爽やかな雰囲気の青色は、季節を問わずとても人気がある花色です。早春の訪れを感じさせ、夏を涼し気に演出してくれ、春夏の花壇には欠かせない存在になります。

そこで今回は、ただ可愛らしいだけじゃない!丈夫で育てやすいおすすめの青い花18選を花言葉と一緒にご紹介します。また、そんな青い花の魅力をより際立たせるためのガーデニングのポイントも説明しているので是非参考にしてみてくださいね。

青い花の魅力

涼し気なイメージの青い花。青色には、心を落ち着けたり安らぎを感じる効果があり、お花の色としても人気があります。また、青色は開放感を演出する働きがあり、狭小スペースであるほど、青やその同系色を使用すると空間に広がりを感じることができます。

エボルブルスブルーラグーン

ただ、青い花と言っても、明度も彩度も幅広く色合いはさまざまあり、選ぶ花によってブルーガーデンの印象は大きく違います。

優しい雰囲気を持つ淡い水色の花は、ナチュラルガーデンにぴったりです。ピンクや赤、黄色など目立つ色ばかりだと色同士がけんかしてしまうこともありますが、青い花がそれを和らげてくれます。

一方、重厚感がある深い青い花は、落ち着いた雰囲気にしたいときにもおすすめです。紺色に近い濃い青色の花は、ガーデンの引き締め役としても優秀で、たくさんの花がつく品種を選べば、大人っぽいラグジュアリーな空間作りにもひと役買ってくれます。

青い花を演出するポイント

ここでは、青い花でよりセンス良くお庭を彩るためのガーデニングポイントをご紹介します。

白い花と合わせて

青い花 ブルーガーデン

青い花は白い花と相性抜群!組み合わせれば、より一層涼し気で爽やかな雰囲気に仕上がります。スーパーチュニアビスタ ミニブルースターアンゲロニアエンジェルフェイス ウェジッドブルーなど、白い斑入りの青い花などで間をつなげると花束のような調和のとれたお庭に仕上がります。

同系色(グリーンやイエローの花)と合わせて

青い花

ソフトブルー、イエロー、グリーンは、昔から愛されている典型的な同系色の組み合わせです。モノクロの配色よりも色の違いが大きくなりますが、コントラストはそれほど高くありません。お互いに調和がとれた寄せ植えや花壇になります。

同系色(紫色の花やピンクの花)と合わせて

青い花 ブルーガーデン

ラベンダーブルーのような青い花色なら、紫色の花やピンク色の花と組み合わせるとより魅力が引き出されます。上手に合わせるには同じ濃さの色合いでまとめるのがポイントです。濃い青色だったら鮮やかなピンク色と。淡い水色は淡いラベンダーカラーやパステルピンクと合わせることで、空気感が統一され一層広がりを感じます。

補色(オレンジ色の花)と合わせて

青い花補色

青い花の挿し色としておすすめなのが、補色のオレンジ色の花です。補色はカラーホイールの真反対側にある色になります。

ぱっと目を引く反対色との組み合わせは鮮やかなコントラストが魅力です。ガーデニングでは、青色に限ることなく補色と組み合わせて目を弾く花壇を作るのがテクニックの1つになります。

青い花だけで

ブルーガーデン 青い花

青い花の最大の特徴は、一面に咲いたネモフィラガーデンやラベンダー畑からも分かるようにそれだけでも十分素敵なガーデンに仕上がることです。ブルーガーデンは、見る人全ての人の心をリラックスさせてくれますよ。

おすすめの育てやすい青い花18選

ここでは、見た目が可愛いだけでない!強くて育てやすい青い花を植えつけ時期や開花期順にご紹介します。「青い花を今植えたい!」という方は植えつけ時期を参考にしながら、「青い花を長く楽しみたい」という方は開花期を参考にして、ご自身に一番合った青い花を探してみてくださいね。

また、青色は「冷たい」「涙」といったマイナスイメージを連想させることから、青い花を選ぶ時には花言葉も気になるものです。一緒に花言葉も紹介しているので花選びの参考にしてみてくださいね。

