紫陽花(アジサイ)と言えば、梅雨の風物詩と感じる方も多いかもしれません。しかし、近年のアジサイの品種改良により、秋にも美しい花を咲かせる二季咲き紫陽花(アジサイ)が、続々と誕生しています。この記事では、2024年に誕生した注目すべき「アジサイ サマーメドレー」ついて詳しく解説します。
二季咲きアジサイとは
二季咲きアジサイとは、初夏だけでなく、秋にも再び花を咲かせる特性を持つアジサイです。一年のうち2つの季節に咲く性質があるアジサイを二季咲きアジサイと呼びます。
秋に咲くアジサイの魅力
一般的なアジサイは、初夏だけ花を楽しむことになりますが、二季咲きアジサイは秋も花を楽しむことができるので、長く庭の景観に華やかさをもたらします。
特に夜温が下がる秋にはアントシアニンが赤みを増す傾向があり、初夏よりも落ち着いた色味の花を咲かせることがあります(秋色アジサイと呼ばれることもあります)。趣ある花色は秋の他の植物と美しく調和し、独特の風情を演出してくれます。
二季咲きアジサイ サマーメドレー
代表的な二季咲きアジサイには、アジサイ サマーメドレーがあります。
アジサイ サマーメドレーシリーズは、昨年伸びた枝にも今年伸びた枝にも花を咲かせる新旧両咲き性で、初夏と秋に花を楽しめます。
このシリーズは非常に強健で育てやすく、直径10~15cmの美しい花が枝垂れるようにたくさん咲きます。たくさんの花が咲く理由は、側芽からも花が咲くからなんです!
一般的なアジサイは、枝の頂点にだけ花を咲かせるのですが、アジサイ サマーメドレーは枝の途中にある側芽からもたくさんの花を咲かせます。1つの枝から複数の花房を咲かせ、異次元の数の花を株を覆うように楽しめます。
枝の側芽から花が咲く特性は、無限の可能性を秘めており今後注目のアジサイになります。
①枝の頂点だけでなく、一つの枝からたくさんの花を楽しめます。
②万が一冬の寒さで花芽の一部が枯れても残りの花芽を楽しむことができます。
③側芽から花が咲くので、剪定時期や剪定位置を気にすることなく育てることができます。
だから、ガーデニング初心者の方やアジサイを初めて育てる方にもおすすめです。
また、土壌のpHやアルミニウム含有量によって、ピンク系やブルー系とお好みの花色に変えることができるのも魅力です。
アジサイ サマーメドレーは、よく分枝した枝にボリュームある手まり咲きの花を咲かせるアリーバと、ガク咲き(レースキャップと呼ばれます)の花を咲かせるダブルキャンディの2品種があります。購入できるお店は、以下のリンクをクリックして「販売店」タブから検索できるので、参考にしてみてくださいね。
まとめ
アジサイ(紫陽花)は、植えっぱなしでも何年も楽しむことができるとても育てやすい庭木であるシュラブ(低木)です。その技術は止まることなく、日々進化を続けています。どんなアジサイ(紫陽花)を育てればいいか悩んでいるとしたら、ニ季咲きアジサイを選んで初夏も秋も楽しんでみてはいかがでしょうか。
アジサイは、種類も花色もたくさんあるので、悩んだら植物の国際ブランドPWの丈夫な品種を選んでみるのもよいかもしれません。何年も育てる低木だから、選び抜かれた良い品種を。