一度ガーデニングに失敗した経験があるガーデニング初心者の方に向け、育てやすいお花を選ぶポイントと、育てやすさに徹底的にこだわった育てやすい春夏のお花をご紹介します。

育てやすいお花を選ぶポイント

病気や害虫に強い花を選びましょう

お花を育てていると、直面する問題が病気や害虫の問題です。少しでも知識がつけば、「こういう時はこう対処した方がいい」と分かってくるものですが、ガーデニング初心者の方にとっては、とても壁が高いもの。ラベルに病気や害虫に強い!と書かれたお花を選ぶことが、育てやすいお花を選ぶ重要なポイントになります。

長く咲く花を選びましょう

もともと1カ月程度しか咲かないお花を選ぶと、どんなに頑張ってお世話をしても1カ月でお別れをしなくてはいけません。枯れてしまったのはガーデニング力が乏しいからではなく、お花の開花期がもともと短いことが原因です。どうせ育てるなら、長く咲く花を選びましょう。最近では春から晩秋まで8カ月も満開が続くようなお花もたくさんあります。

手間いらずな花を選びましょう

一般的なお花は、植物が生長する度に「増し」が必要であったり、植え込み時に「摘心(ピンチ)」をしないと分枝しなかったり、花が咲き終わった後に「花がら摘み」が必要になります。それらのお手入れをしないと、生長しなかったり病気になったりする恐れがあります。

手間いらずなお花を選べば、ガーデニング初心者の方でも、植えっぱなしでそれなりにキレイな花姿を楽しむことができます。手間をかけなくてもよければガーデニングの失敗も減り、結果育てやすいお花だと実感することができます。

耐雨性、耐暑性に優れた花を選びましょう

日本では近年、初夏はスコールのような強い雨が降り、夏は25℃以上の熱帯夜が何日も続くような異常気象が続いています。強い雨の日は雨があたらない場所に移動し、夏は涼しい場所で育てることができればいいのですが、ガーデニング初心者の方にとってはなかなか難しいものです。

そのため、雨や暑さに強いお花が育てやすい春夏の花を選ぶ基準としてとても重要になってきています。最近では、耐雨性や耐暑性に優れたお花がフラワー賞を受賞するようになってきているのがその証です。

育てやすい花 おすすめ9選

植物の国際ブランドPWは、先述したような育てやすいことに徹底的にこだわって改良を進めています。世界が認めるパフォーマンスのいい花を育てて、その育てやすさを是非実感してみてください。

トレニア

スーパートレニア カタリーナ
分類:アゼトウガラシ科ツルウリクサ属

スーパートレニア カタリーナは、暑さや雨に強く病害虫もつきにくくガーデニング初心者にもたいへん育てやすい植物です。一般的なトレニアと比べ夏の直射日光にも強く、太陽の光を浴びてぐんぐん育ち、春から晩秋まで株を覆うように花が咲き続けます。

アリッサム

スーパーアリッサム
分類:アブラナ科ニワナズナ属

株一面に白い花が咲くスーパーアリッサム。ほぼ一年中お花を楽しめますが、花が少なくなる夏には、斑入りの葉も楽しむことができるスーパーアリッサム フロスティーナイトが、一番おすすめです。株の美しさからは想像できないほど手間いらずで、摘芯(ピンチ)や花がら摘みなども不要です。

ユーフォルビア

ユーフォルビア ダイアモンドフロスト
分類:トウダイグサ科ニシキソウ属

ユーフォルビアの中でも小さな白い花がふわふわとカスミソウのように咲くユーフォルビア ダイアモンドフロストは、ナチュラルガーデンにぜひ使いたい品種です。
繊細な雰囲気とはうらはらに、性質は強健で病害虫の心配がありません。夏の暑さや乾燥にも強く、一度植えると春から晩秋、なんと霜が降りるまで満開の姿を楽しむことができます。夏の暑い時期は花が少なくなる植物が多い中でも途切れなく咲き、そのうえ摘芯(ピンチ)や花がら摘みなどの手間もかかりません

ペチュニア

スーパーチュニア ビスタ
分類:ナス科ペチュニア属

春から秋まで長く咲く…夏の代表的なお花がペチュニア。梅雨やゲリラ豪雨でお花が傷んでしまった経験はありませんか。スーパーチュニア®ビスタは、ペチュニアの中でも花弁の厚みはピカイチで、雨で傷んでも驚く程早く復活をしてくれます
触るとベタベタし、慣れないとボンドのような匂いがするのですが、それが害虫を寄せ付けない理由でもあります。年2回切り戻しをおすすめしますが、摘芯(ピンチ)や花がら摘みなどの手間いらずな育てやすいお花です。

カリブラコア

スーパーベル
分類:ナス科カリブラコア属

ペチュニアと並んで人気のあるカリブラコア。その中でもスーパーベルは、日本の高温多湿の夏にも負けず、病気にも強い品種。生育旺盛で大きな株に育つので、ハンギングバスケットやエントランスに飾る豪華な鉢植えとしておすすめです。年2回切り戻しをおすすめしますが、摘芯(ピンチ)や花がら摘みなどの手間いらずな育てやすいお花です。

サルビア

スーパーサルビア ロックンロール
分類:シソ科サルビア属

サルビアの中でも、育てる手間がかからず次々と脇芽が育ってたくさんの花が咲き、ボリュームたっぷりの姿に育つのがスーパーサルビアです。霜が降りる初冬頃まで咲くので、一度植えると長い期間植え替えなしで楽しめる育てやすいお花です。関東以西であれば、地植えで冬越しも成功しやすく何年も楽しめます。