おすすめの青い花 植えつけ時期と開花期
ブルーガーデン 青い花

おすすめの育てやすい青い花

ミオソティス ミオマルク

花言葉は「私を忘れないで!」「真実の愛」

春早くから庭や寄せ植えを彩る可憐な青い花、ワスレナグサ。ミオソティス ミオマルクはその中でも大輪の花が咲くPWの品種です。シャービーな雰囲気の雑貨とも相性抜群!花壇の縁取りや寄せ植えにしてもかわいらしさが際立つ宿根草です。

カンパニュラ メリーベル

花言葉は「誠実」「感謝」

爽やかなブルーが幸せな雰囲気たっぷりのカンパニュラ メリーベル。一般品種よりも強健なので、カンパニュラは蒸れに弱くて育てにくい…と思っている方におすすめです。直射日光を避けて風通しの良い場所で育てましょう。何年も楽しむことができる宿根草です。

スーパーベナ アイストゥインクル

紫のバーベナの花言葉は「私はあなたに同情します」

ホワイト×ブルーの模様が人気のスーパーベナ アイストゥインクル。一般のバーベナは雨や暑さに弱いのですが、スーパーベナは梅雨や夏の暑さにも負けずに花を咲かせる品種です。春から晩秋まで花が楽しめます。

バーベナ メテオールシャワー

紫のバーベナの花言葉は「私はあなたに同情します」

草丈は50~70cmと高く、花茎の間にできる空間から風がそよそよと抜け、花壇での立体感のある植栽や高低差ある寄せ植えなどに大活躍します。花数、分枝ともに多く、淡いラベンダーブルーの花房が春から晩秋まで長く咲き続けます

エボルブルス ブルーラグーン

花言葉は「清涼感」「あふれる思い」

エボルブルス ブルーラグーンは通称アメリカンブルーの新品種。一般的なアメリカンブルーと比べてまだ気温が低い春先から花を楽しめるうえに、どんどん枝分かれして春から秋までたくさんの花を楽しめます。ぜひ、株一杯に咲く青色の花を楽しんでくださいね。春から秋まで長く咲きます。

ヘリオトロープ ブライドブルー

花言葉は「献身的な愛」「永遠の愛」

香りを楽しみたければヘリオトロープ ブライドブルーがおすすめ。暑さに強いので夏の間も花が途切れません。せっかくですからエントランスや窓の近くに置いてバニラのような甘い香りに癒されて過ごしてみてください。

スーパートレニア カタリーナ

花言葉は「ひらめき」「愛嬌」

春~秋まで長く花を楽しめるスーパートレニア カタリーナ。枝垂れるように広がるのでハンギングにも。雨や暑さにも強い強健種でつぎつぎと花をつけるのでお手入れいらず。すっきりとしたきれいなブルーの花を楽しめます。春から晩秋まで花が楽しめます。

スーパーサルビア ロックンロール

青いサルビアの花言葉は「尊敬」「知恵」

地植えにすると大きな株に育つスーパーサルビア ロックンロールは、大人っぽい紫色が落ち着いた雰囲気のサルビアです。自然に分枝してたくさんの花が咲き長く庭を彩ってくれるので、ハーブガーデンのポイントとして、あるいは一年草の背景として取り入れてみてください。春から晩秋まで花が咲きます

スーパーチュニア ビスタミニ ブルースター

青いペチュニアの花言葉は「ためらう気持ち」

スーパーチュニア ビスタミニ ブルースターは、ブルーの星形模様の花を株いっぱいに咲かせるペチュニアです。花サイズは3~4cm。育てやすさが評価され、日本フラワーオブザイヤー2016-2017最優秀賞 を受賞しました。春から晩秋まで花が咲きます

ローレンティア フィズアンドホップ

花言葉は「猛毒」「優しい知らせ」

繊細な雰囲気を持つ青い花が咲くローレンティア フィズアンドポップ。ラベンダーカラーのスカイブルーと、やや濃い目の青色のグローイングパープルがあります。こちらの品種は一般品種のイソトマよりも花びらが幅広で、春から秋まで花が楽しめます。そよそよと風にそよぐ青い花は見た目も涼し気で、ナチュラルガーデンにぴったり!

