- 基本情報
- 育て方
ペチュニアとは
夏の花壇の定番ともいわれるペチュニアは、ガーデニング初心者にとって最も育てやすいお花の1つです。
スーパーチュニアとは

大きい花から小さい花、明るい色からシックな色、様々な模様のたくさんの種類のペチュニアがありますが、 中でも育てやすい強い性質を持つのが「スーパー」な「ペチュニア」、その名もスーパーチュニアです。
スーパーチュニアは、雨に弱かったペチュニアの弱点を克服しました。たとえ長雨で花が傷んだとしても強健で生育が早いため、すぐに回復します。
また暑さや蒸れにも強いため真夏の直射日光の下でもすくすくと育ち、早春から晩秋まで長く咲き続けます。切り戻しをしなくても次々と分枝しボリュームたっぷりに育つので、初心者におすすめの植物です。そのパフォーマンスは、数々のフラワーコンテストの受賞を獲得してきたことが証です。
ここでは、そんなスーパーチュニアを上手に育てる育て方をご紹介します。
スーパーチュニアの育て方

はとても重要です。

草花用培養土
排水性のよい土を選びます。
病気や害虫を避けるため、新しい土のご使用をおすすめします。

肥料
元肥のほかに、液肥を週1回程度、置き肥(緩効性)を月1回あげてください。

鉢
30cm前後の鉢がおすすめです。鉢底網を敷いてください。(地植えの場合は不要です。)

その他道具
スコップ、水やり道具、ガーデングローブ(軍手)、ハサミなどがあると便利です。

植えつけ
一般的なペチュニアは、根腐れを防ぐためにも苗の成長に合わせて「鉢増し」を必要としますが、スーパーチュニアは、とても生育旺盛なので買ってきた花苗をいきなり30cm前後のサイズの鉢に植えても根腐れの心配無用です。「鉢増し」といったガーデニング初心者の方には馴染みのないお手入れが不要な分、ガーデニングの失敗が少ないお花になります。
また、より綺麗な花姿を目指す場合は、植えつけ時に「摘心(ピンチ)」をした方が良いのですが、「摘心(ピンチ)」をしなくてもたくさん分枝して多くの花を咲かせます。
日当たり・置き場所
スーパーチュニアは、1日中日光がよくあたる場所に置いて(植えて)ください。1日6時間以上の日光があたる場所が最適です。
水のあげ方
春、秋は1日1回。夏は水枯れしないように1日2回程度、最低でも1日1回はあげてください。真夏は特に水切れに注意します。
鉢の土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりとあげてください。
肥料のやり方
植えつけ時に元肥を十分に施した後、開花期は、緩効性の置き肥を1ヵ月に1回程度、液体肥料(500~1,000倍に希釈したもの)を1〜2週間に1~2回程度あげてください。
スーパーチュニアは、肥料を定期的にあげることで最高の状態を保つことができます。葉の色が薄緑や黄色に変色してきたら、肥料が足りていない可能性があります。
病害虫の予防と対策
植えつけ時にオルトラン等の粒剤を撒き、害虫の発生状況により市販のスプレータイプの殺虫剤または粒剤を使用してください。
病気
春と秋に葉に白い粉のようなものがついていたら、うどんこ病の可能性があります。風通しの良い場所に移して株が蒸れないようにしてください。
害虫
株は充実しているのに花だけが咲かない場合は、花をナメクジが食べている可能性があります。ナメクジには、ナメクジ駆除剤の利用をおすすめします。
切り戻し
スーパーチュニアは、ガーデニング初心者の方にとっては難しい「切り戻し」というお手入れをしなくてもきれいに成長するように改良されています。
しかしながら、より長くきれいな状態を保つには、草姿が乱れてきたら、切り戻しをするのがおすすめです。梅雨入り前と8月頃の2回、元気な葉をたくさん残して茎の1/3程度まで切り戻しをすると、晩秋まで長くお花を楽しめます。

