サルスベリとは

猿もその木から滑ってしまうぐらい樹皮が滑らかなことから名づけられたサルスベリ。夏の花の少ない時期にお庭をいろどってくれるありがたい庭木で、シンボルツリーや誕生・引越・結婚の記念樹として人気です。

サルスベリ ブラックパールとは

サルスベリ ブラックパールは、光沢のある黒葉色と花色のコントラストが魅力的なサルスベリです。日当たりのよい場所で育てると花つきが良く、葉色もきれいに出ます。耐寒性が強く、約ー15℃まで耐えることができます。ここではそんなサルスベリ ブラックパールを上手に育てる育て方をご紹介します。

栽培カレンダー

サルスベリ栽培カレンダー

※関東地方以西低地基準になります。地域やその年の気候、生育状態により、開花期やお手入れの適期などは変わります。栽培カレンダーは目安としてください。

ベビー苗について

サルスベリブラックパールベビー会え

サルスベリは、植えつけ初年度に育てて翌年以降に花を楽しめるベビーサイズの苗木「ベビー苗」の販売もしています。ベビー苗は、その年は花が咲かない場合がありますが、冬越しをすると翌年花を咲かせます。

晩秋に休眠期に入った時に「花が咲かないまま枯れてしまったわ」と廃棄しないようにしてくださいね。

※落葉樹ですので秋冬出荷の場合は葉色が変わっている場合や、落葉し地上部は枝のみの場合がございますが、品質には問題ございません。

サルスベリ ブラックパールの育て方

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わたしがご案内!
準備するもの
土の選び方

培養土

特に土質は選びません。

肥料のあげ方

肥料

1~3月に寒肥と、花後には肥料をあげてください。

ガーデニングあると便利な道具

その他道具

スコップ、水やり道具、ガーデングローブ(軍手)、ハサミなどがあると便利です。

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咲かせてね!
サルスベリの管理方法

日当たり・置き場所

サルスベリ ブラックパールは、1日中日光がよくあたる場所で育ててください。特に土質は選ばずどんな土壌でも育てることができます。

植えつけ

買ってきた苗(15㎝PWポット苗やベビー苗)は、真夏と真冬を除いて周年植えつけ可能です。春と秋の植えつけ適期以外は根を傷めないように十分注意してください。

鉢植えの場合

初めは二回り大きな鉢に植えつけ、根が張ってきたら30㎝前後の鉢に植え替えましょう。マグアンプKの中粒(効き目1年)か大粒(効き目2年)を、予め元肥として培養土に混ぜておきます。他は一般的な花苗と植えつけ方法は変わりません。以下を参考にして植えつけをしてみてください。

根が張ってくると、地上部が大きくなり、鉢底穴から根が見えたり水が乾きやすくなる症状がみられます。
地植えの場合

以下を参考にして植えつけをしてみてください。

水のあげ方

地植えの場合

根が張れば特に水をあげる必要はありませんが、植えつけてから1年程度は土が乾いていたら水やりをするようにしてください。植えつけてから1年以上経っている場合は、夏に土が乾いているようであれば適宜水をあげてください。

鉢植えの場合

土の表面が乾いたら、たっぷり水をあげてください。目安として春、秋は1日1回。夏は水枯れしないように1日2回程度、最低でも1日1回はあげてください。真夏は特に水切れに注意します。
鉢の土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりとあげてください。

肥料のやり方

植えつけ時に元肥を施し、年2回1~3月と花が咲き終わった後に肥料をあげてください。

1~3月にあげる寒肥(かんごえ)は、翌年の花を立派に咲かせるためのもので花の生長の決め手となる重要な肥料です。寒肥には、緩効性の有機肥料をあげましょう。

花が咲き終わった後にあげるお礼肥(おれいごえ)は、新芽を生長させるためのものです。

病害虫の予防と対策

病気

葉がたくさん茂り蒸れると、うどんこ病に感染することがあります。葉が白く粉がついているような状態になったらうどんこ病の可能性があります。うどんこ病にかかった葉はすぐに取り去りましょう。また、枝をすきこんで剪定をし風通しをよくしてください。

害虫

サルスベリ フクロカイガラムシが発生する可能性があります。植えつけ時に害虫防除のためにオルトラン粒剤等の殺虫剤を撒き、害虫の発生状況により市販のスプレータイプの殺虫剤または粒剤を使用してください。

剪定

咲き終わった花は切り戻すと再び開花します。枝が混みあってきたら風通しを良くするために細い枝をすく透かし剪定をしてください。

サルスベリは、落葉する冬の休眠期に伸びた枝を切り戻し樹形を整えます。強剪定をすると、翌年大きな房で開花します。弱剪定をすると、細かい枝が多く出て小さな房がたくさん開花します。

植え替え

鉢植えの場合

鉢植えで育てているサルスベリは2年に一度は植え替えすることをおすすめします。休眠期に二回りほど大きな鉢や地植えに植え替えるようにしてください。

植え替えは、葉を落とした後の休眠期に行います。関東以西の暖地では、落葉して休眠期に入る11月下旬から翌年の3月頃までが植え替え時期です。寒冷地では、寒さで株が傷まないように、11月下旬から翌年の立春(2月上旬)までに植え替えをするといいでしょう。

鉢増しすることが難しい場合は、以下の植え替え方法を参考にして来年も同じ鉢サイズでお楽しみください。

地植えの場合


地植えの場合は、植え替えの必要はありません。

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ここがポイント!
冬から早春に樹形を整える剪定をしてくださいね

管理情報

開花期:夏~秋

タイプ:落葉性

最低温度:約-15℃

置き場所:日なた

土壌:水はけのよい土

樹高

樹高:150~200cm

植栽距離

樹幅:150~200cm

花壇

主な用途:鉢植え/プランター、地植え

剪定期:花後と落葉・休眠期

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