2022年11月、皆さんが実際に育ててみて他の人におすすめしたいと感じたPWの花苗・シュラブ(低木)・多肉植物をInstagramならびに植物専門のSNS「GreenSnap」でお一人様3投稿まで募集しました。
応募総数は、673票。ご協力ありがとうございました。それでは、私たちメーカー視点からとは違ったみんなの推しのPWをランキング形式で発表します。
みんなの推しのPW【品種別編】
2022年 みんなの推しのPW BEST10の結果は以下の通りです。(単位:投票数)
2022年も2021年に続き、多少のばらつきはあるもののスーパーアリッサム フロスティーナイトとスーパートレニア カタリーナ ブルーリバーの圧勝という結果となりました。
品種数の多いスーパーベル、スーパーチュニア、ヒューケラドルチェは、シリーズ別編で上位を獲得しているので、後ほどご紹介しますね。
1位 スーパーアリッサム フロスティーナイト
白い小さなお花がふわふわモコモコ♪病害虫の心配も少なく、真夏と真冬を除いてほぼ年中花を楽しませてくれるのが、スーパーアリッサム フロスティーナイト。お花が休む時期にも斑入りの葉を楽しむことができるのも嬉しい特徴です。
開花期に肥料切れに注意して育てれば、驚きの株姿を見せてくれます。耐えることができる最低温度は、目安としてー5℃と冬越しも比較的簡単で、年々充実した株に生長していきます。2年株3年株と長く楽しまれているガーデナーさんがたくさんいるお花です。
2位 スーパートレニア カタリーナ ブルーリバー
4月の植えつけから11月まで約8カ月間も満開を楽しませてくれる、そんな長くお花を楽しむことができるのもスーパートレニア カタリーナ ブルーリバー の魅力の1つです。たくさんの花を咲かせるには日なたで育てることをおすすめしますが、半日陰でも花を楽しめる生育旺盛さを備えています。
何度も植え替えすることに自信がない方は、購入した苗は、30cm程度の大きな鉢に植え替えて育ててください!小さい鉢だとすぐに根詰まりして枯れてしまう生育旺盛なお花なので、大きな鉢を準備して育ててくださいね。
3位 ユーフォルビア ダイアモンドスノー
病害虫知らずで、切り戻しも不要。それでいて、花が途切れることなく綺麗な株姿にまとまり続けるパフォーマンスのすごさを、昨年から皆さんに実感いただいています。
苞の密度が高い八重咲きのユーフォルビアで、ナチュラルガーデンやホワイトガーデンには欠かせない存在です。
時に株の中心から太い茎が出てくる場合がありますが、その時は全体のバランスを整えるために、切り取ってくださいね。
4位 スーパートレニア カタリーナ ピンクリバー
ブルーリバーとの相乗効果で人気を博しているピンクリバー。品種力もブルーリバーと同等で、寄せ植えにしても負けることはありません。どちらも柔らかい花色で、お庭に癒しをもたらします…しかしながら病害虫知らずの強健な強さ。そのギャップに驚くガーデナーさんが多数いらっしゃいます。
5位 スーパーアリッサム スノープリンセス
北向きのお庭でもモリモリ花を咲かせるという スーパーアリッサム スノープリンセス!生育旺盛さだけで言えば、1位のフロスティーナイトもしのぐ凄さを誇っています。
2022年も全国のたくさんの花壇からこぼれ落ちそうな姿を拝見しました。皆さんの笑顔も一緒にこぼれ落ちるのが、とても嬉しいお花です。
みんなの推しのPW【シリーズ別編】
品種の種類が多いスーパーベル、スーパーチュニア、ヒューケラドルチェは、品種別では上位獲得ができないのですが、2022年も安定の人気を誇っています。(単位:投票数)
1位 スーパーアリッサム
フロスティーナイトとスノープリンセス、パープルプリンセスの3品種のみにも関わらず、1位を獲得したのが、スーパーアリッサムです。しかしながら1位~3位はどれも人気を博し僅差という結果になりました。
「スーパー」な「アリッサム」という名に、名前負けしない生育旺盛さに2022年も多くの方が驚いてくださいました。
