテラコッタ、陶器、プラスチックなどがあります。頻繁に移動する場合やハンギングで楽しむ場合は、軽いプラスチック製が向いています。置き場所に合わせて好みの素材、デザインを選びましょう。

鉢底網

鉢底の穴から土がこぼれたり害虫が侵入したりするのを防ぐネットです。板状のプラスチック製メッシュを適当な大きさに切って使います。最初からネットがセットされているプランターの場合は必要ありません。

土入れ用道具

土を鉢に入れる時に使う道具で、プラスチック製とステンレス製のものがあり、最近は100円ショップでも売られています。大小サイズがあると便利ですが、紙コップなどでも代用可能。その他に、土を隙間に落とし込むための割りばしなども用意しておくと植え替え作業がスムーズに進みます。

苗と一緒に用意したいのが培養土。「草花用培養土」や「ハーブ用培養土」、「観葉植物用培養土」など、育てる植物別の培養土を一緒に購入すると失敗がありません。あまりに安いものは土の質が悪いことも。苗を買う時にお店で相談して購入するといいですね。
鉢の底に入れる「鉢底石」も同時に用意しましょう。これは、水はけをよくするために入れるもの。軽量タイプもあります。

肥料

植物を長く元気に育てるには肥料も欠かせません。特に、鉢植えの植物は限られた土で成長するため、栄養分を肥料で補ってあげる必要があります。
肥料には粒状のものと液体のものがありますが、草花用として、まずは粒状の緩効性化成肥料を用意しておくとよいでしょう。少ない鉢植えだったら小袋で十分。肥料の種類によって異なりますが、月1回程度株元に置くだけなので与え方も簡単です。
長く花を咲かせるペチュニアやパンジー、室内で育てる観葉植物には、液体肥料も用意しておくといいですね。「各種栄養素入り」と書かれた「ハイポネックス」などの液体肥料を1本用意しておくと万能です。薄めて使う原液タイプと、そのまま使えるストレートタイプがあります。

植え方

1

鉢の底に鉢底ネットを置き、その上に鉢底石を入れます。量は底が見えなくなる程度。入れすぎると培養土が少なくなってしまうので注意。あくまで、水はけをよくして鉢土がジメジメするのを防ぐためなので、小さな鉢の場合は入れなくてもかまいません。

2

続いて培養土を入れます。苗を置いてみて、苗の表面の土の高さが鉢から1~2cmほど下がった位置になるように、高さを調整しながら土を入れましょう。
鉢の縁から土の表面までのスペースをウォータースペースと呼びます。水やりの際に水がたまるスペースを取っておくことで、土がこぼれるのを防げます。

3

苗をポットから抜いて、鉢に入れた培養土の上に置きます。根が回りすぎて土がカチカチになっている場合は、周りを軽くほぐしておきますが、それ以外はそのまま植えましょう。苗を置いたら、周りに土を入れていきます。

4

土を十分に入れたつもりでも、根鉢(ポットから抜いた際に根が張っている土のかたまり部分)の周りに土の入っていない場所があることも。隙間があると根がうまく伸びていくことができないので、苗の周りを割りばしなどでつついてみましょう。土が下に落ちて隙間ができてしまったら、その部分に土を追加しましょう。ただ、苗が埋まるほど土を入れてはいけません。

5

植え終わったら最後にたっぷりと水を与えます。鉢の底から水が流れ出すのを確認しましょう。ついでに、鉢や葉について土の汚れを洗い流すといいですね。
水を与えると土が下がっていくことがあります。ふんわりとした土が水分を吸って締まるためです。根鉢が表面に浮き上がって見えるようだったら、さらに土を追加し水やりをします。

6

植え替え直後の植物は、少しストレスを受けた状態。1週間ほど日陰で様子を見ながら徐々に太陽の光がたっぷり当たる場所に移動させてください。最初の肥料は、植え替えから2~3週間後に与えれば大丈夫です。

植物の育て方

水やりの仕方

水やりで大切なのは、「鉢の土の表面が乾いたら」「株の根元の土に」「鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与える」の3つ。これを守れば、水やりの失敗はほとんどありません。できれば朝のうちに水やりを済ませましょう。
ジョウロで花の上から水をかけるのはNG。この方法だと土の表面だけ湿って根まで水が届かないこともあり、萎れる原因に。水がかかると花びらが変色してしまう花もあるので注意しましょう。
逆に、毎日定期的にたっぷり水をやっていた結果、過湿による根腐れで植物の成長が悪くなることもあります。お天気の悪い日や表面がまだ湿っている時は、水やりをしなくても大丈夫です。

肥料の与え方

肥料には既定の量が書いてあるのでその分量を守ります。月に1回程度、土の上に置き肥をする場合は、残っている古い肥料を取り除きましょう。
液体肥料は水やりの代わりではなく、水やりのあとに与えてください。薄めて使うタイプは、決められた分量を量って使いましょう。濃いよりは少し薄めの方が安全です。
水枯れや暑さで植物が弱っている時、植え付け直後などには肥料は与えません。

花がら摘み

咲き終わった花(花がら)はそのままにせず、花の付け根から切り取ると、より長く、たくさんの花を楽しめます。ちょっと大変ですが、花がらを摘みながら新しい蕾がついているのを確認したり、混みあっているところを間引いたり、植物と向き合える楽しいひとときです。

終わりに

初めてのガーデニング。まずは好きな植物を育てることから始めましょう。
育てているうちに、植物の性質や育て方のコツもわかってきます。
鉢やガーデニンググッズと植物をコーディネートするのも楽しいもの。
ぜひ、暮らしの中に植物を取り入れてみてください。