ガウラとは

4枚の花弁と長い雄しべを持ち、風がそよぐとまるで蝶が舞っているように見えるガウラは、別名:ハクチョウソウとも呼ばれています。ガウラは耐暑性にも耐寒性にも優れ、春から秋までと次々と長く花を咲かせ続けます。

ガウラ リリポップピンクとは

ガウラリリポップピンク
@fraw_frow様の投稿

ガウラ リリポップピンクは、低い位置で花をつけるコンパクトなガウラで花壇の縁どりや寄せ植えにも使いやすいことが特徴です。一般的なガウラに比べ枝数が多くその分たくさんのフェアリーピンクの花が咲き、冬越しをするとさらにボリュームある大きな株になります。ここでは、そんなガウラ リリポップピンクを上手に育てる育て方をご紹介します。

栽培カレンダー

ガウラリリポップピンク栽培カレンダー

※関東地方以西低地基準になります。地域やその年の気候、生育状態により、開花期やお手入れの適期などは変わります。栽培カレンダーは目安としてください。

ガウラ リリポップピンクの育て方

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準備するもの
土の選び方

草花用培養土

水はけのよい土を選びます。病気や害虫を避けるため、新しい土のご使用をおすすめします。

肥料のあげ方

肥料

生育期には緩効性の置き肥を1ヵ月に1回程度、液肥(1,000~2,000倍)を1~2週間に1回程度あげてください。

鉢の選び方

鉢底網を敷いてください(地植えの場合は不要です)。

ガーデニングあると便利な道具

その他道具

スコップ、水やり道具、ガーデングローブ(軍手)、ハサミなどがあると便利です。

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ガウラ リリポップピンクの管理方法

ガウラの植えつけ

植えつけ時に元肥を十分に施し、害虫防除のためにオルトラン粒剤等の殺虫剤を撒いておきましょう。買ってきた花苗(9~10.5㎝ポット苗)は初めは二回り大きな15㎝~20㎝位の鉢に植えつけ、根が張ってきたら30㎝前後の鉢に植え替えましょう。

根が張ってくると、地上部が大きくなり、鉢底穴から根が見えたり水が乾きやすくなる症状がみられます。

ガウラの日当たり・置き場所

水はけがよい1日中日光がよくあたる場所で育ててください。1日6時間以上日光があたる場所で育ててください。耐寒性、耐暑性ともに強く、北海道の内陸部を除けば全国で栽培可能です。

ガウラの水のあげ方

鉢植えの場合

鉢の土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水をあげてください。

地植えの場合

ほとんど不要です。地面がカリカリに乾燥した場合は、水やりをしてください。

ガウラの肥料のやり方

鉢植えの場合

植えつけ時に元肥を施し、生育期には緩効性の置き肥を1ヵ月に1回程度、液肥(1,000~2,000倍)を1~2週間に1回程度あげてください。

地植えの場合

ほとんど不要です。

ガウラの病害虫の予防と対策

植えつけ時に害虫防除のためにオルトラン粒剤等の殺虫剤を撒き、害虫の発生状況により市販のスプレータイプの殺虫剤または粒剤を使用してください。

病気

風通しが悪いと灰色かび病にかかることがあります。花がらを取り除いて清潔な状態を保つようにしてください。

害虫

アブラムシの主な繁殖期は4~6月と9~10月です。この時期にアブラムシが発生することがあります。アブラムシは、単為生殖で、雌が1匹いれば増え続けることができる害虫です。アブラムシを見かけたら、たくさんついてしまった部分は切り落とし、残ったアブラムシが再繁殖する前にアブラムシに効果がある薬剤を散布してください。

ガウラの切り戻し

ガウラ リリポップピンクは、4月頃に新芽をピンチ(摘心)すると草丈がコンパクトになり、倒れにくくなります。

夏頃に花付きが悪くなってきたり株姿が乱れたら、株の1/2~1/3くらいまで切り戻しをしましょう。そうすることで、風通しが良くなり蒸れ防止になります。また花が返り咲きしやすくなります。

ガウラの夏越し

ガウラリリポップピンク白
@yuppi989 様の投稿

夏の高温期には、ガウラ リリポップピンクの花色が薄くなることがあります。こちらは、日当たりの良い場所で育てたガウラ リリポップピンクの夏の様子です。爽やかな白色の花を咲かせています。

ガウラリリポップピンク
@yuppi989 様の投稿

色褪せるのが気になる場合は、真夏は半日陰で育てることをおすすめしますが、秋になり涼しくなると再び花色が戻ってきます。

ガウラの冬越し

ガウラ リリポップピンクは、地上部が枯れるのではなく、葉が平面的に放射状に広がった状態になり冬越しします。耐えることができる最低温度は―10℃で、関東地方以西の低地であれば外でそのまま植えっぱなしの状態でも冬越し可能です。お住まいの地域や栽培環境によっては冬越し対策を行ってください。

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水はけのよい土で育ててください

管理情報

開花期:春~秋

耐性

耐性:耐寒性多年草

最低温度:約ー10℃

水やり:ふつう

置き場所:日なた

草丈

草丈:20~30cm

株幅

株幅:約30cm

肥料:ふつう

鉢植え/プランター

用途:プランター/鉢植え、花壇、ハンギング

耐暑性アイコン

アイコンの説明はこちら

よくあるご質問

Q
夏になり花色が白色になりました。どうしてでしょうか。
A

夏の直射日光にさらされると、ガウラ リリポップピンクの花色が薄くなることがあります。生理現象になりますので、秋になり花色が戻ってくるまで是非薄い色のガウラ リリポップピンクもお楽しみください。

Q
冬越しするには、どうしたらよいですか。
A

ガウラ リリポップピンクは耐寒性に優れ、耐えれる最低温度は目安として約ー10℃です。日本では北海道の内陸部を除いて冬越しの準備は特に必要ありません。冬越しについて詳しくは、ガーデニングの冬越しのコツを参考にしてみてください。