ネメシアとは

キンギョソウを小さくしたような、花をたくさん重ねて咲くネメシア。ネメシアには、大きく分けて一年草の「ネメシア」と多年草の「宿根ネメシア」があります。一年草の「ネメシア」は夏の暑さで枯れてしまい鮮やかな原色の花が多いのに対して、多年草の「宿根ネメシア」は涼しい場所であれば夏越しも可能で淡い優しい色が多いの特長です。ただ、「宿根ネメシア」と言っても何年も育つわけではなく、長くてもその寿命は2~3年です。

ネメシア アロマンスとは

ネメシアアロマンス

PWのネメシアは、芳香性を大切にして改良され、4品種全てがいい香りを放つ宿根ネメシアです。ネメシア アロマンスの「アロマンス」とは、「アロマ」と「ロマンス」を掛け合わせた造語で、香り高い夢物語を届けたい想いから名づけられました。フルーティな香りを楽しめるライチグレープとハニーピーチに、バニラの香りが楽しめるバニラチェリーとバニラシトロンがあります。

また、ネメシア アロマンスは、人気のバイカラー(複合色)で寄せ植えや花壇植えにもおすすめです。最低温度はー7℃と一般的なネメシアよりも耐寒性があり、涼しい場所であれば夏越しも可能です。ここでは、そんなネメシア アロマンスを上手に育てる育て方をご紹介します。

栽培カレンダー

ネメシアアロマンス栽培カレンダー

※関東地方以西低地基準になります。地域やその年の気候、生育状態により、開花期やお手入れの適期などは変わります。栽培カレンダーは目安としてください。
※ご購入後の苗は真夏と真冬を除き早めに植えつけてください。

育て方動画

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ともHOME
犬とガーデニングが好きなYouTuberのともHOMEです。PWと共同でネメシア アロマンスの動画を作成しました。是非育て方の参考にしてみてください。

ネメシア アロマンスの育て方

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準備するもの
土の選び方

培養土

水はけのよい土を選びます。病気や害虫を避けるため、新しい土のご使用をおすすめします。

肥料のあげ方

肥料

元肥のほかに、液肥を週1回程度あげてください。夏の生育が止まる時期は肥料をあげないようにしてください。

鉢の選び方

18cm前後(1ポットの場合)の鉢がおすすめです。鉢底網を敷いてください。(地植えの場合は不要です。)

ガーデニングあると便利な道具

その他道具

スコップ、水やり道具、ガーデングローブ(軍手)、ハサミなどがあると便利です。

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ネメシア アロマンスの管理方法

ネメシアの植えつけ

植えつけ時に元肥を十分に施し、害虫防除のためにオルトラン粒剤等の殺虫剤を撒いておきましょう。買ってきた花苗(9~10.5cmポット苗)は、二回り大きな15㎝~20㎝位の鉢に植えつけましょう。

ネメシアの日当たり・置き場所

ネメシア アロマンスは、1日中日光がよくあたる場所、もしくは午前中に日光がよくあたり午後は木陰のような日陰になる場所で育ててください。

夏は、夜温が20℃を超え始めるとお花が咲かなくなります。鉢植えの場合は、高温多湿の夏の時期には、できる限り風通しのよい涼しい場所に移動してください。夏は雨に当てない方が夏越ししやすいです。地植えの場合は、1日中日光がよくあたり水はけのよい場所に植えましょう。

ネメシアの水のあげ方

ネメシア アロマンスは過湿を苦手とします。

鉢植えの場合

1年を通じて、鉢の土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水をあげてください。

地植えの場合

地植えの場合は、雨で十分補えるので特に水をあげる必要はありません。

ネメシアの肥料のやり方

強い肥料をあげると傷むことがありますので、薄めに希釈してあげるようにしてください。

鉢植えの場合

春の開花期には、緩効性の置き肥を1ヵ月に1回程度、液肥(1,000~2,000倍)を1~2週間に1回程度あげてください。夏越ししたネメシア アロマンスは、9月~10月に液肥(1,000~2,000倍)を1~2週間に1回程度あげてください。

地植えの場合

春の開花期に、緩効性の置き肥を1回あげてください。

ネメシアの病害虫の予防と対策

植えつけ時に害虫防除のためにオルトラン粒剤等の殺虫剤を撒き、害虫の発生状況により市販のスプレータイプの殺虫剤または粒剤を使用してください。

病気

風通しが悪いと灰色かび病にかかることがあります。花がらを取り除いて清潔な状態を保つようにしてください。

害虫

アブラムシの主な繁殖期は4~6月と9~10月です。この時期にアブラムシが発生することがあります。アブラムシは、単為生殖で、雌が1匹いれば増え続けることができる害虫です。アブラムシを見かけたら、たくさんついてしまった部分は切り落とし、残ったアブラムシが再繁殖する前にアブラムシに効果がある薬剤を散布してください。

ネメシアの花がら摘み

ネメシア アロマンスは、咲き終わった花をこまめに摘むことで、風通しがよくなり灰色かび病を防ぐことができます。

ネメシアの切り戻し

ネメシア アロマンスは、9月~6月に花が咲き終わってきたら、草丈の半分程度の場所で切り戻しをしてください。切り戻しをすることで、そこから新芽が芽吹いてきます。

夏越し

ネメシア アロマンスは、暑い夏を苦手とします。夏に入る前に元気な葉を残して1/2程度に切り戻しをして、風通しのよい涼しい場所で夏越ししてください。

冬越し

ネメシア アロマンスが耐えることができる最低温度はー7℃です。地域によっては防寒対策をして冬越しチャレンジしてみてください。

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鉢植えであれば、夏は涼しい場所で夏越ししてください。

管理情報

開花期:春、秋

耐性

耐性:半耐寒性多年草

最低温度:ー7℃

水やり:ふつう

置き場所:日なた、半日陰

肥料:ふつう

用途:プランター/鉢植え、花壇、ハンギング

草丈

草丈:20~30cm

株幅

株幅:20~40cm

耐暑性アイコン

アイコンの説明はこちら

ネメシアのよくあるご質問

Q
ネメシア アロマンスは、半耐寒性多年草と記載がありますが、宿根草ですか。
A

最低温度は-7℃まで耐えることができますが、翌年も同じように咲く保証はございません。しかしながらせっかく可愛いネメシア アロマンスですので、是非冬越しにチャレンジしてみてください。

Q
ネメシア アロマンスは、必ず切り戻した方がいいですか。
A

9月~6月は、花が終わってきたら、草丈の半分程度の場所で切り戻しをしてください。切り戻しをすることで、そこから新芽が芽吹いてきます。

ネメシアのトリビアの答え

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正解は「2」
ネメシアの花の形がキンギョソウに似ていることから、キンギョソウの一種に付けたがギリシャ語に由来していると言われています。

トリビアは、基本情報のページに掲載されています。