メンテナンスが簡単で植えっぱなしでも何年も季節の移ろいを感じることができる植木。なかなか大きなお庭スペースがない日本では、植木の中でもアナベルなどの低木(シュラブ)を選ぶのが主流です。初めて低木(シュラブ)という言葉を聞く方も、多いかもしれません。ここでは低木(シュラブ)の魅力とその種類を、花を楽しむおすすめの低木(シュラブ)と葉の美しいおすすめの低木(シュラブ)に分けてご紹介します。

低木(シュラブ)とは

樹木は、成長した木の高さによって高木と低木(シュラブ)に分けられます。3m以上の樹木を高木と呼び、3m未満の樹木を低木(シュラブ)と呼びます。日本の植木・庭木のほとんどは低木(シュラブ)で、しっかりとした幹がある高木とは異なり、根元から株状に枝が広がる樹形のものが多くあります。

イングリッシュガーデンをはじめとした海外のガーデンでも取り入れられていることが多く人気のある低木(シュラブ)。日本でも人気のアナベルなども低木(シュラブ)の仲間です。

低木(シュラブ)の魅力

低木(シュラブ)の魅力は、なんと言ってもローメンテナンスながら草花に比べて圧倒的な存在感があることです。長く花を楽しめる品種でも草花のようなこまめな花がら取りなどの必要がなく、剪定の手間もあまりかかりません。

  1. お手入れが簡単

    一度植えれば、毎年花を咲かせたり紅葉を見せてくれたりする低木(シュラブ)。季節を感じることができ、それほど大きくならないのでお手入れも簡単。花を咲かせる多くの低木(シュラブ)は花後に剪定するだけで、翌年も花を楽しめます。スペースに対して大きくなりすぎる場合は刈り込みなどを行いましょう。品種によっては密植して生垣のようにすることも可能です。

  2. お庭にボリュームが出る

    草花だけで庭にボリュームを出すのは結構大変。花畑のような庭も素敵ですが、シュラブを植えこむと草花にはないボリュームが出て、庭に立体感が生まれます。

  3. 一株で存在感がある

    ボリュームがあるため、一株植えただけでも存在感があるのも低木(シュラブ)の魅力です。草花に比べると大きく育つので、最初に場所を良く選んでから植えるようにしましょう。

    リビングから良く見える位置に毎年花が咲くシュラブを植えたり、フォーカルポイントにしたり。鉢植えで育つ品種も多いので、ベランダやテラスをセンスアップしたいときにもおすすめです。

  4. 草花の背景になる

    草花を植えた背景が塀や高木の場合、低木(シュラブ)にはそれらをつなぐ役割も担います。違和感なく溶け込む樹種を選んで、草花の背景にしてみましょう。宿根草などと組み合わせて高低差のある植え込みも作れます。

大きくなりすぎないシュラブは、庭に木を植えるのはちょっと抵抗があるけれど草花だけでは物足りない…という人にもぴったり。庭に立体感を与えてくれてボリュームを出すことができるのに手入れは簡単!シンボルツリーとして植えた高木の足元の引き締め役にも向いています。

特に、PWの低木(シュラブ)は品種改良により分枝性に優れていたり枝折れしにくくなっていたり、既存の低木(シュラブ)をより育てやすくなっているのが特徴です。あまり手間をかけなくてもよいのでガーデニング初心者の方でも大丈夫。また、開花期が長く繰り返し咲く品種や葉色の美しい品種など、種類もサイズも豊富にそろっています。

花を楽しむおすすめ低木(シュラブ)

花苗だけではなかなかボリュームが出ないお庭…お花を楽しむ低木(シュラブ)を取り入れれば、何年もお花も楽しめお庭を簡単に彩ることができます。ガーデンのアクセントとして、あるいは一年草や宿根草の背景として、世界のトレンドでもある花を楽しむ低木(シュラブ)を育ててみましょう。

アナベル(アメリカあじさい)

分類:アジサイ科アジサイ属
タイプ:落葉樹 花色:ピンク、白、ライム、ルビー

ガーデニング初心者さんにもおすすめなのがアナベル(アメリカあじさい)。四季咲き性で、初夏から秋まで長く咲くアジサイです。花色の移り変わりを楽しんだあと冬から早春にかけて剪定を行えば翌年もまた花を咲かせてくれます。耐寒性も強いのが特徴です。サイズもカラーも種類が多いので、お庭に合わせてお選び頂けます。

ノリウツギ

分類:アジサイ科アジサイ属
タイプ:落葉樹 花色:ピンク、白、ライム

ピラミッド型のゴージャスな花を咲かせるアジサイの仲間がノリウツギ。強健で育てるのも簡単。花色の変化を楽しみながら晩秋から早春に剪定すれば大丈夫。初心者さんでも育てやすいのが魅力です。鉢植えで楽しむときは、樹高90~150cmとコンパクトなリトルライムやリトルクイックファイヤーなどの品種を選びましょう。

アジサイ レッツダンス

分類:アジサイ科アジサイ属
タイプ:落葉樹 花色:ブルー、ピンク

日本の庭にも古くから取り入れられているアジサイ。現在は豊富な品種が出回っています。アジサイ レッツダンスシリーズは、新枝にも旧枝にも花芽がつくアジサイで、剪定位置を気にしなくても育てられる剪定が簡単なアジサイです。

ラグランジア

分類:アジサイ科アジサイ属
タイプ:落葉樹 花色:ブルー、ピンク、白

ラグランジアブライダルシャワーは、枝についている芽全てに花が咲くとてもゴージャスな新ジャンルのアジサイです。国際的に有名なRHSチェルシーフラワーショーをはじめとした数々の賞を受賞しました。鉢植えでも地植えでも楽しめます。

