PWブランドの植物たちのホームページやラベルには、その植物を育てるのに適した管理情報をアイコンを使って説明しています。ここではそのアイコンの見方を説明します。

開花期
開花期
開花期は、関東以西低地基準で説明しています。開花期は目安としてください。
耐性
耐性
植物の種類が花苗・多肉植物に表記されているアイコンです。耐寒性がどの程度あるかを「耐寒性」「半耐寒性」「非耐寒性」に分けて説明しています。
「耐寒性」:目安としてー10℃以下の寒さでも耐えらえる多年草です。
「半耐寒性」:目安としてー10℃~0℃前後の寒さでも耐えられますが、霜には弱いので霜よけや軒下に鉢を移動させるなど冬越し準備が必要な多年草です。
非耐寒性」:寒さに弱い多年草で、地植えした場合は鉢に植え替えをして軒先や室内に取り込んで冬越しをする必要がある植物です。

タイプ
植物の種類がシュラブ(低木)の植物のみに表記されているアイコンです。「常緑性」か「落葉性」かを説明しています。
「常緑性」:冬も葉が散ることなく葉が茂っています。
「落葉性」:冬は葉が落ちます。
新枝咲き旧枝咲き新旧両枝咲き
タイプ
植物の種類がシュラブ(低木)の植物のみに表記されているアイコンです。花芽の付き方が「新枝咲き」か「旧枝咲き」か「新旧両枝咲き」かを説明しています。
「新枝咲き」:その年に伸びた枝に花芽をつけます。早春の萌芽前までに剪定すれば、花芽を切って花が咲かなくなる心配がありません。
「旧枝咲き」:前年に伸びた枝に花芽をつけます。剪定時期によっては花芽を切ってしまい、翌年花が咲かなくなる場合があります。花が咲き終わったら速やかに剪定するのがおすすめです。
「新旧両枝咲き」:前年に伸びた枝とその年に伸びた枝の両方に花芽をつけます。剪定時期はそれほどこだわらなくても花は咲きますが、花が咲き終わったら速やかに剪定すると、前年に伸びた枝からも花が咲きやすくなります。
最低温度
最低温度
植物が耐えることができる最低温度を説明しています。最低温度は目安としてください。管理方法や場所、株の状態によって表記より高い温度でも枯死する場合があります。
最低温度と耐寒性ゾーンを比較すると、最低温度はやや高めに表記されています。瞬間的な低温には耐えられても、長時間低温が続くと枯死する場合があります。最低温度は数時間続いた場合の目安となる最低温度を説明しています。

耐寒性ゾーン
耐寒性ゾーンとは、寒さを段階別に分け(日本の場合は20ゾーン:3a~)、植物ごとにどの地域まで冬越し可能なのか知るための指標です。
詳細は、耐寒性ゾーンマップを参照ください。
耐暑性アイコン
耐暑性
近年の猛暑にも耐えられる耐暑性がある植物かどうかを5段階に分けて説明しています。
「★★★★★」きれいに夏越し可能
「★★★★☆」一般的な対策できれいに夏越し可能
「★★★☆☆」一般的な対策で夏越し可能
「★★☆☆☆」注意深く対策すると夏越し可能
「★☆☆☆☆」暖地の野外では夏越しが難しい
日当たり・置き場所
置き場所
植物を育てるのに最適な日当たりを、「日なた」「半日陰」「日陰」「室内」に分けて説明しています。
「日なた」:1日中日光がよくあたる場所
「半日陰」:午前中に日光がよくあたり、午後は木陰のような日陰になる場所
「日陰」:直射日光があたらない日陰
「室内」:室内の1日中日光がよく当たる場所
水やり
水やり
植物が必要とする水やりの頻度を、「たくさん」「ふつう」「すくなめ」に分けて説明しています。
「たくさん」:乾きに注意し、頻度を高めにたっぷり水をあげてください。
「ふつう」:土の表面が乾いたら、たっぷり水をあげてください。
「すくなめ」: 過湿に注意して乾かし気味に育てますが、水やりをする時はたっぷり水をあげてください。
肥料
肥料
植物が必要とする肥料を、「たくさん」「ふつう」「すくなめ」に分けて説明しています。
「たくさん」: 植えつけ時に元肥を十分施し、 緩効性肥料(置き肥など)を1カ月に1回程度、液体肥料(500~1,000倍に希釈したもの)を1~2週間に1~2回程度あげてください。
「ふつう」:緩効性肥料(置き肥など)を1カ月に1回程度、薄めに希釈した液体肥料(1,000~2,000倍に希釈したもの)を1~2週間に1回程度あげてください。
「すくなめ」: 植えつけ時に元肥を施し、春と秋の生育期前に緩効性肥料(置き肥など)をあげる以外は、あまり肥料を必要としません。
緩効性肥料とは肥料の効き方がゆっくりで、一定期間効果が長続きする肥料のことです。
鉢植え/プランター
主な用途
植物を育てるのに適した用途を、「花壇」「プランター/鉢植え」「ハンギング」に分けて説明しています。
土壌
土壌
植物の種類がシュラブ(低木)の植物のみに表記されているアイコンです。 適した土壌を説明しています。

剪定期
植物の種類がシュラブ(低木)の植物のみに表記されているアイコンです。 剪定に適した時期を説明しています。
ポリネーターフレンドリー
ポリネータ―
フレンドリー
ポリネーター(花粉媒介者)は、蜜蜂や蝶などの昆虫類や、鳥などの植物の花粉を媒介し受粉させる生き物のことです。ポリネーターは生態系の基盤となる多くの植物にとって必要不可欠な存在で、食料や健康を支える農業においてもなくてはならない存在です。ですが、近年世界的にその数が減少し続けていることが問題になっています。
蜜や花粉などが豊富な植物を育てることで、ポリネーターが生息しやすい環境を作ることができ、それは生態系の保持にもつながっていきます。ガーデナーの皆さんはガーデニングという趣味を通して、SDGsにも掲げられている「陸の豊かさを守ろう」という大きな目標に、貢献することができるのです。