愛らしい花を株いっぱいに咲かせてくれるマーガレット。昔から定番のお花ですが、最近は一株で花色の変化を楽しめるものなど、さまざまな品種が改良されています。
マーガレットの進化は止まらず、さらに夏越ししやすくなり、驚くようなボリュームに育つようになっています。花壇でも鉢植えでも楽しめて育て方も簡単!ここでは、そんなマーガレットの魅力や花言葉、おすすめ品種などをご紹介します。
マーガレットの花言葉
マーガレットという花の名前は、透明感ある純白な印象から、ギリシャ語で「真珠」という意味を持つ「マルガリーテス」が語源になります。それもあってか、マーガレットの花言葉はとてもロマンチックなものばかりなんです。
マーガレット全般の花言葉
マーガレット全般の花言葉は、「恋占い」「真実の愛」「信頼」です。
昔から「好き」「嫌い」と恋占いに使うのもマーガレットの花。きっと古くから、マーガレットの愛らしい花はロマンチックな印象があったのでしょう。また、ギリシア神話に登場する女神アルテミスに捧げる花がマーガレットであったことから、女性に捧げる最高のプレゼント=「真実の愛」が花言葉になったとも言われています。
色別マーガレットの花言葉
さらに、マーガレットは花色によってそれぞれ異なる花言葉があります。花言葉をイメージしながら、マーガレットをガーデニングに取り入れてみるのも素敵ですね。
白いマーガレットの花言葉
白いマーガレットの花言葉は、「誠実」「心に秘めた愛」「信頼」。純白のマーガレットは結婚式にもよく使われます。お祝いの儀式や恋人にプレゼントするのに最適なマーガレットです。
ピンクのマーガレットの花言葉
ピンクのマーガレットの花言葉は、「真実の愛」。母の日のプレゼントとして人気がある、ピッタリな花言葉です。
黄色やオレンジのマーガレットの花言葉
黄色やオレンジのマーガレットの花言葉は、「美しい容姿」。同性異性関係なく、憧れの方にプレゼントするのに最適です。
合格祈願の花
また、マーガレットは花が咲き終わっても花が落ちることがないため、落ちない花=合格祈願の花 として、人気が出てきました。受験生を応援するために、縁起担ぎのために、マーガレットを送ったり、育ててみるのもいいですね。
マーガレットの誕生花
マーガレットを誕生花とするのは、1月17日、2月1日、4月1日、9月3日、11月22日です。
マーガレットの基本情報
開花期 | 春~初夏、秋~初冬 |
分類 | キク科アルギランセマム属 |
和名 | 木春菊(モクシュンギク) |
植物の種類 | 非耐寒性多年草、常緑性 |
最低温度 | 約0℃ |
耐寒性ゾーン | 10a |
置き場所 | 日なた |
花色 | 白、ピンク、黄色、花色が変化するものも |
特徴 | 開花期が長い 耐暑性も耐寒性も弱いため、夏には暑さ対策、冬には寒さ対策が必要ですが、年々驚くような充実した株に生長します |
似た花 | シャスターデイジー(レウカンセマム) |
マーガレットの魅力
マーガレットの最大の魅力は、春に咲くその可憐な花姿!開花期も長く、庭やエントランスなどを素敵に彩ってくれます。お手入れも簡単で育てやすいため、ガーデニング初心者の方にもおすすめの植物です。
「花色変化が楽しめる」「一重咲き」「二重咲き」「アネモネ咲き」と咲き方もバリエーション豊富です。
また、マーガレットは多年草なので、上手に管理すれば毎年花を咲かせてくれるのも魅力です。PW(ピーダブリュー)のマーガレットは、夏越しに成功すると驚くほど大きな株に生長します。育てる楽しさを目で見える形で実感することができる生長ぶりを見せてくれます。
おすすめマーガレット10選
花色が変わるマーガレット
一株で寄せ植え気分が味わえるのが、花色が変わるマーガレット。育てていく過程での花色の変化、色変を楽しんでください。
マーガレット シンプリーコーラル
マーガレットシンプリ―コーラルは、咲き進むにつれて、花の印象が変わり長く楽しめます。
マーガレット ストロベリーホイップ
濃いピンク→ピンク→白色に花色が変化するマーガレット ストロベリーホイップです。一株で寄せ植え気分を思い切り味わえます。こちらは、冬越ししたマーガレット ストロベリーホイップの翌春5月初旬の様子です。驚く程こんもりと上手に育ててくださっています。
マーガレット デイジーイエロー
黄色→薄い黄色→白色に花色が変化するマーガレット デイジーイエローです。爽やかな黄色と白色のグラデーションが素敵です。
マーガレット バブルカムブラスト
マーガレット バブルガムブラストは、濃いピンク色→淡いピンク色に変化します。咲き始めは、赤紫色に近いローズピンク色が特徴でお店でも目を惹きます。花サイズは、少し小さめの3~4cmになります。