おすすめの青い花をもつペレニアル(宿根草・多年草)

ゲラニウム ブルームミー

花言葉は「変わらぬ愛」「陽気」

ゲラニウム(ゲラニューム)は、耐寒性が強いペレニアル(宿根草・多年草)です。基本的なお手入れだけで育てることができるため、ガーデニング初心者の方におすすめの手間がかからないお花です。ペレニアル(宿根草・多年草)と思えない花つきで、宿根草のイメージを覆しました。青紫色の花がたくさん咲き誇ります。

カンパニュラ マジェスティックブルー

花言葉は「感謝」「誠実」

カンパニュラ マジェスティックブルー は暑さに強く、生育旺盛なハイブリッドホタルブクロです。ベル形のホタルブクロには珍しい濃い青色の花が印象的です。一般的なホタルブクロが苦手な日なたでも育ちます。草丈がコンパクトで地下茎で横に這いながら年々株が広がっていきます。

ネペタ キャッツパジャマ

花言葉は「自由な愛」「無邪気」

ネペタ キャッツパジャマは、耐暑性に優れ春の終わりから秋にかけてラベンダーのような雰囲気の花を咲かせます。乾燥にも強く、地植えであれば根が張れば植えっぱなしでも育つ大変お手入れが簡単なお花で、病害虫の心配もほとんどありません。ラベンダーブルーの小花が、根元付近から枝先までたくさんの花を咲かせます。

ベロニカ ウィザーディング エバーアフターは、水色の穂状花序が濃い緑色の葉の上にたくさん咲き誇ります。ベロニカ ウィザーディングは、立ち性で穂状に尖った花を咲かせるベロニカです。濃い緑色の葉で、一般的なベロニカよりも耐病性に優れています。翌年の花を咲かせるために冬はしっかりと寒さにあてましょう。

おすすめの青い花をもつシュラブ(低木)

アジサイ レッツダンスリズミックブルー

青いアジサイの花言葉は「冷淡」「無情」

アメジストのような濃い青色の花は、見る人をハッとさせる程とても美しく印象的なアジサイで秋まで繰り返し咲きます。土壌pH(土壌酸度)によってピンク色から青色までたやすく花色が変化するので、植える場所によってさまざまな色合いを楽しむことができるのも魅力です。

ヤマアジサイ タイニータフスタッフ

青いアジサイの花言葉は「冷淡」「無情」

ヤマアジサイ タイニータフスタッフは、優しく上品な色合いの花が夏から秋にかけて繰り返し咲き、長い間楽しめるコンパクトタイプのアジサイです。花びらのように見える萼片(がくへん)が重なり二重になった花姿が優雅な印象で、咲き始めの澄んだ青色から優しいピンク色、最後には白色へと花色が変化します。

セイヨウニンジンボク ブルーディドレ

花言葉は「純愛」「才能」

ラベンダーブルーの青い花が咲くシュラブ(低木)、セイヨウニンジンボク ブルーディドレ。花の時期は春ではなく夏になりますが、コンパクトサイズなので多年草と合わせてボーダーガーデンなどで楽しむのがおすすめです。

おすすめの青い葉をもつシュラブ(低木)

シモツケ ダブルプレイ® ブルーカズー

花言葉は「はかなさ」「無駄」「無益」

シモツケ ダブルプレイ ブルーカズーは、青みがかったクールな葉と白花のコントラストが魅力的で、新芽の季節にはワイン色の葉や、秋の紅葉も楽しめます。春から冬にかけて新芽自体も赤、ピンク、紫、緑と季節を通じて色の変化を楽しむこともできます。綿毛のようなふわふわの白い花も魅力で、栽培も非常に簡単なシモツケです。

まとめ

選び方によって爽やかな雰囲気にも優しいロマンチックな雰囲気にもなる、魅力たっぷりの青い花。ここにあげた花はほんの一部で、PW(ピーダブリュー)には日本の酷暑にも強いスーパーチュニアスーパーベルスーパーベナなど暑い夏を涼し気に彩ってくれる青い花が多くあります。

クールな色で落ち着いた空間を演出する青い花に囲まれて、本を読んだり、クロスワードパズルを解いたり、冷たい飲み物を飲みながら、鳥や蝶が訪れるのを眺めたりしてみませんか。

花が少なくなる真夏の季節にも青い花を彩ってくれる、そんな暑さや病害虫に強くて丈夫な花をお探しの場合は、是非一度PWマークのついた花苗を育てて、そのパフォーマンスを実感してみてくださいね。