ヒメウツギ

分類:アジサイ科ウツギ属
タイプ:落葉樹 花色:ピンク、白

ヒメウツギ ユキ チェリーブロッサムは、可憐な印象の春の花、秋の紅葉と二度楽しめるヒメウツギです。樹高は30~60cmと、コンパクトな整った樹形に育ち、直射日光にも強く改良されました。鉢植えのほか、ボーダー花壇やグランドカバーとしても役立ちます。

ブッドレア

分類:フジウツギ科フジウツギ属
タイプ:落葉樹 花色:ブルー、ピンク、紫、白

四方に広がった株姿に細長い花穂をつけるブッドレア。PWのブッドレアは樹高60~75cmとコンパクトなサイズで育てやすいのが魅力。花の時期が初夏から霜が降りる頃までと長く、花がらを取らなくても繰り返し花を咲かせてくれるのでお手入れも簡単です。

姫ライラック

分類:モクセイ科ハシドイ属
タイプ:落葉樹 花色:ピンク、紫

姫ライラックは樹高が高くならないコンパクトサイズのライラック。こんもりと横に広がるので、高い木を植えたくない庭や鉢植えにぴったりです。芳香のある優雅な花が繰り返し咲くので長い期間楽しめます。

リキュウバイ

分類:アカネ科タニワタリノキ属
タイプ:落葉樹 花色:白


春に清楚な純白の花があふれるように咲くリキュウバイ。樹高が低くコンパクトな樹形に育つので、花壇や狭い場所の植栽にもおすすめです。

クロバナロウバイ

分類:ロウバイ科クロバナロウバイ属
タイプ:落葉樹 花色:濃赤

クロバナロウバイ アフロディーテは、午前中はとても良い香りの大きな花が咲くクロバナロウバイです。夏に咲く花は明るいワインレッド。最初の花の開花後も次々と花を咲かせ、長い間楽しめます。甘い香りだけでなく、美しい光沢のある葉も魅力です。古い枝に花が咲くので開花前の剪定は避け、花のシーズンが終わったら剪定しましょう。

葉の美しいおすすめ低木(シュラブ)

同じような葉色ばかりで植栽が単調な印象になってしまう…というお悩み、ありませんか。そんな時におすすめなのが葉の美しい低木(シュラブ)です。上手に取り入れると洗練された大人の雰囲気の庭に仕上がります。単調になりがちなグリーンに変化を与えてくれます。黄緑系の葉色で明るさを添えたり、ダークな葉色で大人っぽい印象にしたり。イメージに合わせて品種を選んでください。

サルスベリ

分類:ミソハギ科サルスベリ属
タイプ:落葉樹 葉色:濃紫、黒

つやのある黒葉をもつおしゃれなサルスベリ。夏に真赤な花を咲かせるレッドと、白い花を咲かせるホワイトの2品種があり、花色と黒葉とのコントラストも魅力です。従来のサルスベリと比べてコンパクトな樹形なので取り入れやすく、シンボルツリーにもおすすめ。

アベリア

分類:スイカズラ科アベリア属
タイプ:常緑樹 葉色:ブロンズ、緑

一年中美しい葉色を楽しめるアベリア。
アベリア ブロンズアニバーサリーは、新芽の頃はブロンズオレンジ、やがて明るいライムゴールドへ変化します。ルビーアニバーサリーは新芽の頃はルビーレッド、秋には紅葉を楽しめます。

テマリシモツケ

分類:バラ科テマリシモツケ属
タイプ:落葉樹 葉色:紫、緑、黄色

銅葉が大人っぽい印象のアメリカテマリシモツケ タイニーワインは、庭の引き締め役にぴったり。晩春に咲くピンク色がかった花と銅葉のコントラストも見事。コンパクトな品種なので狭い場所にもおすすめです。

ニシキギ

分類:ニシキギ科ニシキギ属
タイプ:落葉樹 葉色:グリーン、赤

通常グリーンの葉が秋になると燃えるような紅葉に変化するニシキギ。ニシキギ アンフォーゲッタブルファイヤー日当たりの良い場所で育てるとより一層鮮やかな葉色を楽しめます。コンパクトな樹形で育てやすいのも魅力です。

コルヌス

分類:ミズキ科ミズキ属
タイプ:落葉樹 葉色:グリーン、黄色

カラフルな黄色の斑入りの葉色が美しいコルヌス ゴールデンシャドウズ。春には繊細な白い花が咲き優し気な雰囲気に。半日陰の庭を明るい印象にしてくれます。

ワイゲラ(タニウツギ)

分類:タニウツギ科タニウツギ属
タイプ:落葉樹 葉色:黄緑色

明るい黄緑色の葉が植栽に変化を与えてくれるワイゲラ ゴースト。晩夏になると葉に虹色のバタークリームのような光沢が出ます。春に濃いピンク色の花が咲くのも見どころ。

まとめ

一度植えたら長く育てるシュラブは、最初に植える場所に合った品種選びが大切です。心配な場合は、まずは鉢植えで育ててみてもいいですね。庭の雰囲気に合うシュラブを取り入れてみてください。管理の手間もあまりかからず、植栽に変化とボリュームを与えてくれるシュラブ。鉢植えでも地植えでも楽しめるのも魅力です。素敵な品種が数多く登場しているので、ぜひお気に入りを見つけて育ててみてくださいね。

PW(ピーダブリュ)とは、植物の国際ブランドPROVEN WINNERS(プルーブンウィナーズ)の略称。PW JAPANは、世界中の育種家が生み出す品種から、日本の環境に適した高い基準をクリアした品種のみを厳選しています。だから初心者でも失敗が少なく育てれます。植物選びの安心マーク「PW」が目印です。是非お店やネット上で探してみてください。

低木(シュラブ)