カリブラコアとは
こんもりした美しい花姿が可愛らしく多くのガーデナーに人気のカリブラコア。ペチュニアによく似たお花を春から秋まで長い間咲かせる、夏を代表するお花の1つです。生育旺盛で病気にも強いため、ガーデニング初心者におすすめのお花です。
スーパーベルとは
スーパーベルは、世界20ヵ国以上で販売されている大人気のPWブランドのカリブラコアです。

花色や形、サイズのバリエーションを増やし、それぞれトップクオリティを目指しています。
さらにスーパーベルは、「鉢増し」「摘心(ピンチ)」「花がら摘み」「切り戻し」といったガーデニング初心者の方には難しいお手入れをしなくてもきれいに咲くように改良されています。ここでは、そんなスーパーベルを上手に育てる育て方をご紹介します。
栽培カレンダー

※関東地方以西低地基準になります。地域やその年の気候、生育状態により、開花期やお手入れの適期などは変わります。栽培カレンダーは目安としてください。
スーパーベルの育て方



スーパーベルの植えつけ
植えつけ時に元肥を十分に施し、害虫防除のために殺虫剤を撒いておきましょう。買ってきた花苗(9~10.5㎝ポット苗)は初めはふた回り大きな15㎝~20㎝位の鉢に植えつけ、根が張ってきたら30㎝前後の鉢に植え替えましょう。
また、より綺麗な花姿を目指す場合は、植えつけ時に「摘心(ピンチ)」をした方が良いのですが、「摘心(ピンチ)」をしなくてもたくさん分枝して多くの花を咲かせます。

深く植え過ぎないように、苗の根鉢の土表面と鉢の土表面の高さを合わせて植えつけしてください。
カリブラコアはナス科の植物で、同じ土壌で何年も育てていると生育不良になる「連作障害」が発生します。新しい培養土を使って育てましょう。
スーパーベルの日当たり・置き場所
スーパーベルは、1日中日光がよくあたる場所で育ててください。1日6時間以上日光があたる場所が最適です。
スーパーベルの水のあげ方
土の表面が乾いたら、たっぷり水をあげてください。目安として春、秋は1日1回。夏は水枯れしないように1日2回程度、最低でも1日1回はあげてください。真夏は特に水切れに注意します。

鉢の土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりとあげてください。
スーパーベルの肥料のやり方
植えつけ時に元肥を十分に施した後、緩効性の置き肥を1ヵ月に1回程度、液体肥料(500~1,000倍に希釈したもの)を1〜2週間に1~2回程度あげてください。
スーパーベルの病害虫の予防と対策
植えつけ時に害虫防除のために殺虫剤を撒き、害虫の発生状況により市販のスプレータイプの殺虫剤または粒剤を使用してください。
病気
春と秋に葉に白い粉のようなものがついていたら、うどんこ病の可能性があります。風通しの良い場所に移して株が蒸れないようにしてください。
害虫
特に黄色いお花にはナメクジがつきやすい傾向があります。ナメクジには、ナメクジ駆除剤の利用をおすすめします。
スーパーベルの切り戻し
スーパーベルは、ガーデニング初心者の方にとっては難しい「切り戻し」というお手入れをしなくてもきれいに生長するように改良されています。
しかしながら、より長くきれいな状態を保つには、草姿が乱れてきたら、切り戻しをするのがおすすめです。梅雨入り前と8月頃の2回、元気な葉をたくさん残して茎の1/3程度まで切り戻しをすると、晩秋まで長くきれいな株姿でお花を楽しめます。

育ちすぎて株元が蒸れて枯葉も目立ってきました。

ばっさり切り戻すときも、必ず元気な葉を多めに残すようにしましょう。

約3週間できれいなドーム状になりました!
秋に大胆な切り戻しをすると花が咲かない可能性があります。秋以降は伸びすぎた枝を切り取る程度にしてください。
スーパーベルの花がら摘み
花がらは目立たないように改良されているので、花がら摘みをしなくてもきれいな花姿を楽しむことができます。さらにきれいに育てたい場合は、花がらを花茎で切り取ると、より長くたくさんの花を楽しめます。
スーパーベルの夏越し
スーパーベルの耐暑性レベルは、★★★★☆です。暑さには十分強いのですが、切り戻しをした方がきれいに夏越しできます。夏前に切り戻しをして、蒸れを防いで夏を迎えましょう。
真夏の高温期には、スーパーベルの花色や模様が薄くなることがあります。真夏も日当たりの良い場所で育てると、白い基調色がはっきりと浮き出てきます。秋になり涼しくあるとまた花色は戻ります。


