ガザニアとは
ガザニアは、南アフリカが原産で暑さや乾燥に強いキク科の植物です。別名:クンショウギク(勲章菊)とも呼ばれ、勲章のような形の花が春から秋まで鮮やかに咲きます。ガザニアは、日光を浴びると花を開き、日光が足りない曇りや雨の日や夕暮れ時には花が開じる性質があります。乾燥には強いのですが過湿には注意して育てましょう。
ガザニア ビースト
ガザニア ビーストは、鮮やかなハッピーカラーの花を咲かせます。分枝性がよくぎっしりした株で、春から秋まで長く花を楽しめます。中心に黒い縁取りのような模様があるガザニアもありますが、PWブランドのガザニアは黒い模様が入らないすっきりした花色です。また、シルバーフォックスとシルバーティガーは、シルバーリーフが美しく花が閉じている時もグリーンとして楽しめるガザニアです。
ここでは、そんなガザニア ビーストを上手に育てる育て方をご紹介します。
栽培カレンダー
※関東地方以西低地基準になります。地域やその年の気候、生育状態により、開花期やお手入れの適期などは変わります。栽培カレンダーは目安としてください。
ガザニア ビーストの育て方
ガザニアの植えつけ
植えつけ時に元肥を十分に施し、害虫防除のために殺虫剤を撒いておきましょう。買ってきた花苗(9~10.5㎝ポット苗)は初めはふた回り大きな15㎝~20㎝位の鉢に植えつけ、根が張ってきたら30㎝前後の鉢に植え替えましょう。
とても生育旺盛なので、植え替えに自信がない場合は、買ってきた花苗(9~10.5cmポット苗)を初めから30cm前後のサイズの鉢に植えても育てることができます。土の表面が乾いたら、たっぷり水をあげるようにして、水のあげ過ぎに注意して育ててください。
ガザニアの日当たり・置き場所
1日中日光がよくあたる場所、もしくは午前中に日光がよくあたり午後は木陰のような日陰になる場所で育ててください。ガザニア ビーストは多湿を苦手とするので、風通しの良い場所で育ててください。日光が足りないと花が開かないので、なるべく日当たりが良い場所で育ててください。
ガザニアの水のあげ方
地植えの場合
地植えの場合は、根が張れば水やりは不要です。
鉢植えの場合
ガザニア ビーストは多湿を苦手とします。鉢の土の表面が乾いていることを確認してから、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水をあげてください。
ガザニアの肥料のやり方
植えつけ時に元肥を十分に施した後、生育期である春と秋は、緩効性の置き肥を1ヵ月に1回程度、液肥(1,000~2,000倍)を1〜2週間に1~2回程度あげてください。
ガザニアの病害虫の予防と対策
植えつけ時に害虫防除のために殺虫剤を撒き、害虫の発生状況により市販のスプレータイプの殺虫剤または粒剤を使用してください。
病気
春と秋に葉に白い粉のようなものがついていたら、うどんこ病の可能性があります。風通しをよくして予防してください。
害虫
アザミウマ(スリップス)が発生すると、葉に白斑点ができたり花の色が抜ける症状が見られます。春から夏にかけては、ハマキムシが発生しやすいので見つけ次第捕殺してください。
ガザニアの花がら摘み
ガザニアビーストは、次から次へと花があがるので花がらが目立ちにくいお花です。最後は、カリカリになって自然に落ちます。気になる場合は花がら摘みをおすすめしますが、自然な姿でも十分に楽しめます。
ガザニアの切り戻し
ひと通りの全ての花が咲き終わったら、花茎のつけ根から切り取り病害虫の対策をします。
ガザニアの夏越し
ガザニア ビーストの耐暑性レベルは★★★☆☆です。夏は、風通しのよい場所で育てると夏に受けるダメージが少なくなり、秋にきれいな花が咲きます。
生育旺盛なので根詰まりで株が痛むケースも多いようです。夏に入る前に30cm前後のサイズの鉢に植え替えるようにしましょう。
ガザニアの冬越し
最低温度はー5℃と耐寒性があり、地域によっては屋外で冬越し可能です。
水やり:土の表面が乾いたらたっぷりあげてください
置き場所:日なた、半日陰
草丈:20~30cm
株幅:40~50cm
肥料:たくさん
用途:プランター/鉢植え、花壇
ポリネーター
フレンドリー
★★★☆☆