植えっぱなしでも、何年も美しいカラーリーフを楽しめるヒューケラは、植えるだけでお庭がおしゃれになる魅力的な植物です。ですが、2~3年経過するとしだいに根元の茎が伸びてきて株の形が乱れてきます。ここでは、伸びたワサビ茎(ワサビ芽)の対処法をご紹介します。
数年経過したヒューケラ
根づけば放ったらかしでも大丈夫なヒューケラガーデンですが…
2~3年経過すると、株元から伸びた茎の先から葉が生えている状態になり不格好になってきます。
この伸びた茎はワサビ芽やワサビ茎と呼ばれます。たしかに見た目はワサビにとっても似てますね!ワサビ茎(ワサビ芽)が伸びたことにより、葉に栄養が行き届きにくくなり葉の数も減ってきます。
ヒューケラのワサビ茎の対処法
ワサビ茎(ワサビ芽)が伸びて気になってきたら、大きく分けて2つの対処法が考えられます。①土を盛りワサビ茎を埋める方法と、②ワサビ茎が埋まるように植え替える方法です。
【盛り土編】土を盛りワサビ茎を埋める方法
もしヒューケラを植えた場所が土を盛れる場所であれば、それが一番手っ取り早い方法です。根を触ることがないので、季節を問わずいつでも対処できる方法になります。
ヒューケラの成長点は根と茎の境目にあります。そこから新しい葉が生えてくるので、成長点が地表に出る所まで土を盛り、ワサビ茎を土の中に埋めましょう。
【植え替え編】ワサビ茎が埋まるように植え替える方法
ほとんどの花壇や鉢植えの場合は盛り土が難しいため、一度掘り上げて植え替えたり、埋めなおすことになります。多少なりとも根を触る作業になるので、春か秋に行いましょう。ヒューケラは寒さには強いのですが夏の暑さが苦手なため、夏までに立派な根に育てるためにも秋の植え替えをおすすめします。
違う角度に伸びている茎や長さが異なる茎は、株分けをして埋めた方が、きれいに植えることができます。
全てのワサビ茎にたくさんの根が残るようにして、園芸はさみで切りましょう。
ヒューケラの成長点は根と茎の境目にあります。そこから新しい葉が生えてくるので、成長点を埋めないように植えましょう。
さあ、ワサビ茎の元まで土に埋まりました。ここからまた新しい葉がたくさん芽吹いてきます。
ワサビ茎の元まで土に埋めた2カ月後の様子です。再びたくさんの葉を茂らし、ヒューケラ花壇をカラフルに彩ってくれています。
まとめ
ここでは、一般的なヒューケラのワサビ茎の対処法をご紹介させていただきましたが、培養栽培されたヒューケラ ドルチェはとても生育旺盛です。増やす目的であれば、株分けするよりも新しい苗を購入するのがおすすめです。
ヒューケラ ドルチェは、育てやすさと生育力にこだわり、1株1株研究室で人の手によって増殖された培養苗になります。研究室で丹精込めて作られた培養苗は、細胞組織が非常に若く、清潔で病気もないため驚きの生育力を発揮します。
半日陰で育てれば夏越しも可能なヒューケラ ドルチェの誕生によって、ヒューケラが一年中楽しめられるカラーリーフとして人気が出ました。赤色、黄色、黒色…13種類のたくさんの色の四季折々の共演を是非楽しんでくださいね。