PWガーデン(PWディスプレイガーデン)

PWガーデン(PWディスプレイガーデン)にたくさん置かれている大きな鉢は、ドットプランターと呼ばれる水やり頻度を劇的に減らしてくれる底面給水型の鉢になります。サイズは、直径60cm×高さ64cmと直径40cm×高さ47cmの2サイズがあり、PWガーデン(PWディスプレイガーデン)用に「PW」ロゴを印字しています。

このプランターのすごい点は、水やり頻度の間隔を長くするだけでなく、希釈した液体肥料も混ぜておくことで肥料やりも不要になります。さらには底面給水で植物は育つので、地上部は乾いた状態を保ち蒸れを防ぐことができます。

鉢の縁の天井にドットプランターに入っている水の量を表示するインジケーターが付いています。インジケーターの表面が天辺まで青色になっている時は、十分に水が入っている状態になります。

逆にこのようにインジケーターが天辺まで届いていない時は、水が徐々に減ってきているサインになります。

パーゴラの上に植物が乗っていることにお気づきでしょうか。これらの植物は希釈した液体肥料を含む自動潅水システムを利用して育てています。

「そんな大がかりな仕組み、参考にはできないわ」と感じる方もみえるかと思いますが、この自動潅水システムは、プロに施工を任せたのではなく、普段は事務や営業をしている社員（一般的なガーデナー）が作成したものになります。私たちが実際に手を動かして作成したことで、一般のご家庭でも施工可能だと自信をもって提案ができるようになりました。

よく見ると、パーゴラの骨格に沿って自動潅水用のチューブを見つけることができますよ。

そして、PWガーデン(PWディスプレイガーデン)の随所にみられる水栓が2つセットで立っていることにお気づきでしょうか。1つが液肥用立水栓、1つが水用立水栓になります。液肥用立水栓は、蛇口をひねると希釈した液体肥料入りの水が出てくる仕組みになっています。人間にとってはまるで「蛇口をひねったらビール！」のような植物たちにとって夢の立水栓なんですよ。

水やりサポート資材「アクアセル」を活用して、土を使わずポットのまま育てるローメンテナンスなお庭づくりも試験しています。

アクアセルは、水やりが楽になるだけでなく、土壌改良が大変な場所や土を運ぶのが大変な場所でも、ポット内の土以外は新たに土を使うことなく植物を楽しむことができる園芸資材になります。私たちがやるべきは、アクアセルが湿った状態を保つことのみです。それだけでポットを乗せてから約1か月経過するとこれだけ生長しました。蒸散作用で涼しく感じるのも体感いただけます。

2022年秋にペレニアル(宿根草・多年草)やシュラブ(低木)の植栽が始まりました。10月植えつけ直後の様子です。

春が始まると、花苗やカラーリーフが活躍を始めます。

GWを超え春も暖かくなってくると、ペレニアル(宿根草・多年草)が徐々に存在感を発揮してきます。

アジサイが主役になる6月には、シュラブ(低木)やペレニアル(宿根草・多年草)や花苗たちが開花し始め、ガーデンも華やかになってきましたよ。

夏には、株も充実して、花壇を覆いつくすように咲いています。

冬の花とされるスウィートアリッサムの進化系スーパーアリッサムがこの暑さの中でも咲いている姿に驚かれる方がたくさんみえるようです。スーパーアリッサムは、夏は花数は少なくなりますがリーフとして楽しんでくださいね♪

冬のガーデンでは、休眠・落葉期のシュラブ(低木)やペレニアル(宿根草・多年草)の様子を観察できます。パッと見枯れてしまっているように見えますが、根はたくましく生きているんですよ。皆さんもその様子を見て、安心して育てていただけると幸いです。

そして、寒い冬を乗り越えた植物たちが、3月頃に新芽が芽吹かせる姿は、皆さんに感動を与えます。植物たちが強くたくましく生きていることを実感していただけることでしょう。

春になると花壇はたくさんの花で華やいできます。

ガーデン全体像です。ガーデンの両脇は、まだまだ植えつけてから半年程度の小さな苗木たちばかりではありますが、メインゲートは春から花が咲く花苗たちがガーデンを彩ってくれています。スーパーチュニアだけでも15品種以上、スーパーベルだけでも15品種以上を植えており、数々のPWの植物をお楽しみいただけます。

社屋のすぐ北側に設けられたアジサイなどのシュラブ(低木)をメインとするスペースも、開花にむけてたくさんの花芽をつけ始めます。

6～7月のガーデンは、アジサイ祭りです。6月はPWアナベル(アメリカあじさい)やヤマアジサイたちが、少し遅れて7月からはノリウツギたちがたくさんの花を咲かせます。

「見てみて！きれいに咲いたでしょ♪」みんなが誇らしげに咲く姿を、是非お楽しみください。

年々最高気温が記録を更新し、線状降水帯などの強い雨が繰り返し降るような気候へと激変していく中で、PWガーデン(PWディスプレイガーデン)ではPWの夏の花たちの強健さを改めて実感することができます。豪雨の直後は傷んでいることもありますが、回復力の早さを是非皆さんの目で確認してみてください。

夏のお花の代名詞ヒメヒマワリのヘリオプシス サマーパレットやルドベキア アーバンサファリも、夏に見頃を迎えます。「何株ですか。」とよくお問い合わせを受けるのですが、これで2株になりますよ。冬越しをしたペレニアル(宿根草・多年草)は、年々驚きのボリュームに生長します。

花は大きいのに株のまとまりが優れている地植えのペレニアル(宿根草・多年草)にも注目です。大雨の後でも、なかなか倒れたり株が乱れることがありません。

ペレニアル(宿根草・多年草)であるベロニカ ウィザーディング ホワイトワンズも真夏でも休むことなく花を咲かせ続けてくれています。

さすがのエボルブルス ブルーラグーン、真夏も満開を魅せてくれますよ。

植えつけから一年経過したPWガーデンの秋は、スーパーアリッサムの雲海を展望できます。

秋色カラーに変化したノリウツギも、どうぞお見逃しなく！