デロスペルマとは

デロスペルマは、細長い花びらを放射状に咲かせるお花で、耐寒性マツバギク(松葉菊)という名でも知られています。這い性で開花期間が長く多肉質の葉を持つ丈夫な植物ですが、多湿を苦手とするので乾かし気味に育てます。

デロスペルマ ルミナスレンジャーとは

デロスペルマルミナスレンジャー
@izumi_56y 様の投稿

デロスペルマ ルミナスレンジャーは、最低温度ー25℃まで耐えることができ、ほぼ日本中どこでも花壇で冬越し可能な宿根草です。冬越しした翌年はさらに充実した株となり多くの花を咲かせます。コンパクトな草姿に、光沢ある花が株を覆いつくすように咲きます。

ここではそんなデロスペルマ ルミナスレンジャーを上手に育てる育て方をご紹介します。

宿根草とは、冬などの苦手な時期には地上部を枯らしますが、また暖かくなると育ちはじめ毎年楽しむことができる植物です。

栽培カレンダー

デロスペルマルミナスレンジャーの栽培カレンダー

※関東地方以西低地基準になります。地域やその年の気候、生育状態により、開花期やお手入れの適期などは変わります。栽培カレンダーは目安としてください。

デロスペルマ ルミナスレンジャーの育て方

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準備するもの
ガーデニングあると便利な道具
ガーデニングあると便利な道具
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デロスペルマ ルミナスレンジャーの管理方法

植えつけ

植えつけ時に元肥を十分に施し、害虫防除のために殺虫剤を撒いておきましょう。買ってきた花苗(9~10.5㎝ポット苗)は初めはふた回り大きな15㎝~20㎝位の鉢に植えつけ、根が張ってきたら30㎝前後の鉢に植え替えましょう。

根が張ってくると、地上部が大きくなり、鉢底穴から根が見えたり水が乾きやすくなる症状がみられます。

日当たり・置き場所

デロスペルマ ルミナスレンジャーは、水はけのよい1日中日光がよくあたる場所、もしくは午前に日光がよくあたり午後は木陰のような日陰になる場所で育ててください。

水のあげ方

鉢植えの場合

一般的なデロスペルマ(マツバギク)は過湿を大変苦手としますが、デロスペルマ ルミナスレンジャーは多少の高温多湿にも耐えられます。しかしながら、水のあげ過ぎには注意して、鉢の土の表面が完全に乾いたのを確認してから、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水をあげるようにしてください。

地植えの場合

水やりはほとんど必要ありませんが、真夏に日照りが続いて土がカリカリになった場合は水をあげてください。

根が張るまでは、水のあげ過ぎに注意して育ててください。

肥料のやり方

生育期である4~5月と9~10月は、緩効性の置き肥を1回程度、液肥(1,000~2,000倍)を1~2週間に1回程度あげてください。

病害虫の予防と対策

植えつけ時に害虫防除のために殺虫剤を撒き、害虫の発生状況により市販のスプレータイプの殺虫剤または粒剤を使用してください。

病気

過湿に注意すれば、ほとんど病気の心配はいりません。

害虫

アブラムシの主な繁殖期は4~6月と9~10月です。この時期にアブラムシが発生することがあります。アブラムシは、単為生殖で、雌が1匹いれば増え続けることができる害虫です。アブラムシを見かけたら、たくさんついてしまった部分は切り落とし、残ったアブラムシが再繁殖する前にアブラムシに効果がある薬剤を散布してください。

切り戻し

茎が伸び過ぎた部分を切り取る程度で、切り戻しは不要です。あまりに株が混みあってきたときには、株が蒸れないように重なった枝や不要な枝をすいてください。

植え替え

鉢植えの場合は、数年に1回春か秋に、新しい用土に植え替えをすると花つきが良くなります。

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ここがポイント!
過湿に注意して、乾かし気味に育ててください

管理情報

開花期:春~秋

耐性

耐性:耐寒性多年草

最低温度:約ー25℃

耐寒性ゾーン:5a~

水やり:ふつう

置き場所:日なた、半日陰

草丈

草丈:10~20cm

株幅

株幅:20~30cm

肥料:ふつう

鉢植え/プランター

用途:プランター/鉢植え、花壇、ハンギング

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よくあるご質問

Q
デロスペルマ ルミナスレンジャーは、何年ぐらいの寿命ですか。
A

デロスペルマは耐寒性多年草です。多年草の株の寿命は生育環境や管理の状況で大きく異なりますので、寿命を明確にお答えするのは難しいのですが、猛暑や長雨などの影響が少なければ長くお楽しみいただけます。