日本の伝統的なお花の1つ、梅雨の時期を鮮やかに彩る紫陽花(アジサイ)。花もちが良く長く鑑賞を楽しめるのも人気の理由になりますが、どうして長く楽しめるかご存知でしょうか。
紫陽花(アジサイ)の花びらのように見える部分は、実は花ではなく花を保護するはたらきを持つ萼片(がく片)になります。萼片(がく片)は、花が咲き終わっても落ちることなく長く鑑賞を楽しむことができるんです。
がく片とは
一般的な花で説明をすると、がく片は花弁の下側につく葉に性質がとても似た部分になります。花弁を支え保護する働きがあり、花弁が枯れても萼片(がく片)が枯れ落ちることはなかなかありません。
紫陽花(アジサイ)の花の成り立ち
紫陽花(アジサイ)の花は、両性花と装飾花から成り立ちます。花びらのように見える装飾花と呼ばれる部分が萼片(がく片)になります。両性花には小さいながらも雄しべと雌しべがあり、受粉もします。
紫陽花(アジサイ)には、大きく分けて「手まり咲き」と「ガク咲き」の花の咲き方があるので、それぞれに分けて両性花と装飾花の例をご紹介します。
手まり咲きアジサイとは
たくさんの小さな花が集まって、手まりのような花を咲かせるアジサイを手まり咲きアジサイと呼びます。この花のように見える部分が装飾花(がく片)になります。
雄しべと雌しべを持つ両性花(本来の花)は、花弁を持たず、装飾花(がく片)の中でひそやかに咲いています。よく見ると小さなつぶつぶが隠れています。
ガク咲きアジサイとは
絵画の額ぶちのように縁取るように花を咲かせるアジサイをガク咲き(額咲き)アジサイと呼びます。花の中心にあるつぶつぶが本来の花で両性花と呼ばれるもので、周辺を囲っているのが装飾花(がく片)になります。
PWのラグランジア ブライダルシャワーもガク咲きアジサイになります。装飾花は華やかに咲き誇りますが、本来の花である両性花はつぶつぶの形状のままで、やがて茶色に変色し枯れていきます。
まとめ
何年も育てることができ、庭に根づけば植えっぱなしでも大丈夫!それでいて花もちがいい…魅力たっぷりの紫陽花(アジサイ)!紫陽花(アジサイ)の花もちがいい理由が分かったら、紫陽花(アジサイ)を育てたくなってしまいませんか。
PWにはたくさんの素敵な紫陽花(アジサイ)がそろっています。初夏から秋まで咲くような二季咲き性のアジサイも充実しているので、お気に入りを見つけてみてくださいね!