今回は、春を告げる花、ミオソティス ミオマルクです。
まだ花の少ないガーデンを彩ってくれる、春先に咲く花の一つが、ミオソティス(忘れな草)。淡いブルーの小花は、様々な草花と調和しやすく、シーンを選ばないので庭には欠かせない花です。
ミオマルクは、栄養系のミオソティスの交雑種で、一般的な忘れな草に比べて大輪なのが大きな特徴です。さらに、草姿がドーム状にこんもりとまとまり、株一面に花が咲くので、美しい淡いブルーの花色をしっかりと楽しむことができます。

ここがポイント

株まとまりがよく、コンパクトなので地植えはもちろん、小さな花壇や寄せ植えにも活躍。ブルーの小花はどんな草花にも合わせやすく、冬花壇に加えて春らしくイメージチェンジするのにも最適です。ちょうどパンジーやビオラと草丈が揃い、冬花壇の定番のパンジーやビオラと合わせれば、ボリューム感がアップし、淡いパステルカラーが春らしさを一層アップします。冬の寒さで傷んだ春先の補植にも最適で、開花期が重なるスイセンに合わせれば、よりナチュラルに、チューリップに合わせれば華やかなシーンになって、合わせる草花によって印象も変わり、春のコーディネートの幅が広がります。

ふんわりとした春の小花を庭に呼び込んでみませんか。

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天野 麻里絵
愛知県豊田市にある、ガーデニングミュージアム花遊庭のガーデナーの天野麻里絵です。季節に合わせておすすめの植物紹介をさせていただきます。

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