お店で「PW」マークのついたポットに植えられた植物を見たことがありますか。少し大きめのサイズで販売されているPWの植物は、PWポットと呼ばれる鉢に植えられて店頭に並んでいます。

植え替え後、そのPWポットを捨てようかどうか悩んでいる方がいるとしたら…ちょっと待ってください!実はそのPWポットは、見た目のデザインがかわいいだけでなく、驚きの機能が備わっているんです。

PWポットとは

PWポットは、植物のために設計された特別な鉢です。

一見、お店に並んだ時に遠くからでも「PW」の植物だとひと目で分かるようにデザインされただけの鉢だという印象を与えがちですが、注目すべきはその機能です。

PWポット

ぺレニアル(宿根草・多年草)やシュラブ(低木)など直径10.5cm以上のポットで販売しているPWの植物は、PWポットに植えて出荷されます。それにより、生産現場でも運送の際にも販売店においてもさまざまな利点がもたらされています。これだけ高機能なPWポット、もちろんご家庭のガーデニングでもご活用いただけるんです。

二重構造でできています

PWポットは、植物のことを第一に考えて、外側はホワイトで内側はブラックやグレーの二重構造になっています。この設計は、植物の生長を最大限サポートするために工夫されています。

温度上昇を抑えます

PWポット

外側がホワイトになっているのは、熱の吸収を抑える目的があります。ホワイトは熱吸収が低く、温度上昇を抑える効果があります。夏の暑さでも植物が少しでも快適に育つよう配慮した配色にしています。

近年の夏の暑さはとても厳しく、かつては問題なく夏越しできていた植物も、35℃以上の猛暑が続くと枯れてしまうようになってきました。白色を使うことで多少の熱の吸収でも防げれるのであれば採用しない手はありません。さらに偶然にも白基調の鉢は、PWロゴがとてもよく映えました。

紫外線を防ぎます

また、内側がブラックやグレーになっている理由は、紫外線を通しにくくするためです。ポットの中の根が紫外線で傷むのを極力防ぎ、健康な根を保てるようにこだわっています。

大量の紫外線を浴びると、植物は生育阻害が発生する場合があります。白いポットにするだけでは、紫外線から植物を守ることができないため、内側を濃い色にする設計に改良しました。

PWポット

鉢底には、たくさんの鉢底穴が開いています。これにより、水はけが良くなり、根腐れを防ぐことができます。鉢底穴を眺めると、二重構造になっているのが分かります。

二層の間には少なからず空気層も入っており、二重鉢のような役割も果たしています。夏には、直射日光から植物を守り、冬には寒気から植物を守ります。

軽くて運びやすく植え替えに最適

PWポットは軽量で運びやすく、苗の輸送や持ち運びに大変便利です。

PWポット

一般的なプラスチック鉢よりも薄く設計されており、植え替え時にも大活躍!ポットの壁を外側から「ペコ」っと押すと、植物の根を痛めることなく簡単に植物を抜くこともできるんです。PWポットを活用することで、植え替え時に受ける植物のストレスを最小限に抑えてくれます。

地球に優しいプラスチックレス

また、PWポットはプラスチックレスにも配慮しています。同じ土の量が入る一般的なプラスチック鉢に比べて、使用するプラスチックの量は半分程度。

プラスチックレス

PWポットを使用することで、植物に優しいだけでなく、プラスチックレスに配慮した持続可能な地球に優しいガーデニングにも繋がっているのです。

真夏でも色褪せにくいインク技術

また、表面が白色だと、真夏の紫外線で黄ばんだり、せっかくの「PW」マークが色褪せたりするんじゃないかと心配になる方もいるかもしれません。

PWポット

実はPWポット誕生当初は,、数カ月でロゴが消えてしまう問題も多く発生していました。長年の改良を経て、今では「PW」のロゴマークは日本の炎天下に数年置いておいても、褪せることもなく美しいままです。

これはポットメーカーとインクや印刷メーカーの皆さんの努力の賜物です。皆さん真夏の直射日光も気にする必要なく、お庭の好きな所にPWポットを置いて楽しんでくださいね。

カスタマイズも簡単!

PWポットカスタマイズ

柔らかいPWポットなら自分でスリット鉢のようにアレンジするのも簡単!4箇所に切れ込みを入れても強度は保たれるので、もっと水はけを良くしたいと感じた方は参考にしてみてくださいね。

まとめ

PWポットは、その使い勝手の良さからガーデニングに欠かせないアイテムとなっています。お客様からは「PWポットが欲しい。購入させてください。」という貴重な声をたくさんいただいていました。今までは「大きめの苗を買うとついてきますよ」というご案内しかできなかったのですが、いよいよ!2024年PW公式オンラインストアで購入できるようになりました

PWポット

左:PWポットSP220 400円
寄せ植えやシュラブ(低木)などにもOK♪
鉢サイズ:Φ220×H200mm
土容量:5,000㏄(一般的な8号鉢の容量)
重量:70g

右:PWポットSP160 180円
花苗や鉢増しなどに最適♪
鉢サイズ:Φ160×H162mm
土容量:2,410㏄(一般的な6号鉢程度の容量)
重量:28g

PWの植物を購入した時についてくるPWポットだけで足りない方は、PWポットが購入できるオンラインストアを是非チェックしてみてください。