世代を問わず多くの方から人気があるピンクの花は、幸せや優しさを表現する花として昔から愛されています。ピンク色の花が玄関先に飾られていると、それだけで心が豊かになるものです。
ここでは、そんなピンクの花の魅力をもっと引き出すためのガーデニングポイントや、病害虫に強くガーデニング初心者の方にも育てやすいおすすめのピンクの花をご紹介します。
ピンクの花の魅力
心を穏やかに癒してくれる優しいイメージのピンク花。ピンク色には、ストレスや緊張を和らげる癒しの効果があり、お花の色としても人気があります。
日本のピンクの花の象徴として一番に思い浮かべるのは、桜の花ないでしょうか。入学式や入社式など春の季節に咲く桜の花は、特別な意味を持っています。
また、ピンク色は可愛らしい印象だけにとどまらず、愛おしい気持ちを演出するのにもぴったりで、大切な人へのプレゼントやウェディングブーケなど特別な場面にもふさわしい花色として活用されています。
さらにピンク色は、女性ホルモン分泌を促進し肌の老化を防止する効果があると言われており、ピンクの花を育てたり鑑賞することで、美容や健康にもよい効果が期待できるかもしれません。
ピンクの花を演出するポイント
ピンク色の花はとてもたくさんの種類があり、選んだ花や組み合わせによって様々な表情に仕上がります。ここでは、ピンクの花でおしゃれなお庭を作るための間違いのないガーデニングポイントをご紹介します。
白い花と合わせて
ピンクの花は白い花と合わせることで、一層華やかな雰囲気を醸し出します。
白い花もたくさんの種類があり悩む所ではありますが、同じ花でピンクと白を色違いで植えると、育てやすくキレイなお庭に仕上がります。
ピンクの濃淡を楽しんで
手前には這い性のピンクの花を、背景には高性のピンクの花を配置しましょう。ピンクの花と言っても、濃いピンクや薄いピンクと様々な個性があるものですが、ピンク色でまとめるだけで、ぐっとまとまり感のある印象になります。ピンクのグラデーションを楽しんでみてください。
おすすめの育てやすいピンクの花
マーガレット シンプリーコーラル
開花期:春・秋 花言葉:真実の愛マーガレット シンプリーコーラルは、咲きすすむにつれて花色の変化が楽しめるマーガレットです。枝分かれしやすく、たくさんの花が長い期間咲き続けるのも魅力で、縁取りと花弁のピンクのグラデーションが美しいマーガレットです。
スーパートレニア カタリーナ ピンクリバー
開花期:春~晩秋 花言葉:ひらめき、愛嬌スーパートレニア カタリーナは、暑さや雨に強く、ガーデニング初心者にもたいへん育てやすい植物です。一般的なトレニアと比べ夏の直射日光にも強く、太陽の光を浴びてぐんぐん育ち、春から晩秋まで株を覆うように花が咲き続けます。
ベゴニア ダブレット ローズ
開花期:春~晩秋 花言葉:丁寧夏の花壇を彩るベゴニア。ベゴニアには多くの品種がありますが、四季咲き性のものをベゴニア・センパフローレンスと呼びます。大変丈夫な植物で、葉は肉厚で艶があり、バラのようなハートの花弁が可愛らしく世界中で愛されています。夏の暑さはもちろん、雨や病気にも強く、春から晩秋まで長く楽しめるピンクのお花です。
ゴンフレナ ラブラブラブ
開花期:春~晩秋 花言葉:永遠の愛、色あせぬ恋ゴンフレナ ラブラブラブは、一般的なゴンフレナ(千日紅)と比べて、分枝性が大幅に改良されており、連続開花性に優れ春から晩秋まで咲き続けます。高性で花壇や寄せ植えのフォーカルポイントとしてもお楽しみいただけます。ピンクの花が春から霜が降りる季節まで長く楽しめます。
スーパーベル ダブルチェリーリップル
開花期:春~秋 花言葉:心のやすらぎ、自然体スーパーベルは、病気に強く、暑さにも強く、こんもりとした美しい草姿が特徴のカリブラコアです。たくさんの花色がありますが、中でもダブルチェリーリップルは、八重咲きの花びらとレースのようなオレンジの縁取りが上品な温かみがあるピンクのお花です。
スーパーチュニア ビスタ ミニピンクスター
開花期:春~秋 花言葉:心のやすらぎ、自然体生育旺盛で強健なスーパーチュニアは。摘心(ピンチ)をしなくてもボリュームたっぷりに育てらるペチュニアです。写真にあるピンク色の星型模様をみせるスーパーチュニア ビスタ ミニピンクスターだけでなく、たくさんの花色や花模様を取り揃えています。
ネメシア アロマンス ライチグレープ
開花期:春、秋 花言葉:包容力、正直ネメシア アロマンスの「アロマンス」とは、「アロマ」と「ロマンス」を掛け合わせた造語で、香り高い夢物語を届けたい想いから名づけられました。ただのピンクに終わらない人気の複合色で、夏越しして秋も楽しむことができる宿根ネメシアでです。
クレオメ セニョリータ ロザリータ
開花期:春~秋 花言葉:秘密のひととき、あなたの容姿に酔うこれまでになくたくさんの花が咲くように改良されたクレオメがクレオメ セニョリータです。トゲがなくベタベタせず臭くないクレオメで、1株であふれるような花付きとなります。 暑さや乾燥に強く、夏の花壇や鉢植えの花として最適です。淡いほのかなピンク色で、ナチュラルガーデンにぴったりです。