模様があるマーガレット
マーガレット バービー
花びらの外側が淡いピンクで花の中心に濃いピンクの模様があるマーガレットバービー。模様があるので、一輪でも楽しむことができる印象的なマーガレットです。
二重咲きマーガレット
二重咲きマーガレットは花びらが重なり合っているので、一重咲きに比べると立体的な印象です。1つ1つの花にボリュームがあり、豪華なマーガレットが好きな方におすすめです。
マーガレット ホワイトモカ
マーガレット ホワイトモカは、二重の花でしっかりした重みがあり、満開に咲いた花姿は圧巻です。正面からだけでなく横から見ても可愛らしく、どこから観賞しても楽しめるマーガレットです。花のサイズは、3~4cmです。
アネモネ咲きマーガレット
まるでかんざしの花飾りのような咲き方をするアネモネ咲きマーガレット。花の中心部がアネモネのような咲き方をすることからアネモネ咲きと呼ばれています。かわいらしい雰囲気を演出できます。
マーガレット ソレミオ
黄色のアネモネ咲きのマーガレットと言えば、マーガレット ソレミオです。タンポポのようなポップな雰囲気も楽しめ、たくさんの芽からポンポン咲く花姿に元気をもらいます。花のサイズは、3~4cmです。
マーガレット スウィートピンク
マーガレット スウィートピンクは、可愛らしいピンクのアネモネ咲きが人気のマーガレットです。ピンク色の筒状花がドーム状に咲かせます。花のサイズは、3~4cmです。
満開の時期が長く楽しめるマーガレット
マーガレット マルスレッド
マーガレット マルスレッドは、温かみがある赤い花色で、退色しにくく長く楽しめるマーガレットです。分枝性に優れているので、たくさんの花を咲かせてくれます。 花のサイズは、3~4cmです。
マーガレット ローリー
マーガレット ローリーは、桜色に近い優しいピンクの花が株を覆い尽くすように咲くマーガレットです。一輪の開花から咲き終わりまでが長いので、満開の時期が長く楽しめます。
マーガレットの育て方
マーガレットの日当たり
マーガレットはお日様の光が大好きです。1日4時間以上日があたる日当たりの良い場所で育てると、たくさんの花が咲きます。
ただ、暑さや過湿が苦手なので、地植えの場合は、梅雨は雨をなるべく避け、夏は半日陰になるような場所に植えましょう。初めて夏越しや冬越しに挑戦するガーデニング初心者の方は、季節や天気に応じて移動ができるように鉢植えで育てることをおすすめします。
マーガレットの水やり
マーガレットは過湿を嫌うので、水やりは土の表面が乾いてから行います。水やりをする際は、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりとあげるようにしましょう。冬でも、土が乾いたら、乾いたタイミングでたっぷりと水をあげましょう。
多湿を避けるためにも、水やりの頻度には注意してください。
マーガレットの肥料やり
植えつけの際に土に元肥を混ぜ、2~3週間経過したら追肥をあげましょう。
春の肥料(追肥)
春は、液体肥料を毎週あげるようにしましょう。500~1,000倍に希釈した液体肥料を1週間に1回程度あげてください。
夏の肥料 (追肥)
気温の高い時期は生育が止まるので、夏場は肥料をあげません。
秋・冬の肥料 (追肥)
秋に再び花が咲き始めたら、液体肥料をあげるようにしましょう。1,000~2,000倍に希釈した液体肥料を2週間に1回程度あげてください。
冬の肥料 (追肥)
寒さが厳しく花が咲いていない場合は、生育が止まっています。そういった場合は冬は肥料をお休みします。花が咲いている場合は、1,000~2,000倍に希釈した液体肥料を2週間に1回程度あげてください。
マーガレットの花がら摘み
マーガレットの花は花が咲き終わっても自然に落ちることがありません。
病害虫の発生を防ぐためにも、花が咲き終わったら、茎の付け根から切り取ってください。
見た目がキレイになるだけでなく、翌シーズンに向けて花が咲きやすくなります。
マーガレットの切り戻し
マーガレットは、年2回全ての枝に元気な葉を残すようにして大きく(根元近く10cmの高さで)切り戻し、新しい芽が育つのを促します。
梅雨入り前、梅雨越しや夏越しの準備も兼ねて株が蒸れるのを防ぐために切り戻しをしましょう。
秋の開花前の9月、大きく育って株の形が崩れてきたら切り戻しを行いましょう。
梅雨入り前、花が咲き終わった後の状態です。そろそろ開花期も終わるので切り戻しをします。
切り戻しをし、すっきりしました。全ての枝に元気が葉が残っていれば、秋にまた花を楽しむことができます。
マーガレットの夏越し
