猛暑日が続く最近の日本の夏は、人にとっても植物にとっても過酷になってきました。暑さに強いだけでなく、お庭に出る回数や時間を極力少なくできる手間いらずな植物を選ぶことも、夏のガーデニングを上手に乗り切るためのテクニックになります。

ここでは、夏の暑さに強いだけでなく夏のお手入れがとことん簡単な頑張らないガーデニングにきっと役立つお花の数々をご紹介します。ガーデニング初心者の方もにも育てやすいお花ばかりなので、是非参考にしてみてください。

頑張らないガーデニングのポイント

花がら摘みが不要な花を選ぶ

水やりだけでも汗だくになるような季節は、真夏の花がら摘みはかなり大変な作業になります。そんな手間を少しでも減らすために、花がら摘みが不要な花を選ぶのが快適なガーデニングのためのひとつの方法です。ラベルに「セルフクリーニング」と書いてある品種は、花がらが自然に落ちるので、花がらを摘むお手入れが必要ありません。

花がらが落ちなくても、摘まなくても花がらが目立たないスーパーチュニアなどの品種もおすすめです。

蒸れに強い花を選ぶ

あふれ咲きペチュニアブルーベリージャム

最近は、ゲリラ豪雨などの強い雨で、一気に花壇が駄目になってしまったという嘆きの声を聞くことがよくあります。雨や蒸れに強いお花を選ぶことが夏のガーデニング成功の秘訣として、重要な要素になってきました。

雨に強く、たとえ雨に濡れたとしても回復が早いお花を上手に選んで、お手入れが簡単なガーデニングにしてみてください。

病害虫に強い花を選ぶ

ユーフォルビアホワイトガーデン

ガーデニング初心者の方にとって、一番の悩みと思われるのが病気や害虫です。ガーデニングを続けると、同じ環境で育てていても「この花はすぐに病気や害虫でやられるけど、この花は全然大丈夫!」と気づくことがあると思います。気づいたら病気や害虫だらけなんてことにならないように、病害虫に強い花を選ぶことが、春夏秋冬問わずお手入れが簡単なガーデニングの最善策になります。

カラーリーフを取り入れる

ガーデンカラジウムカリビアンコーラル

またカラーリーフをたくさん取り入れるのも、夏のガーデニングのお手入れを楽にする方法になります。最近は、お花のように彩り豊かなカラーリーフが出てきています。ガーデンカラジウム ハートトゥハートなどのカラフルなカラーリーフを取り入れると、頑張らないガーデニングと花のように明るいガーデニングの両方を実現可能にします。

夏のガーデニングを楽にする花

真夏でもきれいなお庭を楽しむには、できるだけお手入れが簡単で暑さや直射日光に強い品種を選ぶのがポイントです。夏のベランダなどの過酷な暑さでもきっと耐えうる耐暑性に優れており、手間いらずなお花ばかりをご紹介します。

スーパートレニア カタリーナ

分類:アゼトウガラシ科ツルウリクサ属
学名:Torenia hybrid
花言葉:「ひらめき」「愛嬌」

スーパートレニアカタリーナは、強健な性質で次々と花を咲かせるお手入れの手間のかからないハイブリッドトレニアです。透明感のあるピンクリバー、ブルーリバー、青みがかったアイスリバーの3色が揃っています。花がらが目立たない品種で花がら摘みが不要です。

ユーフォルビア ダイヤモンドフロスト

分類:トウダイグサ科ニシキソウ属
学名:Chamaesyce hybrid
花言葉:「明るく照らして」「控えめ」

ユーフォルビア ダイアモンドスターからさらに生育旺盛に品種改良されたユーフォルビア ダイアモンドスノー。夏の暑い時期でも白い小花が途切れることなくふんわりと株一面に咲きます。そのうえピンチや花がら摘みなどの手間もほとんどかからず、常にきれいな状態を楽しめます。花がらが目立たない品種で花がら摘みが不要です。

スーパーサルビア ロックンロール

分類:シソ科サルビア属
学名:Salvia hybrid
花言葉:「尊敬」「知恵」

セルフクリーニングでお手入れ簡単、グリーンとしても美しいスーパーサルビア ロックンロール。真夏の直射日光の下でも次々と花を咲かせ、初冬まで咲き続けるハイブリッドサルビアです。爽やかなブルーや濃いパープル、濃いピンクの花色が揃っています。セルフクリーニングで花がら摘みが不要です。

へリオトロープ ブライドパール

分類:ムラサキ科キダチルリソウ属
学名:Heliotropium ovalifolium
花言葉:「献身的な愛」「夢中」

たくさんの小花が枝垂れ咲くヘリオトロープ ブライドパール。新緑の葉とパールが散りばめられたような小花がナチュラルな雰囲気を醸し出します。繊細そうな印象ですが、実は耐暑性に優れとても丈夫。炎天下でも春から秋まで咲き続けます。花がらが目立たない品種で花がら摘みが不要です。

メカルドニア ゴールドダスト

分類:オオバコ科メカルドニア属
学名:Mecardonia hybrid
花言葉:「思い続ける」

梅雨や暑さ、病気にも強く、夏の庭を明るい黄色い花で彩ってくれるメカルドニア ゴールドダスト。生育旺盛で鉢植えやグランドカバーにもおすすめです。花がらが目立たない品種で花がら摘みが不要です。

ガーデンカラジウム ハートトゥハート

分類:サトイモ科カラジウム属
学名:Caladium hortulanum
花言葉:「歓び」「さわやかさ」

花ではありませんが、日なたや日陰、室内などどこでも楽しめるガーデンカラジウムハートトゥハート。ハート型で葉脈の色がポイントになったカラフルな葉が魅力的で、ラグジュアリーな空間づくりにも一役買ってくれます。少し背の高い鉢に植えるとおしゃれな雰囲気を楽しめます。リーフなので花がら摘みの手間いらずになります。

他にも8月でも花が咲く夏最強のPWはこちらを参考にしてみてくださいね。

まとめ

暑い夏を乗り切るためには、品種選びだけでなく、植物が心地よく過ごせる環境を整えてあげることも大切です。熱中症になりやすい時期だからこそ、お庭のお手入れも最小限で済むように、いろいろなアイディアを取り入れてみてくださいね。

PWは植物を通じて、一人でも多くの皆さまに笑顔をお届けできるよう日々改良を続けています。届けたいのは育つよろこび…それが私たちPWの想いです。

また、頑張らないガーデニングの解決策の1つとして、サスティナブルガーデンにも取り組んでいます。気になる方はこちらも参考にしてみてください。