ジャメスブリテニアとは

ジャメスブリテニアは、南アフリカ原産の多年草で、小さな花をたくさん咲かせ、鉢植えや寄せ植えに人気のお花です。暑さを苦手とします。

サンブリテニアとは

サンブリテニア

サンブリテニア スカーレットは、目にもまぶしい煌めく花色で、真夏に強く花のサイズが大きいことが特長です。花径は2.5~3.0cm程で中心の黄色とのコントラストが目を引きます。従来のジャメスブリテニアよりも耐暑性に優れ、太陽の光をたくさん吸収して煌めく色で庭を彩ってくれます。但し、枝折れしやすく水やりには特に注意が必要な上級者向け植物です。ここでは、そんなサンブリテニアを上手に育てる育て方をご紹介します。

栽培カレンダー

サンブリテニア栽培カレンダー

※関東地方以西低地基準になります。地域やその年の気候、生育状態により、開花期やお手入れの適期などは変わります。栽培カレンダーは目安としてください。

サンブリテニアの育て方

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準備するもの
土の選び方

草花用培養土

水はけのよい土を選びます。
病気や害虫を避けるため、新しい土のご使用をおすすめします。

肥料のあげ方

肥料

元肥のほかに、開花期は液肥を週1回程度あげてください。夏は生育が止まるので、肥料はあげないでください。

鉢の選び方

鉢底網を敷いてください。(地植えの場合は不要です。)

ガーデニングあると便利な道具

その他道具

スコップ、水やり道具、ガーデングローブ(軍手)、ハサミなどがあると便利です。

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サンブリテニアの管理方法

植えつけ

植えつけ時に元肥を十分に施し、害虫防除のためにオルトラン粒剤等の殺虫剤を撒いておきましょう。買ってきた花苗(9~10.5㎝ポット苗)は初めは二回り大きな15㎝~20㎝位の鉢に植えつけ、根が張ってきたら30㎝前後の鉢に植え替えましょう。

根が張ってくると、地上部が大きくなり、鉢底穴から根が見えたり水が乾きやすくなる症状がみられます。

日当たり・置き場所

午前中に日光がよくあたり午後は木陰のような日陰になる場所でも育ちますが、花付きが悪くなったり花サイズが小さくなることがあるので、なるべく日光がよくあたる場所で育ててください。

また、蒸れに弱いため、梅雨時期には雨が当たらない場所に移動させてください。 べと病にかかりやすいので、風通しのよい場所で乾かし気味に育てるようにしてください。

水のあげ方

葉や花に水がかかると株が傷んでしまいます。また枝折れしやすいので注意して株元に水やりをしてください。鉢の土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水をあげてください。サンブリテニアは、過湿を苦手とするので乾かし気味に育ててください。

蒸れを防ぐために、受け皿にたまった水はすぐに捨てるようにしてください。

肥料のやり方

植えつけ時に元肥を十分に施した後、開花期は、緩効性の置き肥を1ヵ月に1回程度、液肥(1,000~2,000倍)を1〜2週間に1~2回程度あげてください。置き肥だけ液肥だけでなく両方ともあげてください。

病害虫の予防と対策

病気

植えつけ時に害虫防除のためにオルトラン粒剤等の殺虫剤を撒き、発生状況により市販のスプレータイプの殺虫剤または粒剤を使用してください。薄い黄色の斑点が下葉から出てきたら、べと病の可能性があります。症状が出た葉は、乾燥が続くとパリパリに乾くのですが雨が続くとベトベトになります。風通しのよい場所で乾かし気味に育てるようにしてください。

害虫

葉っぱが食われていたり、黒や緑色の粒状の糞が落ちていたら、アオムシがいる可能性があります。見つけたらすぐに捕殺するのが一番の対策ですが、小さな幼虫が残っている可能性もあるので、植物に園芸用殺虫剤をかけておきましょう。

切り戻し

たくさん分枝するので、梅雨入り前に切り戻してください。横に咲き拡がるので、株が乱れてきたら伸びた枝を切り取り形を整えてください。

冬越し

最低温度は3℃と耐寒性はさほどなく、冬の寒さに負けてしまうこともあるので、冬越しに挑戦する場合は入念に冬支度をしてください。

冬は、鉢の土が乾いてから2~3日経ってから水やりをする程度の頻度で大丈夫です。

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枝が折れないように水やりをしてください

管理情報

開花期:春~秋

耐性

耐性:非耐寒性多年草

最低温度:約3℃

水やり:すくなめ

置き場所:日なた、半日陰

草丈

草丈:約20cm

株幅

株幅:40~50cm

肥料:ふつう

鉢植え/プランター

用途:プランター/鉢植え、花壇、ハンギング

耐暑性アイコン

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