分類:ズイナ科ズイナ属
学名:Itea virginica
栽培環境や植物の状態によっては、実際の花や葉色が異なる場合があります。
開花期:晩春~初夏
タイプ:落葉性
タイプ:旧枝咲き
剪定期:原則不要
最低温度:約-25℃
耐寒性ゾーン:5b~
樹高:60~90cm
樹幅:60~90cm
置き場所:日なた、半日陰、日陰
★★★★★
ポリネーター
フレンドリー
イテアとは
イテアは、北米原産の落葉低木で、コバノズイナ(小葉の髄菜)やアメリカズイナ(アメリカ髄菜)とも呼ばれており、日本でも広く栽培されています。晩春から初夏には5~15cmの花穂をたくさん咲かせます。
イテアスノーフィズとは
イテアは花穂の重みで枝垂れ咲くのが一般的ですが、イテア スノーフィズは花茎が丈夫で、天に向かって花穂を伸ばします。濃い緑色の葉も厚みがあり丈夫で、病害虫の心配もほとんどありません。
耐陰性に優れており、半日陰や日陰でも花穂をつけます。リーフばかりになりがちな北のお庭やシェードガーデンで重宝される、ありがたい低木(シュラブ)です。
開花期には、花序に、数えきれないほどの白い小花が密集して咲きます。
紅葉も楽しめます
秋が深まると、イテア スノーフィズも紅葉を始めます。ブロンズレッドに染まった葉は、暖かい冬の陽だまりの中で輝いて見えます。
落葉樹のイテアですが、関東以西の暖地であればある程度葉を残して冬を越えます。こちらは2月の愛知県での様子です。何度か積雪もあった寒さが厳しい冬でしたが、葉の数は少なくなるものの全ての葉を落とすことはありませんでした。
イテア スノーフィズの一年
愛知県で育てたイテア スノーフィズの一年の様子です。
ポリネーター(花粉媒介者)を守ります
ポリネーター(花粉媒介者)とは、蜜蜂や蝶などの昆虫類や鳥など植物の花粉を媒介し受粉させる生き物のことです。
ポリネーター(花粉媒介者)は生態系の基盤となる多くの植物にとって必要不可欠な存在で、食料や健康を支える農業においてもなくてはならない生き物ですが、近年世界的にその数が激減し、減少し続けていることが問題になっています。
イテア スノーフィズは、蜜蜂に人気がある花木です。イテア スノーフィズを育てることで、ポリネーター(花粉媒介者)たちの生命をつなぐ地球に優しいガーデニングを実現することができます。