ワイゲラ(タニウツギ)とは

ワイゲラは、スイカズラ科タニウツギ属の落葉低木で、風鈴のような小花が集まりたくさんの花を咲かせます。和名は谷空木(タニウツギ)で、原産地は日本。湿地の山地や谷沿いを好みます。梅雨の時期にピンクの花が道路沿いを彩っていたら、それはワイゲラかもしれません。紅色から乳白色まで様々な色の種類があり、よく枝分かれし株立状の樹形にまとまる花木です。

タニウツギ科タニウツギ属に分類されることもあります。

PWのワイゲラ(タニウツギ)とは

ワイゲラトリロジー

PWのワイゲラは、樹高も90~150cmと従来のワイゲラ(タニウツギ)に比べて非常にコンパクトになり、小さいスペースでも育てやすくなりました。日本原産だけあり、手間をかける必要なく丈夫に育ち、たくさんの花を咲かせお庭を彩ってくれます。

ここではそんなワイゲラ(タニウツギ)を上手に育てる育て方をご紹介します。

栽培カレンダー

トリロジー・ベリーファインワイン以外

ワイゲラ栽培カレンダー

トリロジー・ベリーファインワイン

ワイゲラトリロジーの栽培カレンダー

※関東地方以西低地基準になります。地域やその年の気候、生育状態により、開花期やお手入れの適期などは変わります。栽培カレンダーは目安としてください。

ベビー苗について

ワイゲラソニックブルームパール

ワイゲラは、植えつけ初年度に育てて翌年以降に花を楽しめるベビーサイズの苗木「ベビー苗」の販売もしています。ベビー苗は、その年は花が咲かない場合がありますが、冬越しをすると翌年花を咲かせます。

晩秋に休眠期に入った時に「花が咲かないまま枯れてしまったわ」と廃棄しないようにしてくださいね。

※落葉樹ですので秋冬出荷の場合は葉色が変わっている場合や、落葉し地上部は枝のみの場合がございますが、品質には問題ございません。

ワイゲラ(タニウツギ)の育て方

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準備するもの
ガーデニングあると便利な道具肥料控えめ
ガーデニングあると便利な道具
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ワイゲラ(タニウツギ)の管理方法

日当たり・置き場所

ワイゲラ日当たり

1日中日光がよくあたる場所で育ててください。日本全国戸外で育てることができます。水はけのよい土壌で育ててください。

また、ワイゲラ(タニウツギ)の中でも、ワイゲラ ソニックブルームゴーストは耐陰性があるため半日陰でも育てることができます。

植えつけ

買ってきた苗(15㎝PWポット苗やベビー苗)は、真夏と真冬を除いて周年植えつけ可能です。春と秋の植えつけ適期以外は根を傷めないように十分注意してください。

鉢植えの場合

初めはふた回り大きな鉢に植えつけ、根が張ってきたら30㎝前後の鉢に植え替えましょう。マグアンプKの中粒(効き目1年)か大粒(効き目2年)を、予め元肥として培養土に混ぜておきます。他は一般的な花苗と植えつけ方法は変わりません。以下を参考にして植えつけをしてみてください。

根が張ってくると、地上部が大きくなり、鉢底穴から根が見えたり水が乾きやすくなる症状がみられます。
地植えの場合

以下を参考にして植えつけをしてみてください。

水のあげ方

地植えの場合

根が張れば特に水をあげる必要はありません。雨が降らない日が続いて、土が乾いているようであれば適宜水をあげてください。

鉢植えの場合

土が乾いているようであれば適宜水をあげてください。

肥料のやり方

植えつけ時に元肥を施し、1~2月に緩効性の置き肥をあげてください。1~2月にあげる寒肥は、寒さで庭木の生長がお休みする休眠期の間に、春からの生長を促し葉や花を充実させるための肥料のことです。一番花が咲き終わった6~7月にも肥料をあげると、返り咲きしやすくなります。

