分類:シソ科サルビア属
学名:Salvia hybrid
栽培環境や植物の状態によっては、実際の花や葉色・模様が異なる場合があります。
水やり:ふつう
置き場所:日なた、半日陰
肥料:たくさん
プランター/鉢植え、花壇
草丈:70~100cm
株幅:70~100cm
ポリネーター
フレンドリー
★★★★★
スーパーサルビアとは
熱帯地方や温帯地方原産で、夏の暑さにも負けず元気に育つサルビア。かつては夏の花壇を彩る赤い花が一般的でしたが、最近はブルーや紫など涼しげな花色の品種が多く出ています。
スーパーサルビアは、近年の日本の猛暑にも耐え、次々と花が咲き、手をかけなくても春から初冬まで長く楽しむことができるサルビアです。1苗でボリュームがあるので、家庭用としてだけでなく公共花壇にもおすすめです。
スーパーサルビア ロックンロールは、なんと1株で1mの株幅に生長します。だから、小さい花苗を何個も購入するより、ずっとコストパフォーマンスがいいんです。 剪定をしなくてもよく枝分かれしてキレイな草姿にまとまり、セルフクリーニング(花が咲き終わったら自然に落ちる)で、お手入れも簡単!晩春から秋まで長い間ボリューム満点のたくさんの花を咲かせます。
こちらは5月に鉢サイズ約36cm(12号鉢)に植えつけた、8月の様子です。
美しい黒色の蕾と茎は、開花前から鑑賞を楽しめます。 開花前は蕾が垂れていますが、開花をすると立ちます。切り取らないようにしてくださいね。
ロックンロールの名前の由来
このスーパーサルビアが誕生したのは、伝説のロックアーティスト「プリンス」が亡くなったばかりの時です。サルビアの花は試験中のガーデンで、楽譜のような茎にたくさんの音譜が張り巡らせられ、風で揺れ音楽を奏でているようでした。誰も忘れることができないロックの象徴的なアーティストのインスピレーションを受け、このスーパーサルビア ロックンロールは生まれました。
品種情報
トゥルーブルー
夏のお庭を爽やかに彩る濃い青色とブラックステムが美しいサルビアです。
品種名のトゥルーブルーは、日本のロック界を牽引したロックバンドの曲から名付けられました。
曲の印象とは裏腹に「TRUE BLUE」には「忠実」「誠実」といった意味があり、皆さんにとって大切な青い花の1つになれたら…という想いが込められています。
ディープパープル
深みのある紫色のガクと明るい紫色の花穂のグラデーションが美しい印象のサルビアです。
品種名のディープパープルは、1967年に結成されたイングランド出身のハードロック・バンドのバンド名から名付けられました。ロック界を代表する偉大なバンド名の名に劣らない印象的な紫色の世界を奏でます。
スーパーサルビア ロックンロール ディープパープルは、2024年にリニューアルされ、よりまとまりある草姿に改良され、ひと回りコンパクトになりました。
ブルーティアーズ
深みのある青色のガクと明るい水色の花穂のグラデーションが美しい印象のサルビアで、2021年にデビューしました。
品種名のブルーティアーズは、JUDY AND MARYの2ndシングルのタイトルでもあります。繊細な水色を、甘く切ない恋の象徴「ブルーティアーズ(青い涙)」と表現しています。
ピンクスパイダー
審査講評
花色と海老茶色の苞のコントラストが美しい。連続開花性に優れ、9月中旬でも花つきに陰りが見えないが、花色が濃くなりピンク色の印象がやや減った。コンパクトながらよく分枝するうえ、株が密に茂り過ぎず動きがあり、花の高さが揃うのがよい。デザインがしやすそうで、花壇の植栽に勧めたい。力強い葉色と花色の対比も好印象。
深みのあるピンク色のガクと明るいピンク色の花穂のグラデーションが美しい印象のサルビアです。
品種名のピンクスパイダーは、日本のミュージシャンhideのソロ9枚目のシングルより名付けられました。「失敗と挫折…そこからの再生」が歌われたピンクスパイダー(桃色の蜘蛛)は、いくつもの厳しい試験を乗り越えた証になります。
ピンクスパイダーは、ブルーティアーズと比べて少しだけコンパクトになります。
大きな株がお庭を彩ってくれます
dahliaさんのお庭です。スーパーサルビア ロックンロール ピンクスパイダーが大きく育って、花壇が元気に彩られています。
スーパーサルビアのバリエーション
ポリネーター(花粉媒介者)を守ります
ポリネーター(花粉媒介者)とは、蜜蜂や蝶などの昆虫類や鳥など植物の花粉を媒介し受粉させる生き物のことです。
ポリネーター(花粉媒介者)は生態系の基盤となる多くの植物にとって必要不可欠な存在で、食料や健康を支える農業においてもなくてはならない生き物ですが、近年世界的にその数が激減し、減少し続けていることが問題になっています。
スーパーサルビア ロックンロールは蜜蜂や蝶が好むお花です。スーパーサルビア ロックンロールを育てることで、ポリネーター(花粉媒介者)たちの生命をつなぐ地球に優しいガーデニングを実現することができます。