鉢植えでアジサイを育てるには、いくつかの重要なポイントがあります。

鉢植えに植えつける前に、まずはアジサイを、今シーズン限りだけ鉢植えで育てるのか、ずっと鉢植えで育てるのかを検討してみてください。今シーズン限り鉢植えで育てる場合は、シーズンが終わったら、庭にアジサイを植え替えることを考える必要があります。また、ずっと何年も鉢植えで育てる予定の場合は、大きな鉢に植えつける必要があります。

それが決まったら、鉢植えでアジサイを育てる方法を読んでいきましょう。

鉢植えのアジサイの鉢の選び方

今シーズン限り鉢植えで育てる場合

現在苗木が入っているポットや鉢のふたまわり程(ひとまわりは約3㎝なので、ふたまわりは約6cmになります。)大きな鉢を選びましょう。鉢底に十分な穴がある一般的な鉢であれば、水はけにも問題はありません。

何年も鉢植えで育てる場合

何年も鉢植えで育てる場合は、植木鉢の素材選びは重要です。

霜が降りる地域にお住まいの場合は、粘土やテラコッタ、またはセラミック素材の植木鉢を避けることをおすすめします。これらの素材は、凍結温度が上昇すると、壊れたり粉々になることがあり、根が冬の過酷な寒さにさらされる恐れがあります。関東以西低地の暖かい地域にお住まいの場合は、どんな素材の鉢を選んでも大丈夫です。

また何年も鉢植えで育てる場合は、 鉢のサイズは、とても重要です。直径40~60cmの幅で深さもあり多くの土を蓄えることができる植木鉢であれば、数年間アジサイを上手に育てることができます。

ただ、サイズが大きくなると移動が大変になります。アジサイを植える前に育てる場所を決めてそこで植えつけ作業をしてください。また、冬越しの際に軒下などに移動する場合は、キャスター付きの台車を使って動かせる場所に置くことを検討してください。

鉢植えのアジサイの土の選び方

鉢植えでアジサイを育てる方法

今シーズン限り鉢植えで育てる場合も、何年も鉢植えで育てる場合も土の選び方は同じです。

アジサイは排水性がよく保水性に優れている土壌を好みます。相反することを言っているようですが、適度に小さな土の塊が混ざっていて、肥料分もある程度含まれているふかふかの土が、理想的です。一般的な庭木・花木用培養土で問題ありませんが、花色を簡単にコントロールできるアジサイ専用培養土もおすすめです。

鉢植えのアジサイの水のやり方

鉢植えでアジサイを育てる方法

今シーズン限り鉢植えで育てる場合も、何年も鉢植えで育てる場合も水のやり方は同じです。

アジサイを鉢植えで育てる場合は、特に夏の水切れに注意してください。

毎日鉢植えの土を確認し土が乾いているようであれば、アジサイの根元に四方から水を注ぎ、鉢底から水が流れ出るまで水やりをします。

アジサイの地上部が成長するのに比例して、根も成長し水分の吸収量も増えていくので、より頻繁に水やりが必要になります。

底面給水鉢を利用してアジサイ(紫陽花)を育てることもおすすめします。

鉢植えのアジサイの 肥料のやり方

今シーズン限り鉢植えで育てる場合も、何年も鉢植えで育てる場合も肥料のやり方は同じです。 鉢植えのアジサイをキレイに楽しむためには、肥料はとても重要です。

鉢植えの培養土の量には限りがあるので、生育期(芽出しから葉の色が変わってくるまで)には肥料が切れないようにすることが大切です。3~4月の生育期はN(窒素)主体の肥料をあげて、葉や茎を育ててください。

ここからはベテランガーデナーさん向けのアドバイスです。生育期以降の開花期はP(リン酸)K(カリ)を多く含んだ肥料をあげて、花をたくさん咲かせるように促進し根をしっかり育ててください。元気な株であれば、肥料を正しくあげれば、植物は必ず応えてくれます。元気な状態でない株の場合は、まずは問題点を解決して回復させてることが最優先です。

地植えのアジサイの場合

地植えのアジサイの場合は、植えつけ時に元肥を施し、年2回お礼肥と寒肥をあげるのが一般的です。鉢植えと地植えでは、肥料のあげ方が違うので気をつけてください。

鉢植えのアジサイの選び方

耐寒性を確認しましょう

将来的に地植えにする予定があれば、アジサイを選ぶ際に耐寒性を確認してください。アジサイを一年草のように扱い、今シーズン限り楽しめれば満足というのであれば耐寒性を気にする必要はありません。
また、何年も鉢植えでアジサイを楽しむ場合は、お住まいの地域の耐寒性ゾーンで育てることができるアジサイを選択してください。鉢植えで育てる場合は、お住まいの地域よりも2つのゾーンをレベルダウンして見る必要があります。たとえば、ゾーン9aに住んでいる場合、ゾーン7aまでのアジサイを育てることができます。

