モナルダ フォーグとは
モナルダ フォーグは、その名の通り力強く花火が舞うような花形が印象的なハイブリッド モナルダです(フォーグ(fogo)とは、ポルトガル語で炎の意味になります)。わずか45cmに留まるコンパクトな草姿でありながらも、煌めくビビットな色彩で夏の庭を彩り、まるで花火が咲き舞うような美しい光景を演出します。
ここでは、そんなモナルダ フォーグを上手に育てる育て方をご紹介します。
栽培カレンダー
※関東地方以西低地基準になります。地域やその年の気候、生育状態により、開花期やお手入れの適期などは変わります。栽培カレンダーは目安としてください。
※ご購入後の苗は真夏と真冬を除き早めに植えつけてください。
モナルダ フォーグの育て方
植えつけ
害虫防除のために殺虫剤を撒いておきましょう。水はけのよい土が最適ですが、やせた土地でも育ちます。
買ってきた苗(11㎝トールポット苗)は、真夏と真冬を除いて周年植えつけ可能です。初めはふた回り大きな20㎝~25㎝位の鉢に植えつけ、根が張ってきたら30㎝前後の鉢に植え替えましょう。
とても生育旺盛なので、植え替えに自信がない場合は、買ってきた苗(11cmトールポット苗)を初めから30cm前後のサイズの鉢に植えても育てることができます。土の表面が乾いたら、たっぷり水をあげるようにして、水のあげ過ぎに注意して育ててください。
日当たり・置き場所
モナルダ フォーグは、1日中日光がよくあたる場所や午前中に日光がよくあたり午後は木陰のような日陰になる場所で育ててください。
水のあげ方
鉢植えの場合
土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水をあげてください。特に春の生育期から開花期までは、水を切らさないように注意しましょう。
冬季は葉色が変化して葉数が減ったり、地上部がなくなったりしますが土中に根があり発芽準備をしていますので、土の表面が乾いたら2~3日待って、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水をあげるようにしてください。
地植えの場合
根づくまでは、土が乾いたら水やりをするようにしてください。根づけばほとんど水やりは不要ですが、生育期から開花期までは、水を切らさないように注意しましょう。
肥料のやり方
鉢植えの場合
春から秋までの生育期に、緩効性の置き肥をあげてください。肥料は控えめで育ちます。
地植えの場合
特に肥料は必要ありません。
病害虫の予防と対策
植えつけ時に害虫防除のために殺虫剤を撒き、害虫の発生状況により市販のスプレータイプの殺虫剤または粒剤を使用してください。
病気
風通しが悪いと灰色かび病やうどんこ病にかかることがあります。花がらを取り除いて清潔な状態を保つようにしてください。
害虫
アブラムシの主な繁殖期は4~6月と9~10月です。この時期にアブラムシが発生することがあります。アブラムシは、単為生殖で、雌が1匹いれば増え続けることができる害虫です。アブラムシを見かけたら、たくさんついてしまった部分は切り落とし、残ったアブラムシが再繁殖する前にアブラムシに効果がある薬剤を散布してください。
切り戻し・花がら摘み
咲き終わった花をこまめに摘むと、次の花が咲きやすくなります。晩秋もしくは早春に短く切り戻すと、きれいに整った草姿に育ちます。
夏越し
モナルダ フォーグの耐暑性レベルは、★★★★★です。西日対策や切り戻しといった特別なお手入れをしなくても、水やりなどのお手入れだけできれいに夏越し可能な夏最強のPWです。
冬越し
モナルダ フォーグが耐えることができる最低温度は、目安としてー30℃です。特に冬越し準備を必要とせず、日本全国で屋外で冬越し可能です。
冬に気温が下がってくると葉色が変わり、落葉して地上部が小さくなったり無くなってしまうこともありがすが、地下部は生きていて、春暖かくなったらまた芽吹きます。
植え替え
鉢植えの場合
鉢植えで育てている場合は、2年に一度春や秋に植え替えをしましょう。
地植えの場合
植え替えは不要です。
水やり:ふつう
置き場所:日なた、半日陰
草丈:25~45cm
株幅:55~70cm
肥料:ふつう
用途:プランター/鉢植え、花壇
ポリネーター
フレンドリー
★★★★★