2位 スーパーベル
夏のお花の代名詞カリブラコア、PWの「スーパーベル」は、2022年2位を獲得しました。
その理由は、花つきが良くきれいに咲くこと!また、2021年の厳しい冬も屋外で冬越しできたという耐寒性に優れていることが多くあげられていました。
2022年は、新品種のスーパーベル ハニーヨーグルトがこんもり咲く草姿を皆さんよく目にしたのではないでしょうか。また、ダブルミルクレープ、ダブルピンクリップル、ダブルチェリーリップルといった八重咲きのスーパーベルに多くの票が集まる結果となりました。
そして、クレヨンで絵に描いたような模様のホーリーカウ、ホーリーフレアも、例年よりも投稿が増えてきています。ただその模様の可愛さもですが、こんもり美しく咲くことが支持されている理由のようです。
綺麗に咲かせれたら嬉しい!それがまず前提で、かつては定番カラーが人気だったのですが、ひと苗でも主役級になれるフリルや模様があるスーパーベルも、美しくこんもり咲くと近年人気が高まりつつあるようです。
3位 スーパートレニア カタリーナ
ブルーリバー、ピンクリバー、アイスリバー、1色育ててみた方が翌年必ず他の色も育ててみるのがこのスーパートレニア カタリーナ。3品種とも強さが同じで安定の品質!切り戻した枝を地面につけておくだけで生長する…3位も納得の強健さです。
4位 スーパーチュニア
強健さでは、上位3つに引けを取ることのないPWのペチュニア「スーパーチュニア」が、2022年4位につけました。まさしく「育つよろこび」をお届けする生長が楽しみなお花です。
スーパーチュニアの中で今年目立っていたのが、このスーパーチュニア シルバーベリーです。お店によってはタフチュニアや神ペチュニアという名前で販売されていますが、同じ品種になります。
また、シルバーベリーと同じぐらいの投稿数だったのが、スーパーチュニア ラヴィドゥヴィです。
例年だと、スーパーチュニア ビスタミニ ピンクスターとブルースターに人気が集まっていたのですが、それにも勝る丈夫さがこのランキングの結果に表れたのかもしれません。
5位 マーガレット
PWの花色が変わるマーガレット ストロベリーホイップとシンプリーコーラルは、1株で寄せ植えしたようなたくさんの花色が同時に楽しめるのが魅力です。涼しい場所で夏越しすることで、年々充実した株に育っていきます。
ご近所さん達が驚くようなこんもりマーガレットに挑戦してみたい方に、特におすすめですよ。
他にも、ローリーやソレミオなども着々と人気が出てきています。
6位 ヒューケラ ドルチェ
PWファンに留まることなく、全てのガーデナーさんから人気を博しているのが、6位のヒューケラ ドルチェです。
皆さん複数のヒューケラ ドルチェの苗を上手に組み合わせて花壇に植えたり、寄せ植えを楽しまれたりヒューケラガーデンを作って楽しまれています。
葉脈が美しく映える品種が比較的人気ではありますが、一度ヒューケラ ドルチェの魅力にはまってしまうと、全色コンプリートを目指してしまう不思議な魅力があります。
ヒューケラ ドルチェは近年、手間いらずだけど色彩豊かなお庭づくりに、老若男女問わず欠かせない存在として確立しつつあります。
7位 ユーフォルビア
ユーフォルビア ダイアモンドスノー と ユーフォルビア ダイアモンドフロストの2品種のみで堂々の7位に君臨したのがユーフォルビアです。
ひと苗でボリュームを出したい時は八重咲きのユーフォルビア ダイアモンドスノーを、 寄せ植えには一重咲きでエアリー感たっぷりのユーフォルビア ダイアモンドフロストと用途に合わせてお選びいただけます。
8位 ラグランジア
2022年に新品種のクリスタルヴェールが誕生し、母の日のプレゼントや自分へのご褒美として話題になったラグランジア。なかなか入手困難な状況が続いていましたが、2022年はベビー苗の販売も開始し、欲しい方の手に行き渡るようになってきました。