おすすめのピンクの花が咲くシュラブ(低木)
アナベル ミディピンク
開花期:初夏~秋 花言葉:ひたむきな愛アナベル ミディピンク(旧:アメリカあじさい ピンクアナベル2)は、初夏から秋まで繰り返し長く咲くアジサイです。秋が深まる頃ヴィンテージカラーになるまで楽しんだあと、冬から早春にかけて剪定を行えば翌年もまた花を咲かせてくれる剪定が簡単なアジサイです。真夏は半日陰で育てることで、ピンク色の花を長く楽しむことができます。
ヒメウツギ ユキチェリーブロッサム
開花期:春 花言葉:秘密、夏の訪れヒメウツギ ユキチェリーブロッサムは、春に小さなピンクの花をたくさん咲かせるヒメウツギです。尖った1枚1枚の花びらは、花裏の濃いピンクと白い縁取りのコントラストが美しく、清楚に咲き誇ります。また、斜面に植えても優れたパフォーマンスで育ちます。
姫ライラック センシビリティーピンク
開花期:春 花言葉:秘密、思い出、初恋の香り姫ライラック セント アンド センシビリティーピンクは、つぼみは濃いピンク色、花は淡いライラックピンク色。つぼみと花のピンクの濃淡が美しく株全体を彩り、優雅な芳香が庭を包みます。花房は、約10cmになります。
アメリカテマリシモツケ タイニーワイン
開花期:晩春 花言葉:努力アメリカテマリシモツケ タイニーワインは、濃い色合いの銅葉が一年を通じて色鮮やかに庭を彩ってくれます。特に、晩春に咲くピンク色がかった白い花と細かい銅葉のコントラストは美しく、見応え充分です。
シモツケ ダブルプレイ ピンク
開花期:晩春~初夏 花言葉:整然とした愛、儚さシモツケは、バラ科シモツケ属の落葉低木です。樹高は1m未満と小さいお庭でも育てやすく、春から秋まで葉色の変化を楽しむことができる鑑賞期間が長い樹木です。初夏に綿毛のようなふわふわした小さな花を楽しめます。
サルスベリ ブラックパール ライトピンク
開花期:夏~秋 花言葉:雄弁、饒舌、あなたを信じるサルスベリ ブラックパールは、バーガンディの黒葉が美しいサルスベリです。優れた耐乾性があり、一度根づけば長く雨が降らない日が続いても耐えることができます。花房のサイズは、3~4cmになります。花が少なくなる夏に咲くありがたい花木で、シンボルツリーとしてもおすすめです。
ワイゲラ ソニックブルーム ピンク
開花期:晩春~秋 花言葉:豊麗、豊かで美しい、豊穣ワイゲラ ソニックブルーム ピンクは、鮮やかな桃色の蕾から深桃色の花が咲きます。剪定しなくても返り咲きします。樹高も120〜150cmと従来のワイゲラに比べて非常にコンパクトになり、小さいスペースでも育てやすくなりました。次々と花を咲かせ、晩春から秋にかけて長い期間お庭を彩ってくれます。
ガーデンブバルディア ファイヤーレッド
開花期:初夏~秋 花言葉:交流、空想ブバルディアはメキシコや中央アメリカ原産の切り花に人気のある植物です。温暖な気候を好み、日本では冬越しが難しい植物でしたが、日本のガーデン(耐寒性ゾーン:8bまで)でも楽しめるように改良されたのがガーデンブバルディア ファイヤーレッドです。暑さに強く初夏から秋まで次々と花が楽しめます。コンパクトでまとまりのある株に育ちます。半常緑性で霜が降りる地域では冬は落葉し、晩春に芽生えます。
ハナミズキ(花水木)
開花期:春 花言葉:返礼、永続性、思いを受け取ってくださいハナミズキは、明治45年に東京市長からワシントン市にサクラの苗木をプレゼントをしたその返礼として日本に送られてきました。アメリカ原産の花木で、別名「アメリカヤマボウシ」とも呼ばれています。薄紅色の可愛らしい花を咲かせますが、実は花のように見える部分は総苞片で鑑賞期間が長いのが特徴です。
アザレア
開花期:春 花言葉:節制、禁酒、恋の喜び日本のツツジをヨーロッパで改良して生まれたのが、アザレアです。ピンクや白の豪華な花を咲かせ、春のお庭を華やかに彩ります。一重咲きのほかに八重咲きの品種もあります。もともとが日本で自生していたツツジのため、日本の気候においてとても育てやすい花木です。
沈丁花
開花期:初春 花言葉:永遠、不死、不滅、栄光日本を代表する三大香木のひとつが春の沈丁花(ジンチョウゲ)です。ジンチョウゲ科の常緑低木で、春に桃色の縁取りをした白色の小さな花をたくさん集めて咲きます。特徴は、なんと言っても香り!上品な甘い香りを放つピンクの花木です。
まとめ
選ぶお花や組み合わせによって、様々な魅力をみせてくれるピンクの花。ここにあげた花はほんの一部で、PW(ピーダブリュー)には日本の酷暑にも負けずに咲き続けるピンクの花がたくさんあります。
花が少なくなる真夏の季節にもピンクの花を彩ってくれる、そんな暑さや病害虫に強くて丈夫な花をお探しの場合は、是非一度PWマークのついた花苗を育てて、そのパフォーマンスを実感してみてくださいね。