切り戻し前
形が乱れ、株元が蒸れて枯葉も目立ってきたら、思い切ってばっさりと切り戻すタイミングです。

切り戻し後
枝が分かれて株がさらに充実します!植物が蒸れて傷みやすい梅雨前などに行うと効果的です。

約3週間後
綺麗に咲き誇りました。
秋に大胆な切り戻しをすると花が咲かない可能性があります。秋以降は伸びすぎた枝を切り取る程度にしてください。
花がら摘み
花がらは目立たないように改良されているので、「花がら摘み」をしなくてもきれいな花姿を楽しむことができます。さらにきれいに育てたい場合は、花がらを花茎で切り取ると、より長くたくさんの花を楽しめます。
冬越し
冬越しにチャレンジする場合は、冬に花が終わったら元気な葉を多く残して切り戻しをし、霜の下りない軒下などに移動してください。スーパーチュニア ビスタが耐えることができる最低温度は、目安として0℃です。根が凍ってしまうと枯死してしまうので、なるべく霜のあたらない場所に置きます。

2021年は愛知県でも数回雪が降り積もりました。庭木の下で寒さ対策をしたスーパーチュニア ビスタの様子です。冬の間は週1~2回程度の水やりで乾かし気味に育てます。

3月になり温かくなったら、花が咲き始めました。通常の水やり(春は一日一回)や肥料やりに戻し、日当たりが良い場所に移動します。
栽培カレンダー

※関東地方以西基準になります。


開花期:春~秋

耐性:非耐寒性/多年草

最低温度※:約0℃

耐寒性ゾーン※:10a~

水やり:土の表面が乾いたらたっぷりあげてください

置き場所:日なた

肥料※:植えつけ時に元肥を十分に施した後、緩効性の置き肥を1ヵ月に1回程度、液肥(500~1,000倍)を1~2週間に1回程度あげてください

用途:プランター/鉢植え、花壇、ハンギング

草丈:品種により異なります

株幅:品種により異なります
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よくあるご質問
商品名について
ホームセンターによっては、「スーパーチュニア」という商品名でなく「神ペチュニア」「タフチュニア」という名前で販売されています。ラベルにPWマークがついていれば同じ品種ですので、ご安心ください。
鉢について
スーパーチュニアは、株幅70~100cmに成長します。それが故にプランターで育てたい場合は、2苗を植えるとすぐに根詰まりしてしまうのではないかと問い合わせを受けます。2苗で植えると1カ月もせずにプランターを覆い尽くすほど満開の花姿になります。しかしながらその年は根詰まりすることはないようです。冬越しに成功したら、春にひと回り大きな鉢に植え替えてください。
冬越しについて
基本的に一年草です。お住まいの地域や栽培環境によっては冬越しも可能なため非耐寒性多年草と記載しておりますが、翌年も同じように咲く保証はございません。
スーパーチュニアはお住まいの地域によって冬越しの準備が必要になります。ガーデニングの冬越しのコツを参考にして、冬支度をしてみてください。
切り戻しについて
切り戻ししなくてもたくさん分枝するので、秋までお花をお楽しみいただけます。ただし、草姿が乱れてしまった場合や、梅雨が始まる前にも関わらず株元が蒸れてしまっている場合は、切り戻しをした方がキレイな草姿を長くお楽しみいただけます。
切り戻しについて、さらに詳しい情報はこちら
株が傷んでいなければ、梅雨入り前と8月頃の2回程度切り戻しをすると、晩秋まで長くお花を楽しめます。秋に切り戻しをする場合は、伸びて不格好になった部分だけ枝を切り取る程度にしてください。
切り戻しについて、さらに詳しい情報はこちら
発生している症状について
うどんこ病の可能性がございます。風通しの良い場所に移していただき、薬剤を散布してください。
害虫対策についてさらに詳しい情報はこちら
購入できるお店
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ペチュニアのトリビアの答え

トリビアは、基本情報のページに掲載されています。