春から初夏の園芸店やホームセンターには、たくさんの花や植物…花のついた紫陽花などのシュラブ(低木)がたくさん並び、私たちガーデナーは「次は何を植えようかしら?」と心が躍るものですよね!ただ、実は秋は丈夫なシュラブ(低木)を育てるのに、最適なシーズンだと言うことをご存知でしょうか。
シュラブ(低木)を植えるのに秋をおすすめする理由
秋は、
多くの虫は、春に卵からかえり幼虫へと生長します。そのため春は虫が多く発生しますが、秋は春と比べて虫の発生が少なくなります。
秋が深まり涼しくなってくると、水が枯れにくくなります。たくさんの水を必要とする紫陽花などのシュラブ(低木)は、水枯れする失敗が少なくなります。
春に植えたばかりで生長しきれていないシュラブ(低木)は、夏の強い日差しで花や葉が傷む場合があります。その点、秋の柔らかい光の中で生長することができます。
春や夏には数日で急生長する植物でも、日照時間が短くなってきているため、秋はじっくりと生長します。株を充実させる期間が長い分、養分と体力を蓄えます。
という理由から、ガーデニング初心者の方には春よりもガーデニングの失敗が少なくなる、うってつけの季節なんです。
秋はシュラブ(低木)を植えよう
何年も育てて楽しむシュラブ(低木)にとって、秋はじっくりと根と株が生長する絶好の季節です。しっかりと生長するので、厳しい環境にも適応しやすくなります。
園芸店やホームセンターでは、花が咲いていない状態で売っているので今まで手に取る方も少なかったのですが、ローメンテナンスでガーデニングを楽しめるシュラブ(低木)の人気が高まる中、秋の植えつけがもっとも簡単に育てられると注目を集めています。
秋にシュラブ(低木)を植えたら
こちらは秋に購入したラグランジア ブライダルシャワーのベビー苗(10.5cmPWポットで販売されている)を鉢植えで育てた様子です(愛知県)。秋は、地上部の生長はあまり見られないのですが、冬越しをしたシュラブ(低木)は、春には立派な株姿を魅せてくれます。
ただベビー苗の場合、小さな苗に花芽がつくことになるので翌春開花しない可能性もあります。翌春から花を楽しみたい場合は、15cm以上のポットで売られている苗木を植えるのがおすすめです。
落葉樹の場合、気温が下がるにつれて葉色は変化し落葉し休眠します。春になると再び新芽が吹いてくるので枯れたと思って抜かないようにしましょう。
ベビー苗とは
ベビー苗とは、植えつけ初年度は苗木を育てて、翌年以降に花を咲かせるベビーサイズの苗木です。一年越しで育てることで、「育つよろこび」を実感いただける商品になります。花苗感覚でお手軽に身近に手に入れることができ、シュラブ(低木)の人気に拍車をかけた商品です。
ベビー苗は、その年は花が咲かない場合がありますが、冬越しをすると翌年以降に花を咲かせます。晩秋に休眠期に入った時に「花が咲かないまま枯れてしまったわ」と抜いてしまわないようにしてくださいね。
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まとめ
シュラブ(低木)は鉢植えで育てるにしても重くてなかなか移動ができないものですよね。秋は、ゲリラ豪雨や台風といった激しい気象変化も少なく、小さな苗でも育てやすい気候になります。秋の間に立派な根を生長させたシュラブ(低木)は、冬越しをして春には萌芽を魅せてくれます。さらには、春の満開を迎えた時の感動はひとしおです。
植えっぱなしで大丈夫!管理の手間もあまりかからない庭木は、1本あるだけでもお庭が完成する優れものです。
2022年より、PWは本格的にシュラブ(低木)の販売をスタートいたしました。
PWとは、植物の国際ブランドPROVEN WINNERS(プルーブンウィナーズ)の略称。PW JAPANは、世界中の育種家が生み出す品種から、日本の環境に適した高い基準をクリアした品種のみを厳選しています。だから初心者でも失敗が少なく育てられます。植物選びの安心マーク「PW」が目印です。是非お店やネット上で探してみてください。