トレニアとは
トレニアは、熱帯地方原産の植物で、春から晩秋まで暑い夏にも負けず休まず花を咲かせてくれるたいへん育てやすい植物です。2~3cm程度のスミレに似たお花を株いっぱいに咲かせることから、別名:夏スミレとも呼ばれています。耐陰性があるトレニアもありますが、たくさんの花を楽しむには日光がよく当たる場所で育てるのがおすすめです。
スーパートレニア カタリーナとは

スーパートレニア カタリーナは、さらに暑さや雨に強くなった、ガーデニング初心者におすすめしたいトレニアです。花壇や地植えであれば雑草も生えてこないほどの驚きの生育力でグランドカバーにも最適です。一般的なトレニアと比べ夏の直射日光にも強く、太陽の光を浴びてぐんぐん育ち、春から晩秋まで株を覆うように花が咲き続けます。
スーパートレニア カタリーナは、日本の暑い夏を爽やかに演出する澄んだ色で「ブルーリバー」「ピンクリバー」「アイスリバー」の3品種を展開しています。その名の通り、リバー(川)のようにしだれる草姿が美しくハンギングや寄せ植えにもおすすめです。ここでは、そんなスーパートレニア カタリーナを上手に育てる育て方をご紹介します。
栽培カレンダー

※関東地方以西低地基準になります。地域やその年の気候、生育状態により、開花期やお手入れの適期などは変わります。栽培カレンダーは目安としてください。
育て方動画

スーパートレニアの育て方

はとても重要です。

草花用培養土
水はけのよい土を選びます。病気や害虫を避けるため、新しい土のご使用をおすすめします。

肥料
元肥のほかに、液肥を週1回程度、置き肥(緩効性)を月1回あげてください。

鉢
30cm前後の鉢がおすすめです。鉢底網を敷いてください。(地植えの場合は不要です。)

その他道具
スコップ、水やり道具、ガーデングローブ(軍手)、ハサミなどがあると便利です。

トレニアの植えつけ
植えつけ時に元肥を十分に施し、害虫防除のためにオルトラン粒剤等の殺虫剤を撒いておきましょう。買ってきた花苗(9~10.5㎝ポット苗)は初めは二回り大きな15㎝~20㎝位の鉢に植えつけ、根が張ってきたら30㎝前後の鉢に植え替えましょう。
とても生育旺盛なので、植え替えに自信がない場合は、買ってきた花苗(9~10.5cmポット苗)を初めから30cm前後のサイズの鉢に植えても育てることができます。土の表面が乾いたら、たっぷり水をあげるようにして、水のあげ過ぎに注意して育ててください。
また、より綺麗な花姿を目指す場合は、植えつけ時に「摘心(ピンチ)」をした方が良いのですが、「摘心(ピンチ)」をしなくてもたくさん分枝して多くの花を咲かせます。
トレニアの日当たり・置き場所
スーパートレニア カタリーナ は、1日中日光がよくあたる場所で育ててください。多少の日陰でもたくさんの花を咲かせますが、できれば日当たりの良い場所で育ててください。
トレニアの水のあげ方
土の表面が乾いたら、たっぷり水をあげてください。目安として春、秋は1日1回。夏は水枯れしないように1日2回程度、最低でも1日1回はあげてください。真夏は特に水切れに注意します。
鉢の土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりとあげてください。
トレニアの肥料のやり方
スーパートレニア カタリーナ は、植えつけ時に元肥を十分に施した後、開花期は、緩効性の置き肥を1ヵ月に1回程度、液肥(500~1,000倍)を1〜2週間に1~2回程度あげてください。
トレニアの病害虫の予防と対策
植えつけ時に害虫防除のためにオルトラン粒剤等の殺虫剤を撒き、害虫の発生状況により市販のスプレータイプの殺虫剤または粒剤を使用してください。
病気
スーパートレニア カタリーナは、ほとんど病気の心配はありません。一般的なトレニアがかかりやすいうどんこ病や立ち枯れ病に強く改良されています。
害虫
アブラムシの主な繁殖期は4~6月と9~10月です。この時期にアブラムシが発生することがあります。アブラムシは、単為生殖で、雌が1匹いれば増え続けることができる害虫です。アブラムシを見かけたら、たくさんついてしまった部分は切り落とし、残ったアブラムシが再繁殖する前にアブラムシに効果がある薬剤を散布してください。
トレニアの花がら摘み
スーパートレニア カタリーナは、花がらがあまり目立ちません。気になるようであれば、切り戻しをするついでに花がらを切り取るとお手入れが簡単です。
トレニアの切り戻し
スーパートレニア カタリーナは、根元が蒸れやすい梅雨入り前に、鉢の縁に沿うように切り戻しをしましょう。
切り戻しをしなくてもキレイな草姿を保ちますが、生育旺盛なので草姿が乱れて気になるようであれば切り戻しをすることをおすすめします。9月に入って涼しくなる頃までは1/2程度に切り戻しをしても大丈夫です。切り戻しすると、枝が分かれて株がさらに充実します。
トレニアの夏越し
スーパートレニア カタリーナは、真夏でも日当たりが良い場所ほどたくさんの花を咲かせます。真夏でも休まず成長し続けるので、肥料も休まずあげ続けてください。
トレニアの冬越し
スーパートレニア カタリーナが耐えることができる最低温度は、目安として5℃です。沖縄地方を除いては、屋外での冬越しは難しいとされています。耐寒性があるわけではないので、冬は屋内に取り込むなど冬越し対策をしてください。