ゴンフレナ

ゴンフレナ ラブラブラブ
分類:ヒユ科ゴンフレナ属

ゴンフレナ ラブラブラブは一般的なゴンフレナ(千日紅・センニチコウ)に比べて、分枝性と連続開花性に優れ、春から晩秋まで途切れることなく咲き続けます。高温多湿・乾燥・強光線に強く、草丈が50〜70cmと高性なので、寄せ植えや花壇のアクセントにおすすめです。

ベゴニア

ベゴニア ダブレット
分類:シュウカイドウ科シュウカイドウ属

夏の花壇を彩るベゴニア。多くの品種がありますが、ベゴニア ダブレットはバラのような八重の花が美しい品種です。もちろん夏の暑さにも強く、春~晩秋まで楽しめます。病害虫にも強いローメンテナンスな夏のお花ですが、落ちた花をほうきで履く必要があります。

ヒューケラ

ヒューケラ ドルチェ
分類:ユキノシタ科ツボサンゴ属

カラーリーフは花がら摘みといった手間も一切不要でローメンテナンスな上に、年間を通じて葉色やその色の変化を楽しむことができる万能な植物です。ヒューケラ ドルチェは、シェードガーデンやナチュラルガーデンなどの花壇におすすめで、まるでお花のように華やかにお庭を彩ります。

育てやすいお花を育てるコツ

水のやり方

水やりで大切なのは、「鉢の土の表面が乾いたら」「株の根元の土に」「鉢底から水が流れ出るまでたっぷりとあげる」の3つになります。これを守れば、水やりの失敗はほとんどありません。できれば朝のうちに水やりをするようにしましょう。

鉢の土の表面が乾いたら水やりをしましょう

毎日定期的にたっぷり水をやっていた結果、過湿による根腐れで植物の生長が悪くなることもあります。お天気の悪い日や土の表面がまだ湿っている時は、水やりをしなくても大丈夫です。

株の根元の土に水やりをしましょう

水やりはお花にあげるのではなく、土にあげるようにしてください。鉢いっぱいにお花が咲いている場合は、お花を手で少し支えて鉢のウォータースペース(鉢の上から2~3cmの土が入っていない水をためるためのスペース)に水を溜めるようにしてください。

1回の水やりはたっぷりと

鉢の場合は、鉢の底から水が流れ出るまで水やりをしましょう。あげる水の量が少ないと、土の中に十分水が染み込まず、肝心の根全体まで水が届きません。また、たっぷり水をあげることで土の中の水分や空気が新鮮なものに入れ替わり、栄養分の吸収も良くなります。

肥料のやり方

毎日定期的にたっぷり水をやっていた結果、過湿による根腐 植物が育つのに必要なのは、水と光と空気、そして栄養分。ボリュームが出るということは、よく育つということ。生長期の子どもと同じで、栄養がたくさん必要ということになります。そのため、PWブランドの花のように、よく枝分かれして次々と花を咲かせる植物には、肥料を多めにあげるのがポイントです。液体肥料は水やりの代わりではなく、水やりのあとにあげてください。薄めて使うタイプは、決められた分量を量って使いましょう。濃いよりは少し薄めの方が安全です。開花する春から晩秋まで、週に1回は肥料切れしないように定期的にあげてください。

株が弱っている時は、肥料やりを控えてください

水枯れや暑さで植物が弱っている時、植えつけ直後など環境が大きく変化した際には肥料はあげずに、まずは回復するのを待ちましょう。

切り戻し

春から秋まで長く咲くお花は、梅雨入り前に切り戻しをしてください。元気な葉がたくさん残るようにして、株の1/2~1/3程度まで大きく切り戻します。梅雨入り前に切り戻しをすることで、高温多湿の夏に蒸れるのを防ぎ、風通しよく清潔な状態の株を保つことができるようになります。台風が近づいて来たら、暴風で株の形が乱れる前にコンパクトに切り戻すこともおすすめです。

また、秋まで長く咲くお花は、夏が終わった8月頃にもう一度切り戻しをすると、またぐんぐん生長して秋にたくさんの花を咲かせてくれます。

育てやすいお花で一年中花が咲く花壇を作ろう

育てやすいお花なら、年に2回の植え替えだけで一年中花が途切れない花壇を作ることだって可能になります。育てやすい花をセレクトして、手間いらずな素敵な花壇を作ってみてください。

まとめ

育てやすいように品種改良された品種は、数々のフラワー賞で育てやすさを立証されたかどうか、基準高いテストをクリアしたブランド苗かどうかで判断ができます。PWの花苗は、簡単に美しい植物を育てることができるように徹底的にこだわり、長い時間と手間をかけて品種改良されたものになります。病気や害虫に強く日本の気候に合うよう選び抜かれた品種ばかりなので、ガーデニング初心者の方でも育てやすく失敗少なくガーデニングを楽しむことができます。

花苗は植えつけに最適な時期に合わせて販売されます。そのため販売時期が限られる花苗が多いので、育てたい花があれば販売時期をチェックしておきましょう。PWブランドの花苗には、他にも育てやすい品種が多く揃っています。ぜひお気に入り花を見つけて、ガーデニングを楽しんでくださいね。