クロバナロウバイとは
クロバナロウバイ(黒花蝋梅)は、ロウバイ科クロバナロウバイ属の落葉低木で、直径4~7cmの花弁が厚い重厚感がある花を咲かせます。開花期は5~6月で、チョコレートのような甘い芳香性があるシックな花が人気の理由です。
クロバナロウバイ アフロディーテ
クロバナロウバイ アフロディーテは、夏に鮮やかなワインレッド色の花を咲かせるクロバナロウバイです。ベルベットのような厚みのある花びらと、光沢のある美しい葉が魅力的です。最初の花が終わった後も次々と花を咲かせるため、長い間楽しむことができます。すべての花が咲き終わったら、翌年の花芽がつく前に剪定しましょう。
葉が大きいため、鉢植えの場合は大きめのコンテナに植えるとよく育ちます。
ここではそんなクロバナロウバイ アフロディーテを上手に育てる育て方をご紹介します。
栽培カレンダー
※関東地方以西低地基準になります。地域やその年の気候、生育状態により、開花期やお手入れの適期などは変わります。栽培カレンダーは目安としてください。
ベビー苗について
クロバナロウバイ アフロディーテは、植えつけ初年度に育てて翌年以降に花を楽しめるベビーサイズの苗木「ベビー苗」の販売もしています。ベビー苗は、その年は花が咲かない場合がありますが、冬越しをすると翌年花を咲かせます。
晩秋に休眠期に入った時に「花が咲かないまま枯れてしまったわ」と廃棄しないようにしてくださいね。
※落葉樹ですので秋冬出荷の場合は葉色が変わっている場合や、落葉し地上部は枝のみの場合がございますが、品質には問題ございません。
クロバナロウバイ アフロディーテの育て方
クロバナロウバイの日当たり・置き場所
クロバナロウバイは、1日中日光がよくあたる場所、もしくは午前中に日光がよくあたり午後は木陰のような日陰になる場所で育ててください。日陰になりがちな場所でも、朝に日光が当たる場所であれば花が咲きます。日本全国戸外で育てることができます。
クロバナロウバイの植えつけ
買ってきた苗(15㎝PWポット苗やベビー苗)は、真夏と真冬を除いて周年植えつけ可能です。春と秋の植えつけ適期以外は根を傷めないように十分注意してください。
鉢植えの場合
初めはふた回り大きな鉢に植えつけ、根が張ってきたら30㎝前後の鉢に植え替えましょう。マグアンプKの中粒(効き目1年)か大粒(効き目2年)を、予め元肥として培養土に混ぜておきます。他は一般的な花苗と植えつけ方法は変わりません。
地植えの場合
以下を参考にして植えつけをしてみてください。
クロバナロウバイの水のあげ方
クロバナロウバイは、根が張れば特に水をあげる必要はありません。夏は、土が乾いているようであれば適宜水をあげてください。
クロバナロウバイの肥料のやり方
植えつけ時に元肥を施し、年2回、1~3月と、花が咲き終わった後に肥料をあげてください。1~3月の寒肥は、寒さで庭木の生長がお休みする休眠期の間に、春からの生長を促し葉や花を充実させるための肥料のことです。最初の花が咲き終わった後の肥料は、新芽を生長させるためのものです。
クロバナロウバイの病害虫の予防と対策
クロバナロウバイは、病害虫ともに特に心配ありません。
クロバナロウバイの剪定
剪定が必要な場合は、花が咲き終わった後軽く形を整える程度の剪定をしましょう。
夏越し
クロバナロウバイの耐暑性レベルは、★★★★★です。西日対策や切り戻しといった特別なお手入れをしなくても、水やりなどのお手入れだけできれいに夏越し可能な夏最強のPWです。
クロバナロウバイの冬越し
クロバナロウバイが耐えることができる最低温度は、目安としてー28℃と耐寒性に優れているので、日本全国屋外で冬越し可能です。冬は落葉しますが、春になり暖かくなると根元から新芽が芽吹いてきます。
クロバナロウバイの植え替え
鉢植えの場合
鉢植えで育てているクロバナロウバイは2年に一度は植え替えすることをおすすめします。休眠期にふた回りほど大きな鉢や地植えに植え替えるようにしてください。
植え替えは、葉を落とした後の休眠期に行います。関東以西の暖地では、落葉して休眠期に入る11月下旬から翌年の3月頃までが植え替え時期です。寒冷地では、寒さで株が傷まないように、11月下旬から翌年の立春(2月上旬)までに植え替えをするといいでしょう。
鉢増しすることが難しい場合は、以下の植え替え方法を参考にして来年も同じ鉢サイズでお楽しみください。
地植えの場合
地植えの場合は、植え替えの必要はありません。
開花期:晩春~初夏
タイプ:落葉性
タイプ:新旧両枝咲き
剪定期:初夏・花後
置き場所:日なた、半日陰
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