サルスベリとは
猿もその木から滑ってしまうぐらい樹皮が滑らかなことから名づけられたサルスベリ。夏の花の少ない時期にお庭を彩ってくれるありがたい庭木で、シンボルツリーや誕生・引越・結婚の記念樹として人気です。
サルスベリ センターステージとは
サルスベリ センターステージは、黒葉が美しいサルスベリです。
耐病性に優れており、ブラックリーフと鮮やかな花色とのコントラストが目を引きます。花や葉はもちろん、美しい樹皮と秋の紅葉も見逃せません。複数茎または単茎で育てられます。耐えることができる最低温度は、ー15℃と耐寒性に優れていますが、耐暑性にも強く日本の猛暑の中でも美しく花を咲かせます。
栽培カレンダー
※関東地方以西低地基準になります。地域やその年の気候、生育状態により、開花期やお手入れの適期などは変わります。栽培カレンダーは目安としてください。
サルスベリの育て方
サルスベリの日当たり・置き場所
サルスベリは、1日中日光がよくあたる場所で育ててください。特に土質は選ばずどんな土壌でも育てることができます。
多少の半日陰でも花を楽しむことができますが、花をたくさん楽しむにはできたら1日6時間以上日があたる場所で育てることをおすすめします。耐暑性に優れているので、真夏でも直射日光下で花が咲きます。
サルスベリの植えつけ
買ってきた苗(15㎝PWポット苗やベビー苗)は、真夏と真冬を除いて周年植えつけ可能です。春と秋の植えつけ適期以外は根を傷めないように十分注意してください。
鉢植えの場合
初めはふた回り大きな鉢に植えつけ、根が張ってきたら30㎝前後の鉢に植え替えましょう。マグアンプKの中粒(効き目1年)か大粒(効き目2年)を、予め元肥として培養土に混ぜておきます。他は一般的な花苗と植えつけ方法は変わりません。
地植えの場合
以下を参考にして植えつけをしてみてください。
サルスベリの水のあげ方
地植えの場合
根が張れば特に水をあげる必要はありませんが、植えつけてから1年程度は土が乾いていたら水やりをするようにしてください。植えつけてから1年以上経っている場合は、夏に土が乾いているようであれば適宜水をあげてください。
鉢植えの場合
土の表面が乾いたら、たっぷり水をあげてください。目安として春、秋は1日1回。夏は水枯れしないように1日2回程度、最低でも1日1回はあげてください。真夏は特に水切れに注意します。
鉢の土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりとあげてください。
サルスベリの肥料のやり方
植えつけ時に元肥を施し、年2回1~3月と花が咲き終わった後に肥料をあげてください。
花が咲き終わった後にあげるお礼肥(おれいごえ)は、新芽を生長させるためのものです。1~3月にあげる寒肥(かんごえ)は、翌年の花を立派に咲かせるためのもので花の生長の決め手となる重要な肥料です。寒肥には、緩効性の有機肥料をあげましょう。
サルスベリの病害虫の予防と対策
病気
葉がたくさん茂り蒸れると、うどんこ病に感染することがあります。葉が白く粉がついているような状態になったらうどんこ病の可能性があります。うどんこ病にかかった葉はすぐに取り去りましょう。また、枝をすきこんで剪定をし風通しをよくしてください。
害虫
サルスベリ フクロカイガラムシが発生する可能性があります。植えつけ時に害虫防除のために殺虫剤を撒き、害虫の発生状況により市販のスプレータイプの殺虫剤または粒剤を使用してください。
サルスベリの剪定
夏に一回満開を終えた花は、花茎を剪定すると再び開花します。枝が混みあってきたら風通しを良くするために細い枝をすく透かし剪定をしてください。
サルスベリは、冬の落葉する休眠期に伸びた枝を切り戻し、樹形を整えます。翌年伸びた枝に花芽をつける新枝咲きのシュラブ(低木)なので、剪定位置を気にする必要がありません。
コンパクトに育てたい場合は、幹を残して強剪定をすることも可能です。強剪定をすると、翌年大きな房で開花します。
弱剪定をすると、細かい枝が多く出て小さな房がたくさん開花します。
サルスベリの夏越し
サルスベリ センターステージの耐暑性レベルは、★★★★★です。西日対策や切り戻しといった特別なお手入れをしなくても、水やりなどのお手入れだけできれいに夏越し可能な夏最強のPWです。
サルスベリの冬越し
サルスベリ センターステージが耐えることができる最低温度は、目安として約ー15℃です。
日本全国ほとんどの地域でそのまま屋外で冬越し可能です。
冬になると地上部を枯らしますが、根は生きています。春の芽吹きを楽しみにして待ちましょう。
サルスベリの植え替え
鉢植えの場合
鉢植えで育てているサルスベリは2年に一度は植え替えすることをおすすめします。休眠期にふた回りほど大きな鉢や地植えに植え替えるようにしてください。
植え替えは、葉を落とした後の休眠期に行います。関東以西の暖地では、落葉して休眠期に入る11月下旬から翌年の3月頃までが植え替え時期です。寒冷地では、寒さで株が傷まないように、11月下旬から翌年の立春(2月上旬)までに植え替えをするといいでしょう。
鉢増しすることが難しい場合は、以下の植え替え方法を参考にして来年も同じ鉢サイズでお楽しみください。
地植えの場合
地植えの場合は、植え替えの必要はありません。
開花期:夏~秋
タイプ:落葉性
タイプ:新枝咲き
剪定期:花後~落葉・休眠期
最低温度:約-15℃
耐寒性ゾーン:7a~
樹高:180~350cm
樹幅:約250cm
置き場所:日なた
★★★★★