- 基本情報
- 育て方
エリシマムとは
エリシマムは英語で「ウォールフラワー」と呼ばれ、城壁の石と石の間から鮮やかな花を咲かせる強いお花です。赤や紫、黄色やオレンジ色の華やかな花を咲かせます。
エリシマム スプリングパーティーとは

エリシマム スプリングパーティーは、光の強さで花色が変化する華やかなエリシマムです。一般的なエリシマムに比べてひと回り花が大きく、イエローとアプリコットとピンクの花色がグラデーションで楽しめ、アンティークカラーの中に明るいイエローがひと際目を引き、春の花壇を華やかに彩ってくれます。
冬花壇から夏花壇の植え替えをする過程で、バイカラー(複合色)のエリシマム スプリングパーティーはテーマカラーを繋げて調和をはかる優れものです。ここでは、そんなエリシマム スプリングパーティーを上手に育てる育て方をご紹介します。
エリシマム スプリングパーティーの育て方


草花用培養土
排水性のよい土を選びます。病気や害虫を避けるため、新しい土のご使用をおすすめします。

肥料
生育期である春と秋には緩効性の置き肥を1ヵ月に1回程度、液肥(1,000~2,000倍)を1~2週間に1回程度あげてください。

鉢
30cm前後の鉢がおすすめです。鉢底網を敷いてください。(地植えの場合は不要です。)

その他道具
スコップ、水やり道具、ガーデングローブ(軍手)、ハサミなどがあると便利です。

日当たり・置き場所
エリシマム スプリングパーティーは、水はけのよい1日中日光がよくあたる場所もしくは午前中に日光がよくあたり午後は木陰のような日陰になる場所に置いて(植えて)ください。1日2~3時間以上日光があたる風通しがよい場所が適しています。
エリシマム スプリングパーティーは、翌年花をつけるために冬は低温にあてる必要があります。
水のあげ方
鉢植えの場合
鉢の土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水をあげてください。
地植えの場合
ほとんど不要です。真夏に日照りが続き、土が乾いている様子であれば水をあげましょう。
肥料のやり方
生育期である春と秋には緩効性の置き肥を1ヵ月に1回程度、液肥(1,000~2,000倍)を1~2週間に1回程度あげてください。
病害虫の予防と対策
植えつけ時にオルトラン等の粒剤を撒き、害虫の発生状況により市販のスプレータイプの殺虫剤または粒剤を使用してください。
病気
ほとんど病気の心配はいりませんが、風通しが悪いと灰色かび病にかかることがあります。花がらを取り除いて清潔な状態を保つようにしてください。また水はけが悪いジメジメした土では根腐れしやすくなります。水はけよく育ててください。
害虫
アブラムシの繁殖期である4~6月と9~10月にアブラムシが発生することがあります。アブラムシがたくさんついてしまった部分は切り落とし、アブラムシに効く薬剤を散布してください。
切り戻し・花がら摘み

ぎゅっと締まったエリシマム スプリングパーティーの株形が崩れて、枝が徒長してきたら切り戻しのタイミングです。

半分ぐらいの高さで切り戻します。すると脇芽が伸びて二番花が咲く場合があります。

切り戻したお花は、1株でもボリュームたっぷり。是非お部屋で飾ってその後もお楽しみください。
また、梅雨入り前にも株の半分程度まで切り戻しをして、清潔な状態で夏を迎えてください。
冬越し
翌年花をつけるために冬は寒さにあてますが、強い霜を避けて管理してください。

開花期は早春からとご紹介していますが、充実した株の場合、冬から花が咲くことがあります。霜や寒風で花が傷む可能性がありますので、夜は室内に入れるか、寒い日は軒下で管理するもしくは不織布やビニール袋(換気用に穴をあける)などをかけるなどをして防寒対策をしてください。
栽培カレンダー

※関東地方以西基準になります。


開花期:早春~初夏

耐性:半耐寒性/多年草

最低温度:約ー5℃

耐寒性ゾーン:9a~

水やり:すくなめ

置き場所:日なた、半日陰

草丈:40~50cm

株幅:約40cm

肥料:ふつう

用途:プランター/鉢植え、花壇
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よくあるご質問
本来春に咲くはずのエリシマム スプリングパーティーのような花が、写真のように冬越し中に咲くことはよくあります。切り取ってしまうと、その枝からは春に花が咲かなくなってしまいます。
寒さで花が傷まないように、軒下などで育てたり、夜はビニールで覆うなどの防寒対策をしてあげるといいですね。
購入できるお店
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