水やり:ふつう

置き場所:日なた

草丈:20~30cm

株幅:60~80cm

肥料:ふつう

用途:プランター/鉢植え、花壇、ハンギング
よくあるご質問
育て方について
基本的に一年草です。お住まいの地域や栽培環境によっては冬越しも可能なため非耐寒性多年草と記載しておりますが、翌年も同じように咲く保証はございません。
切り戻ししなくてもたくさん分枝するので、秋までお花をお楽しみいただけます。ただし、草姿が乱れてしまった場合や、梅雨が始まる前にも関わらず株元が蒸れてしまっている場合は、切り戻しをした方がキレイな草姿を長くお楽しみいただけます。
切り戻しについて、さらに詳しい情報はこちら
スーパートレニアが耐えれる最低温度は目安として5℃程度です。トレニアは寒さに弱い植物で、お住まいの地域によって冬越しの準備が必要になります。ガーデニングの冬越しのコツを参考にして、冬支度をしてみてください。
花色について

夜の気温が低い時期には、若干花色が濃く出ることがあります。暖かくなると色味が薄くなりますのでしばらく様子をみてみてください。
- スーパートレニア カタリーナ ピンクリバーを買ったのですが、カタログやラベルにあるようなピンク色に咲きません。
スーパートレニア カタリーナのピンクリバーとアイスリバーは、ブルーリバーの突然変異によって生まれた枝変わり品種になります。そのため、まれに本来の色に戻ろうと先祖返りが発生する場合があります。 唯一無二の花色をお楽しみいただけたら幸いです。
花色が心配な場合は、花が咲いた状態の苗を購入することをおすすめします。大変恐れ入りますがどうぞよろしくお願いします。
- 黄色のスーパートレニア カタリーナ ルミーナの販売が終了してしまったようですが、再度販売する予定はありませんか。
人気のイエローカラーでしたが、誰でも育てられる強い性質という点が他のカラーと比べて劣っていたために、2018年より販売終了となりました。現時点(2022年)では再度販売する予定はございませんが、強い性質に改良を進めておりますのでどうぞよろしくお願いします。
購入できるお店
スーパートレニア カタリーナを販売しているお近くのお店をご案内いたします!
トレニアのトリビアの答え

スーパートレニア カタリーナは、なんと株式会社ハクサンの研究室で生まれ、今では世界的に有名なお花になりました。
トリビアは、基本情報のページに掲載されています。