マーガレットは高温多湿を苦手とします。梅雨時は軒下などで、夏はできるだけ風通しの良い半日陰のような場所で育てます。枝が込み入っている部分は軽く剪定し、土が過湿にならないように注意してください。
地植えの場合は、夏はよしずや黒い寒冷紗などで風通しを確保しながら、直射日光を遮るようにしましょう。 すぐにできる対策ではありませんが、西日を遮るような大きな庭木を西側に植えるのもいいですね。
マーガレットの冬越し
マーガレットが耐えることができる最低温度は、目安として0℃です。冬は霜が降りない軒下などに移動して管理してください。根が凍って傷むことがなければ、屋外で冬越し可能です。
マーガレットの植えつけ、植え替え
マーガレットは生育旺盛です。鉢植えで育てているマーガレットは、年に一度は植え替えをしてください。 植え替えに最適な季節は、3~6月と9~10月です。この時期であれば根鉢を多少崩しても、ダメージは少なく植え替えをすることができます。
マーガレットの楽しみ方
マーガレットの寄せ植え
春に満開になるマーガレットの寄せ植えに向いているお花は、春に立派に咲く一年草です。花数が多く存在感のあるマーガレットを主役にして、小花やグリーンを合わせてみましょう。ネメシアアロマンスやビオラなどの小花、グリーンでは枝垂れるヘデラやヘリクリサムなどを合わせるとおしゃれな寄せ植えに仕上がります。
マーガレットは多年草なので、花の時期が終わったら風通しの良い半日陰で夏越しをすれば翌年も楽しめます。
マーガレットの寄せ鉢
育てて2年目になるマーガレットは、大きな株に育っていると思います。そんな時は、寄せ植えよりも寄せ鉢で楽しむのがおすすめです。高い鉢や低い鉢を組み合わせたり、鉢置きを利用して高低差を出して、まるで花壇のように飾って、マーガレットの寄せ鉢をお楽しみください。
マーガレットで作る花壇
多年草のマーガレットは花壇に植えて育てることもできます。最初は小さい苗でもだんだん大株になって下の茎が木質化してくるため、手前に草丈が低く横に広がる這い性咲きのペチュニアやスイートアリッサムのような植物を植えるとバランスよく楽しめます。
夏の暑さと蒸れが苦手なので、夏に半日陰になるような風通しの良い場所に植えましょう。
マーガレットが耐えることができる最低温度は、約0℃です。寒い地域では、秋に鉢に掘り上げて暖かい場所で冬越ししてください。
マーガレットの切り花
お庭で咲いたマーガレットは、切り花にしても長くお部屋で楽しむことができます。ブーケのようにたっぷりのマーガレットを束ねると、切り戻したお花でも気品高く花瓶アレンジが楽しめます。
マーガレットのよくあるご質問
開花について
- 夏越ししたマーガレットが、秋に花を咲かせませんでした。どうしたらよいでしょうか。
秋がとても短くすぐに冬になってしまった場合は、秋に花を咲かせなかったケースが多くみられました。その分春にはたくさんの花を咲かせるので楽しみにしていてください。秋は春に向けて充実した株に生長させるように、毎週の液体肥料を欠かさずあげるようにしてください。
切戻しについて
- 冬に購入したマーガレット、春にたくさんの花を咲かせたいので切り戻してもいいでしょうか。
マーガレットは本来春に咲くお花のため、厳寒期に切り戻しをすると枯れてしまう可能性があります。春に花が咲き終わってから、次のシーズンに向けて切り戻しをすることをおすすめします。
花のよじれについて
- 冬のマーガレットがよじれて咲きだしました。切り取った方がいいでしょうか。
寒い季節は、写真のように花がよじれて咲くことがあります。
暖かくなったら、たくさんの花を咲かせるための開花を自制する生理現象になります。病気や害虫などによる障害ではありませんのでご安心ください。
マーガレットを好きな方におすすめの花
シャスターデイジー
シャスターデイジー(別名:レウカンセマム)は、マーガレットと開花期が真逆で春~秋。それでいて花姿がマーガレットにとっても似ていることから、マーガレットが好きな方におすすめしたい植物です。
PWのレウカンセマム ミルキーウェイ デイジーメイは、秋に植えることで春に驚く程高密度に花を咲かせ、マーガレットの開花が始まる秋まで楽しむことができます。
まとめ
一株あるだけで暮らしを華やかに彩ってくれるマーガレット。
驚くほど大きく生長するマーガレットで、皆さんの笑顔も溢れますように…私たちPWは植物を通じて「育つよろこび」を届けることを大切にしています。ガーデニング初心者の方にも失敗が少なく育てられる、またガーデニング上級者の方には驚くようなパフォーマンスを見せてくれる、そんな品種だけを厳選して皆さんに届けています。「PW」マークが目印です!お店で見かけたら、是非手にとってみてくださいね。
販売時期や購入できるお店は、以下のホームページでご確認ください。