模様が褪せるのが気になる場合は、真夏は半日陰の涼しい場所で育てることをおすすめします。秋になり涼しくあるとまた花色は戻ります。
スーパーベルの冬越し
また、冬越しにチャレンジする場合は、花が咲き終わったら元気な葉を多く残して切り戻しをし、霜の下りない軒下などに移動してください。冬越しに成功した株は、春の早い時期から満開を楽しむことができます。
植え替え
冬越しに成功したスーパーベルは、土をリフレッシュするためにも植え替えをするのをおすすめします。植え替え適期は、春の始めになります。


水やり:ふつう

置き場所:日なた

肥料:たくさん

用途:プランター/鉢植え、花壇、ハンギング

草丈:20~30cm

株幅: 品種により異なります

★★★★☆
スーパーベルのよくあるご質問
切り戻しについて
- Q切り戻しは必ずした方がいいですか。
- A
切り戻ししなくてもたくさん分枝するので、秋までお花をお楽しみいただけます。ただし、草姿が乱れてしまった場合や、梅雨が始まる前にも関わらず株元が蒸れてしまっている場合は、切り戻しをした方がキレイな草姿を長くお楽しみいただけます。
切り戻しについて、さらに詳しい情報はこちら
- Qたくさんの花を咲かせるには、いつ切り戻しをしたらいいですか。
- A
株が弱っていなければ、梅雨が始まる前と8月頃に、切り戻しをした方がキレイな草姿を長くお楽しみいただけます。切り戻しは、元気な葉を多く残して株の形を整える程度にしてください。
切り戻しについて、さらに詳しい情報はこちら
夏の管理について
- Q満開後、8月になり切り戻しをしたが、いくら待っても花が咲きません。葉っぱは元気です。
- A
葉は元気とのことですので、夏の暑さで花がお休みしているのかもしれません。涼しくなると花芽が上がってくるかもしれませんので、様子を見ていただければと思います。
病害虫について
- Q葉に白い粉のようなものがついていますが、大丈夫ですか。
- A
うどんこ病の可能性がございます。風通しの良い場所に移していただき、薬剤を散布してください。
害虫対策についてさらに詳しい情報はこちら
- Q花芽が付かず、花が咲きません。
- A
葉に斑点状やかすり状の模様が出ていませんでしょうか。その場合は、もしかするとアザミウマ(スリップス)などの害虫による被害かもしれません。
アザミウマは1~2㎜くらいの小さな虫で、多くの植物に寄生してかすり状の跡を残し、被害が進むと葉や花が変形し正常に大きくならなかったり、開花できなくなったりします。その場合、適応の有る薬剤を使用していただければと思います。
薬剤にはアザミウマに直接接触して効果があるものと、植物が根から吸収して、その植物についたアザミウマが植物の汁を吸収することにより薬剤が効く(浸透移行性)ものがあります。症状がひどい場合には、両タイプの薬剤を併用すると効果的です。害虫対策についてさらに詳しい情報はこちら
- Q葉が白っぽく変色し、よく見ると白い斑点があります。下の方の葉が枯れてきました。
- A
ハダニによる被害かもしれません。この場合、ハダニに効く殺ダニ剤を葉の裏表まんべんなく株全体に散布して駆除してあげてください。ハダニが蔓延している場合は、1回の使用だけではなく、数日おきに2~3回の使用が必要かもしれません。害虫対策についてさらに詳しい情報はこちら
その他
- Qスーパーベルは、非耐寒性多年草と記載がありますが、一年草ですか。
- A
基本的に一年草扱いです。お住まいの地域や栽培環境によっては冬越しも可能なため非耐寒性多年草と記載しておりますが、翌年も同じように咲く保証はございません。
スーパーベルのトリビアの答え

トリビアは、基本情報のページに掲載されています。