アムソニアとは
アムソニアとは丁字草(チョウジソウ)とも呼ばれる植物です。一般的に栽培されているアムソニアは、柳のような葉をつける(和名:柳葉丁字草とも呼ばれています)アムソニア タベルナエモンタナ種(Amsonia tabernaemontana )と、糸のような葉をつける(和名:糸葉丁字草とも呼ばれています)アムソニア フブリヒティ(Amsonia hubrichtii)に分けられます。
アムソニアは、半日陰よりも直射日光と、肥沃で水はけのよい土壌を好みます。さまざまな生育条件に耐え、いったん根づいたらほとんど手間がかかりません。
アムソニア ストームクラウドとは
アムソニア ストームクラウドは、米国東部原産のアムソニア タベルナエモンタナ ( Amsonia tabernaemontana ) 種のアムソニアです。湿った森林で自生していたため、多湿の日本においても大変育てやすい植物になります。初春の萌芽期は、黒い茎(ブラックステム)と銀色の葉脈を帯びたシルバーグリーンの葉を楽しむことができます。春に株いっぱいに咲くアイスブルーの小花は、まるで満天の夜空に舞う星のよう。スプリングガーデンをとびっきり爽やかに演出します。
ここでは、そんなアムソニア ストームクラウドを上手に育てる育て方をご紹介します。
栽培カレンダー
※関東地方以西低地基準になります。地域やその年の気候、生育状態により、開花期やお手入れの適期などは変わります。栽培カレンダーは目安としてください。
アムソニア ストームクラウドの育て方
樹液に触れると肌荒れを起こす可能性がありますので、お手入れの際にはガーデングローブをはめるようにしてください。触れた場合は水で洗い流してください。
植えつけ
買ってきた花苗(11㎝トールポット苗)は、真夏と真冬を除いて周年植えつけ可能です。初めはふた回り大きな20㎝~25㎝位の鉢に植えつけ、根が張ってきたら30㎝前後の鉢に植え替えましょう。春と秋の植えつけ適期以外は根を傷めないように十分注意してください。
根鉢の表面と地表を同じ高さになるように植えましょう。害虫防除のために殺虫剤を撒いておきましょう。鉢植え場合は、長い主根が収まる深さのある鉢で育てるのがおすすめです。
冬越し前のアムソニア ストームクラウドの苗は、細い枝が1本あるだけの状態で販売されています。一見細い枝からたくさん分枝するようには見受けられず心配になるかもしれません。
冬になり地表を枯らした後、春がやってくるとたくさんの茎が地面から生えてきます。
日当たり・置き場所
アムソニア ストームクラウドは、1日中日光がよくあたる場所や午前中に日光がよくあたり午後は木陰のような日陰になる場所で育てることができます。
水のあげ方
鉢植えの場合
土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水をあげてください。
冬は葉色が変化して葉数が減ったり、地上部がなくなったりしますが土中に根があり発芽準備をしていますので、土の表面が乾いたら2~3日待って、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水をあげるようにしてください。
地植えの場合
根づくまでは、土が乾いたら水やりをするようにしてください。根づけばほとんど水やりは不要です。極端に暑い日が続き雨が降らなかった場合のみ、たっぷりと水やりをするようにしてください。
肥料のやり方
鉢植えの場合
肥料は控えめで育ちます。必要に応じて、春と秋に緩効性の置き肥をあげてください。ほとんどの場合は不要です。
地植えの場合
特に肥料は必要ありません。
病害虫の予防と対策
大変丈夫な植物で、病害虫や病気の心配はほとんどありません。
切り戻し・花がら摘み
特に切り戻しをしなくても、丈夫に育ちます。
落葉する休眠期には枯れ葉が防寒の役目を果たすので、切り戻しすることなく春に新芽が生えてきたら枯れ枝を切るのがおすすめです。
夏越し
アムソニア ストームクラウドの耐暑性レベルは、★★★★★です。西日対策や切り戻しといった特別なお手入れをしなくても、水やりなどのお手入れだけできれいに夏越し可能な夏最強のPWです。
冬越し
アムソニア ストームクラウドが耐えることができる最低温度は、目安としてー30℃です。特に冬越し準備を必要とせず、日本全国で屋外で冬越し可能です。
冬に気温が下がってくると葉色が変わり、落葉して地上部が小さくなったり無くなってしまうこともありがすが、地下部は生きていて、春暖かくなったらまた芽吹きます。
植え替え
鉢植えの場合
鉢植えで育てている場合は、2年に一度春や秋に植え替えをしましょう。
地植えの場合
地植えの場合は植え替え不要です。
水やり:ふつう
置き場所:日なた、半日陰
草丈:60~75cm
株幅:約100cm
肥料:すくなめ
用途:プランター/鉢植え、花壇
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