PROVEN WINNERS(PW)のアジサイは、耐寒性に優れており、北海道から鹿児島まで冬囲いをする必要なく戸外で育てることができます。

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日当たり・置き場所を確認しましょう

鉢植えでアジサイを育てる方法

6時間以上の直射日光が当たる場所

ノリウツギは、最も直射日光に耐えることができるアジサイで、鉢植えで育てることができます。

4~6時間の直射日光が当たる場所

カシワバアジサイを除いて、全てのアジサイを鉢植えで育てることができます。

カシワバアジサイは鉢植えで育てるのにおすすめしません

カシワバアジサイは葉の大きさが大きく、鉢植えで育てると見栄えのバランスが良くありません(もしその見た目を気に入っているようでしたら問題ありません)。地植えで育てると大きく繁栄します。

アジサイのサイズを確認しましょう

今シーズン限り鉢植えで育てる場合

今シーズン限りであれば、大きく成長し過ぎることはありません。鉢植えを置く場所に合ったお好みのサイズのアジサイを選んでください。将来的に庭に植える場合は、庭のスペースに合ったサイズのアジサイを選んでください。

何年も鉢植えで育てる場合

成長したアジサイの大きさを考慮して、アジサイを選んでください。

アジサイのサイズ品種
コンパクトなアジサイアナベル コンパクト(樹高:30~80cm)
ヤマアジサイ タイニータフスタッフ(樹高:40~60cm)
ノリウツギ リトルホイップ(樹高:75~90cm)
アジサイ レッツダンス リズミックブルー(樹高:60~90cm)
中ぐらいのアジサイピンクのアナベル2(樹高:90~120cm)
アジサイ レッツダンス ディーバ(樹高:90~120cm)
ノリウツギ リトルライム(樹高:90~150cm)
壮大なアジサイピンクのアナベルジャンボ(樹高:120~150cm)
ノリウツギ ピンキーウィンキー(樹高:180~240cm)

鉢植えのアジサイの植え方

鉢植えへの植えつけ手順を説明します。

1
鉢底網、鉢底石を入れます

鉢底に、鉢底ネットと鉢底石を敷きます。 病気や害虫を避けるため、新しい鉢底ネット、鉢底石のご使用をおすすめします。

2
元肥を混ぜて培養土を入れます

マグアンプKの中粒(効き目1年)か大粒(効き目2年)を、予め元肥として培養土に混ぜておきます。鉢に培養土を入れ、苗木を置き、2~3cmのウォータースペースを確保できるように高さを調節します。

3
苗木を抜いて植えつけます

苗木をポットからそっと取り出し鉢に入れ、隙間に培養土を入れていきます。割り箸などの棒でつつきながら全体にまんべんなく培養土を入れることで、しっかりと植えつけできます。

4
水やりをします

鉢底から水が流れるまでたっぷりと水やりをします。 水やりをして土が沈んだら、減った分だけ培養土を補充し、補充した土にも水やりをしてください。

鉢植えのアジサイの冬越し

鉢植えのアジサイは、鉢の素材に気をつければ、多くの場合はそのまま屋外で冬越し可能です。寒風や大雪ので心配な場合でも、屋内に取り込まず屋外で寒風を避けた場所で育ててください。数時間は日光があたり、降雨を受ける場所が良いです。

鉢植えでアジサイを育てる方法

関東以西低地の暖かい地域の場合は、冬を通してアジサイの土壌が湿っているか確認をしてください。土が乾燥している場合は、水やりをします。水が凍結しないように、水が溜まらないように(水の吸収があまり良くない場合は、寒い時間帯や寒い日を避けて)水やりをするようにしてください。

鉢植えのアジサイの植え替え方

PROVEN WINNERS(PW)の低木は生育旺盛なため毎年植え替えをすることをおすすめします。アジサイなどの落葉樹の植え替えは、葉を落とした後の休眠期(おもに冬)に行います。関東以西の暖地では、落葉して休眠期に入る11月下旬から翌年の3月上旬まで。寒冷地では、寒さで株が傷まないように、3月に入ってから行いましょう。

来年も鉢植えで育てる場合は、基本的は買ってきた苗木を植えつけるのと同じ方法でそれを植え替えます。今回は、植えつける前に根かきをするようにしてください。手をつかって全体的に表面の根と土を根元から根先へ根が成長する下方向に優しく根をかきます。底で巻いている根をほどき、小さな根を土からそっと緩めます。この根かき作業は、低木の根の成長を促進する効果があります。

来年も同じ鉢サイズで育てる植え替え方は、以下を参考にしてください。

庭に地植えをする植え替え方は、以下を参考にしてください。

まとめ

一度植えたら長く育てるアジサイなどの低木(シュラブ)は、植える場所に合った品種選びが大切です。一年目は、鉢植えで育ててみて日当たりが合うかどうか確認する方も多いと思います。鉢植えで育てる場合は、ほぼ植えっぱなしで大丈夫な地植えとは少し違い、多少のお手入れが必要になります。アジサイは、お手入れした分だけキレイに咲いてくれます。では、肥料を忘れずに上手に鉢植えガーデニングを楽しんでください。

PW(ピーダブリュ)とは、植物の国際ブランドPROVEN WINNERS(プルーブンウィナーズ)の略称。PW JAPANは、世界中の育種家が生み出す品種から、日本の環境に適した高い基準をクリアした品種のみを厳選しています。だから初心者でも失敗が少なく育てれます。植物選びの安心マーク「PW」が目印です。是非お店やネット上で探してみてください。

低木(シュラブ)