病害虫の予防と対策

病気

葉がたくさん茂り蒸れると、うどんこ病に感染することがあります。葉が白く粉がついているような状態になったらうどんこ病の可能性があります。うどんこ病にかかった葉はすぐに取り去りましょう。また、枝をすきこんで剪定をし風通しをよくしてください。

害虫

アブラムシの主な繁殖期は4~6月と9~10月です。この時期にアブラムシが発生することがあります。アブラムシは、単為生殖で、雌が1匹いれば増え続けることができる害虫です。アブラムシを見かけたら、たくさんついてしまった部分は切り落とし、残ったアブラムシが再繁殖する前にアブラムシに効果がある薬剤を散布してください。

剪定・花がら摘み

ワイゲラ(タニウツギ)は、自然に樹形がコンパクトにまとまり剪定不要のシュラブ(低木)です。

3~5年に一度、新しい枝の生長を促すために晩春の花が咲き終わった後に古い枝を切り取る剪定をおすすめします。

ワイゲラ満開
4月 愛知県 満開
ワイゲラ満開後
5月 満開後
ワイゲラ剪定
5月 剪定
ワイゲラ剪定後
5月 剪定後

トリロジー・ベリーファインワイン

トリロジーは、旧枝咲きのシュラブ(低木)です。剪定する必要があれば、春の花が咲き終わった後すぐに剪定をしてください。この時期に剪定すると、翌年も花を楽しむことができます。

トリロジー・ベリーファインワイン以外

トリロジー以外は、新しい枝にも古い枝にも花芽をつける新旧両枝咲きのシュラブ(低木)です。剪定する必要があれば、旧枝咲きの花芽から開花した晩春の花が咲き終わった後に剪定をしてください。剪定をすると、新しい枝に花芽がつくまでに数週間かかります。秋にも花を楽しむには剪定後に肥料をあげてください。この時期に剪定すると、晩春の開花も楽しむことができ、さらには秋や翌年も花を楽しむことができます。

咲き終わった花は切り取らなくても返り咲きします。しかしながら、花の先からさらに枝が伸びる性質があるので、気になる場合は晩春の花が終わった後に軽く剪定してください。

夏越し

ワイゲラ(タニウツギ)の耐暑性レベルは、★★★★★です。西日対策や切り戻しといった特別なお手入れをしなくても、水やりなどのお手入れだけできれいに夏越し可能な夏最強のPWです。

冬越し

ワイゲラ(タニウツギ)が耐えることができる最低温度は、目安として約-30℃です。耐寒性に優れており日本全国ほとんどの地域でそのまま冬越し可能です。冬になると落葉し、地上部は枯れますが根は生きています。春の芽吹きを楽しみにして冬越しください。

植え替え

鉢植えの場合

鉢植えで育てているワイゲラは2年に一度は植え替えすることをおすすめします。休眠期にふた回りほど大きな鉢や地植えに植え替えるようにしてください。

植え替えは、葉を落とした後の休眠期に行います。関東以西の暖地では、落葉して休眠期に入る11月下旬から翌年の3月頃までが植え替え時期です。寒冷地では、寒さで株が傷まないように、11月下旬から翌年の立春(2月上旬)までに植え替えをするといいでしょう。

鉢増しすることが難しい場合は、以下の植え替え方法を参考にして来年も同じ鉢サイズでお楽しみください。

地植えの場合


地植えの場合は、植え替えの必要はありません。

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よく枝分かれしコンパクトにまとまる花木です。

管理情報

開花期:品種により異なります

タイプ:落葉性

新枝咲き旧枝咲き新旧両枝咲き

タイプ:品種により異なります

植栽距離

剪定期:原則不要

最低温度:約ー30℃

樹高:品種により異なります

植栽距離

樹幅:品種により異なります

置き場所:日なた
ゴーストのみ日なた、半日陰

耐暑性アイコン

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