根腐れは、植物を大切に育てるが故に陥りやすいガーデニングの失敗の1つです。水やりは、土が乾燥する→たっぷりと水やりをするのメリハリがとっても大事で、土の状態を見て、時には水やりを我慢する必要があります。

ただ、水のやり過ぎによって発生した根腐れも、早急な発見と対応によってはまだまだ元気に回復する場合があります。ここでは根腐れ対処法と、次から根腐れをしないためのポイントをご紹介します。

根腐れとは

根腐れ対処法

根腐れとは、根が水に溺れた状態が続き、長い間植物が根から酸素を吸収できずにいることです。健康な根は白色ですが、根腐れ起こした根は、茶色や灰色に変色したり溶けたりしています。そして、根が破損して栄養も酸素も吸収できず苦しい状態にいます。

根腐れが進行すると、窒息状態になりやがて植物は枯れてしまうため、早めに気づいて対応してあげる必要があります。

根腐れの原因

根腐れの原因は、水の停滞による土の過湿で、①水を頻繁にあげ過ぎること②土の水はけが悪い ことによって起こります。

根腐れを防ぐためにも、水やりの基本「水やりは土が乾いてから」「水やりをする時はたっぷりと」を守って水やりすることが大切です。正しい水やりをマスターして、ガーデニング上手になってみてくださいね。

水やりをしても以前のように全く水を吸収しないような状態になっている場合は、排水性がよく保水性の高い新しい土に植え替えてあげるといいですね。

根腐れの症状

次のような症状があったら、根腐れを起こしている可能性があります。

1
水やりの後の水の浸透が遅い

2
植物が全体的に萎れている

3
葉が黄色や茶色に変色している

4
土が匂ったり土にカビが生えている

根腐れは、早めの発見が何より重要です。毎週、できたら毎日植物の状態を見て元気かどうか確認してあげてくださいね。

根腐れ対処方法

根腐れ対処法

根腐れをしている時に、元気がないからとたくさん水をあげてしまうと逆効果になります。根がどの程度破損しているかによるので植物が回復する保証はありませんが、積極的に根腐れした場合の対処方法をとってみてください。

1
日なたを好む植物であっても日陰へ移動させます

根腐れした植物は根から十分な水を吸収することができないので、日陰へ移動させます。日陰で育てることで、植物が必要な水分量も少なくなります。再び根が健康になるまでは、日陰で育てましょう。

2
鉢の穴から排水されているか確認します

排水が悪い場合は、穴を追加するか、排水性がよい新しい鉢に植え替えます。新しい鉢に植え替える際は、必ず土も新しいものに入れ替えてください。

3
土が乾いたら水やりをします

植物を極端に乾燥させることは避けて、土が乾いたら通常の水やりをします。植物がひどく萎れている場合は、葉に霧吹を使って水をあげてください。植物が元気になるまでは肥料は控えましょう。

4
植物が元気になったら、日なたに戻します

根の破損が部分的であれば、一週間程度で回復して健康な状態になります。植物が元気になったら再び日光が良くあたる場所に移動して、いつもの水やりと肥料やりにもどします。これからは、土の表面が乾いたのを確認してから水をあげるようにしてください。

まとめ

水やりの基本とコツは「1.土が乾いてから水やりをする」「2.水やりをする時はたっぷりと」「3.水やりは根元に」の3つです。この3つをマスターすば、根腐れの心配もなくなります。

「お花が水を欲しがっている」とか「まだ水をあげなくても大丈夫」といった植物の様子が観察して分かるようになってくれば、もうベテランガーデナーの仲間入りです。水やりのコツを押さえて上手に植物を育ててください。

水やりについて、もっと詳しく知りたい場合は、以下を参考にしてみてくださいね。