枝の先にしか花が咲かないこれまでのアジサイの常識を覆し、たくさんの枝芽から花をつけるラグランジアは、剪定位置を気にする必要がない新ジャンルのアジサイです。
ただ、ラグランジアは一般的なアジサイよりも花弁が弱い傾向があります。急に強い直射日光に長時間あてると、環境変化に適応できず花が傷む場合があるので、徐々に慣れさせてから移動するようにしてください。曇りの日が何日も続いた後の快晴時にも注意してくださいね。
9位 スーパーベナ
耐えることができる最低温度は目安としてー10℃と、耐寒性がある多年草スーパーベナ。今年PWアンバサダーに就任した方だけでなく、歴代のPWアンバサダーの方々が何度も投稿してくださる優秀なお花です。
一般的なバーベナは伸びた枝先に花がつく傾向があるようですが、スーパーベナは枝がのびにくく株の中央にも花を咲かせます。また1つ1つの花房に厚みがあるのが特徴です。
よく見ると花びらの1枚1枚がハート型になっていることも、育てていて幸せになるポイントだそうですよ。
一番人気は、ブルーとホワイトのコントラストが爽やかなアイストゥインクル。二番目はホワイトという結果でした。
10位 ガザニア ビースト
ハッピーカラーがお庭をパッと明るくしてくれるガザニア ビーストが10位にランクインしました。
その中での一番の人気は、昔からあるカナリアスマイルです。よく枝分かれしたくさんの花が咲いている姿を、2022年よく見かけました。それでもこんなに上位にくるなんて予想外で、私達も驚いています。改めてカナリアスマイルのパフォーマンスを確認させていただきました。ありがとうございます。
ガザニアは、曇りの日は花が閉じる一日花です。なるべく日当たりのよい場所で育ててくださいね。
みんなの推しのPW【番外編】
ここからは、2021年にはあまり目立っていなかったのにも関わらず、今年になってから人気が急上昇した注目のPW品種をご紹介します。
ぐんぐん大きくなるカリブラコア
2022年に開催した「ぐんぐん育ててチャレンジキャンペーン!」。そこでみんなで1.5mに育てる挑戦をしたのがこのぐんぐん大きくなるカリブラコアです。
それまでPWのお花であることをあまり知られていませんでしたが、今年はその生長ぶりに驚きPWを知るきっかけになったという方もみえました!1苗で1.5mに生長し、半年以上満開を楽しませてくれるすごいパフォーマンスの持ち主で、皆さんから色んなカラーが欲しいとのお声を多くいただきました。
カリブラコアに苦手意識がある方にもおすすめしたい、育てやすいカリブラコアのようです。
アルテルナンテラ リトルロマンス
大人シックな色合いと四季の移ろいを感じるリーフカラーの変化が魅力のアルテルナンテラ リトルロマンスが予想を上回る急上昇をみせました。
ヒューケラ ドルチェ や マンガベと一緒に育てている方も多く、手間いらずで病気知らずなカラーリーフの1つとして、今後も目が離せません。
春から夏にかけて、新芽の緑とリーフのパープルとのコントラストが楽しめるこの時期が、一番の「きゅん♪」ポイントのようですよ。
ルドベキア アーバンサファリ
2022年PWアンバサダーの皆さんの投稿がたくさん目に止まった、ルドベキア アーバンサファリが昨年のランキング外から上位に入ってきました。
ルドベキア アーバンサファリは、夏の暑さも冬の寒さも一切気にする必要なく、春から秋までたくさんの花を次々と咲かせます。4種ともアースカラーが印象的で、春と夏と秋で全く違う花を見せてくれるのも嬉しい点です。
昨年冬越しに成功した方は、是非今年も冬越しして、3年目株を楽しんでくださいね。
番外編
そして、PWの企画にいつもイラストを描き下ろしてくださる@kisetsunoiro 様。今回も素敵なイラストでご投稿ありがとうございます。
以上、2022年SNSで募集した #私の推しのpw の植物たちでした。来春は何を育てようかなとワクワクしている方も、初めてPWの植物を育ててみたいと思っている方も、是非参考にしてみてください。