カレンデュラ(キンセンカ)とは
キンセンカやポットマリーゴールドの名前でも知られているカレンデュラは、一般的には冬から春にかけて、黄色やオレンジ色の花が咲くキク科のお花です。病害虫に強く育てやすいので、ガーデニング初心者の方にもおすすめです。また、次々と花が咲くので切り花としても人気があります。
カレンデュラ パワーデイジーとは
一年中お花が咲けばいいのに…そんな夢を叶えるのがハイブリッドカレンデュラのカレンデュラ パワーデイジーです。耐寒性と耐暑性ともに優れており、春夏秋冬途切れることなく花が咲き続けます。カレンデュラの大敵でもあるうどんこ病に強く、1株になんと100輪以上の花を同時に咲かせます。
カレンデュラ パワーデイジーはその優れた性質で、2016年にRHSチェルシーフラワーショーでの専門家による審査で「将来に渡り大きな影響をあげる品種」として、また2017年にRHSウィズレーガーデンにおいても「春から冬にかけての長期間の審査で優れたパフォーマンス」として世界に評価されました。ここでは、そんなカレンデュラ パワーデイジーを上手に育てる育て方をご紹介します。
栽培カレンダー
※関東地方以西低地基準になります。地域やその年の気候、生育状態により、開花期やお手入れの適期などは変わります。栽培カレンダーは目安としてください。真夏・真冬は花が休むことがあります。
カレンデュラ パワーデイジーの育て方
カレンデュラ(キンセンカ)の植えつけ
カレンデュラ(キンセンカ)は、直根性の植物です。直根性の植物は、真っすぐ根が伸びる性質があり、その根を痛めると植物にダメージを与えてしまいます。ポット苗から抜いた苗は根を触らないようにして鉢に植えつけましょう。
植えつけ時に元肥を十分に施し、害虫防除のために殺虫剤を撒いておきましょう。買ってきた花苗(9~10.5㎝ポット苗)は初めはふた回り大きな15㎝~20㎝位の鉢に植えつけ、根が張ってきたら30㎝前後の鉢に植え替えましょう。
とても生育旺盛なので、植え替えに自信がない場合は、買ってきた花苗(9~10.5cmポット苗)を初めから30cm前後のサイズの鉢に植えても育てることができます。土の表面が乾いたら、たっぷり水をあげるようにして、水のあげ過ぎに注意して育ててください。
カレンデュラ(キンセンカ)の日当たり・置き場所
水はけのよい1日中日光がよくあたる場所で育ててください。1日6時間以上日光があたる場所で育ててください。カレンデュラ パワーデイジーは、日当たりさえ気をつければ地植えであれば放っておいても長い間咲き続けるぐらいの大変育てやすいお花です。最低温度は目安としてー15℃と耐寒性があり、日本のほとんどの地域で屋外で冬越し可能です。
カレンデュラ(キンセンカ)の水のあげ方
鉢植えの場合
カレンデュラ パワーデイジーは乾燥に強い品種です。鉢の土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水をあげてください。過湿を苦手とするので、根腐れを防ぐためにも水はけのよい土で育ててください。
地植えの場合
根が張れば、水やりはほとんど不要です。
カレンデュラ(キンセンカ)の肥料のやり方
鉢植えの場合
植えつけ時に元肥を施し、4月~10月の生育期には液肥(1,000~2,000倍)を1ヵ月に1回程度あげてください。
地植えの場合
植えつけ時に元肥を施せば、追い肥はほとんど不要です。
カレンデュラ(キンセンカ)の病害虫の予防と対策
植えつけ時に害虫防除のために殺虫剤を撒き、害虫の発生状況により市販のスプレータイプの殺虫剤または粒剤を使用してください。
病気
ほとんど心配いりません。カレンデュラ パワーデイジーは、カレンデュラの大敵でもあるうどんこ病に強く改良されています。
害虫
害虫の心配はほとんどありませんが、アブラムシが発生することがあります。アブラムシの主な繁殖期は4~6月と9~10月です。アブラムシは、単為生殖で、雌が1匹いれば増え続けることができる害虫です。アブラムシを見かけたら、たくさんついてしまった部分は切り落とし、残ったアブラムシが再繁殖する前にアブラムシに効果がある薬剤を散布してください。
カレンデュラ(キンセンカ)の切り戻し・花がら摘み
特にお手入れは不要です。咲き終わった花を切り取ると、キレイな株姿を保てます。
カレンデュラ(キンセンカ)の冬越し
カレンデュラ パワーデイジーが耐えることができる最低温度は、目安としてー15℃です。関東以西の暖地であれば、そのまま屋外で冬越し可能です。
冬越ししたカレンデュラ パワーデイジーは、さらにたくさんの花を咲かせます。
水やり:ふつう
置き場所:日なた
草丈:約40cm
株幅:約40cm
肥料:ふつう
用途:プランター/鉢植え、花壇、ハンギング
ポリネーター
フレンドリー
★★☆☆☆
カレンデュラ(キンセンカ)のよくあるご質問
- 1株で100輪もの花を咲かせるとのことですが、こちらの見本鉢は1株ですか。
写真は、切り戻しをし数年育てた株になります。早くこのボリュームを出したい場合は数株同時に植えることをおすすめしますが、じっくり育てたい方は1株でこのボリュームに育てることもできます。