買ってきた花のポット苗、そのままで育てていませんか。ポット苗を買ってきたら、花を長くたくさん楽しむために、まずやっておきたいことがあります。それが植え替えです。植え替えによってその後の育ち方が大きく変わってくるので、是非上手に植え替えをする方法を習得してみてください。

植え替えが必要な理由

苗を買ってきたら、必ずやっておきたいこと、それは植え替えです。

鉢が小さくて土の量が少ないと植物はしっかりと根を張ることができず、どうしても地上部の育ちが悪くなってしまいます。また、鉢が小さいとすぐに根詰まりを起こし、水や養分も十分吸収できません。そのため、植物をもっと大きく育てたければ、ゆったりと根を張れるサイズの鉢や花壇に植え替えてあげることが必要なのです。

ビニールポットに植えられている苗

店頭で売られている苗は、たいてい直径9cm(3号サイズ)ほどの白や黒のビニールポットに植えられています。これは苗を育てやすく、軽くて輸送や持ち運びに便利なのですが、このまま大きく育てるのには向きません。ビニールポットは長く栽培するための鉢ではないため、必ず植え替えをしてあげましょう。そのままにしていると大きく育たず、すぐに枯れてしまうこともあります。

鉢に入っている苗

満開の状態で大きめの化粧鉢に入って売られている苗は、基本的には花が終わるまでそのまま楽しんで構いません。もちろん、根鉢を崩さずに花壇などに植えても大丈夫です。多年草の場合、花が終わったら一回り大きめの鉢に植え替えるとよく育ちます。


ただ、化粧鉢に入っていても、水やりの際に他の鉢よりも鉢底から水がなかなか出てこない場合は、注意が必要です。化粧鉢の中で、実はビニールポットに植えられているという場合もあります。また、水はけのための穴が化粧鉢の穴とずれていることもあります。排水性が悪いと根腐れの原因にもなるので、ちゃんとした鉢に植え替えてあげましょう。

植え替えにあると便利なもの

  1. 一~二回り大きめの鉢
  2. 新しい培養土
  3. 鉢底石
  4. 鉢底ネット
  5. 土入れ(スコップなど)
  6. 割りばし
  7. ジョウロ

植え替え前にチェックすべきこと

土の様子を確認しましょう

お店で買ってきた苗。土が乾いていたらまず水やりをしましょう。ポットの下から水が流れ出るまでたっぷりと。土がカラカラに乾いている場合は水が染み込みにくくなっているので、鉢皿に水を入れ、ポットの底から水を吸わせるようにします。

苗の様子を確認しましょう

買ってきた苗の葉は元気ですか?もし萎れて元気がないようだったら、水をたっぷり与えて明るい日陰に置き、しばらく様子を見ましょう。
小さなビニールポットに植えられた苗は気温の影響を受けやすいもの。直射日光の当たるベランダやコンクリートの上などに置きっぱなしにしていると根が傷んだり、水切れで萎れたりします。ウッドパネルや台の上にのせるなど、直接地面に置かないほうが安全です。

根の様子を確認しましょう

苗が植えられているポットの裏を観察しましょう。鉢底穴から根が出ていませんか?もし、ポットを触った感じがカチカチに固ければ、ポットの中で根が回ってギュウギュウになっています。すぐに植え替えをしてあげましょう。
反対に、ポットを持つと形が崩れてしまう苗は、まだ根がしっかり回っていない可能性が。植え替えの際に根鉢が崩れてしまうと扱いにくいので、急いで植え替えなくても大丈夫です。

植え替え方

水やり直後は植え替えの際に根鉢が崩れやすくなっています。前日までに水やりを済ませておくと作業しやすくなります。

  1. 鉢底ネットをセットし、鉢底石を入れます。

    底が見えなくなるくらいの量を入れてください。大きくて深い鉢に小さな苗を植える場合は、鉢底石を多めにすると根腐れしにくくなります。

  2. 鉢に培養土を入れましょう。

    土の上に苗を乗せたときに、鉢の縁からウォータースペースとして2~3cm下がる高さになるよう調整します。植える苗のバランスや配置もチェックしておきましょう。

  3. 苗を植え替えます。

    苗をポットから抜いて根鉢を崩さずに植え替えます。苗が土で汚れないために、90度程度に傾けてからポットをもみながら抜いてください。根がぎっしりと回っている場合は根鉢を少し崩して植えましょう。鉢の側面と苗の間、苗と苗の隙間などは土が入りにくいので、割りばしなどでつつきながら土を入れていきます。

  4. 水やりをします。

    植え替えが終わったら、鉢底から流れ出るまでたっぷりと水をあげて完了です。

※花壇に植え付ける場合は、あらかじめ腐葉土や堆肥をすき込んで耕しておきましょう。

植え替え後の水やりはたっぷりと

植え替え後、しばらくの間は水切れに注意。水をしっかり与えて管理しましょう。花壇に植え付けた場合も水やりを忘れずに。植物は急激な環境変化が苦手です。徐々に新しい環境に慣らしていってくださいね。

植え替え後の肥料は1~2週間たってから

植物は植え替えによって環境が変わりストレスを受けています。根も傷んでいるので、液体肥料は1~2週間ほど経ってからあげるようにしましょう。緩効性化成肥料は土の上に置いてかまいません。

まとめ

適度な大きさの鉢に良い培養土を使って植え替えましょう。あとは肥料も忘れずに。ぜひ素敵な鉢に植え替えて花のある生活を楽しんでくださいね。