アメリカあじさい(アナベル)とは

アメリカあじさい(アナベル)とは、アメリカ原産のアジサイの仲間で、アジサイ科アジサイ属の落葉性低木(シュラブ)です。数多くの種類があるアジサイの中でも、アメリカあじさい(アナベル)には以下のような特徴があります。

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大きな花房をもつアジサイです

アメリカあじさい(アナベル)は、装飾花が多く手まり状にボリュームたっぷりに咲くアジサイです。一株で存在感があるお庭を演出できます。

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剪定が簡単なアジサイです

アメリカあじさい(アナベル)は、新枝咲きのアジサイです。新枝咲きのアジサイは、花の開花後から年を越えて2月までに剪定をすれば、また初夏に花が開花します。剪定位置に気をつける必要がなく、時期さえ守れば剪定の失敗がないというのが、ガーデニング初心者の方が最初に育てるアジサイとしておすすめされる一番の理由です。

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花色が土壌のpHに影響されません

特性上、アメリカあじさい(アナベル)の花色は土壌のpHに左右されることはありません。一般的なアジサイを育てると「期待通りの色にならなかった」という声をよく聞きますが、アメリカあじさい(アナベル)はその点心配がありません。

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日本全国どこでも育てられます

アメリカあじさい(アナベル)は、耐寒性も耐暑性もともに優れており、日本全国どこでも育てることができるアジサイです。

アメリカあじさい(アナベル)の種類

ハートアナベル

@machacha_ko様のハートアナベル

PW(ピーダブリュー)のアメリカあじさい(アナベル)は、日本全国の庭で育てることができ、切り花やドライフラワーにもおすすめの品種です。繰り返し花が咲く四季咲き性で、最初の花色があせてきた頃に切り戻すと、秋まで次々と花を楽しめます(ただしアナベルジャンボだけは、繰り返し咲きません)。茎が固いので花が咲いても倒れずに美しい姿を保ち、鉢植えにも地植えにも向いています。

ここではそんなアメリカあじさい(アナベル)を上手に育てる育て方をご紹介します。

アメリカあじさい(アナベル)の育て方

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わたしがご案内!
ご用意するもの
土の選び方

培養土

アジサイ用の培養土でも草花用の培養土でも問題なく育ちます。特に土質は選びません。

肥料のあげ方

肥料

植えつけ時に元肥を施し、早春に樹木専用の緩効性肥料をあげてください。それ以外は特に必要としません。

ガーデニングあると便利な道具

その他道具

スコップ、水やり道具、ガーデングローブ(軍手)、ハサミなどがあると便利です。


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咲かせてね!
アメリカあじさい(アナベル)の管理方法

アナベルの日当たり・置き場所

アメリカあじさい(アナベル)は、1日中日光がよくあたる場所、もしくは午前中に日光がよくあたり午後は木陰のような日陰になる場所に置いて(植えて)ください。北海道から鹿児島まで冬囲いをする必要なく戸外で育てることができます。

日光があたる時間が短かったり、日光量が十分でない場合には、アナベルの花色が薄くなってしまうことがあります。ピンクのアナベル2やピンクのアナベルやルビーのアナベルの発色を濃くするには、なるべく日当たりが良い場所で育てるようにしてください。また、一般的な白いアジサイは直射日光で花色が日焼けしてしまうことがありますが、アナベルジャンボやアナベルコンパクトは、性質上白い花色が日焼けする心配はありません。

購入時の注意点

急に強い直射日光に長時間あてると、環境変化に適応できず花が傷む場合があるので、徐々に慣れさせてから移動するようにしてください。

鉢植えの場合

アジサイ(紫陽花)を鉢植えで育てる場合、室内で鑑賞を楽しむのは一週間程度を限度としましょう。ベランダに置くにせよお庭に置くにせよ、鉢は台の上に乗せて風通しをよくしてください。また、真夏の直射日光を避けた日当たりのよい場所に置くようにしてください。

地植えの場合

アジサイ(紫陽花)を地植えする場合は、半日以上日があたる場所が望ましい(日陰では花つきが悪く、株が徒長しやすくなります)のですが、夏の直射日光は、葉が日焼けするのでおすすめしません。植えつけてから1年目は特に直射日光に敏感になっているので、気をつけてください。

アナベルの植えつけ

鉢植えの場合

マグアンプKの中粒(効き目1年)か大粒(効き目2年)を、予め元肥として培養土に混ぜておきます。他は一般的な花苗と植えつけ方法は変わりません。以下を参考にして植えつけをしてみてください。

地植えの場合

以下を参考にして植えつけをしてみてください。

アナベルの水のあげ方

鉢植えの場合

春、秋は1日1回。夏は水枯れしないように1日2回程度、最低でも1日1回はあげてください。真夏は特に水切れに注意します。鉢の土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりとあげてください。 冬は2週間に一回程度、土が乾いていないか確認してください。

地植えの場合

根が張れば特に水をあげる必要はありませんが、植えつけてから2年程度は土が乾いていたら水やりをするようにしてください。植えつけてから2年以上経っている場合は、夏に土が乾いているようであれば適宜水をあげてください。

アナベルの肥料のやり方

鉢植えの場合

鉢植えの培養土の量には限りがあるので、生育期(3月頃新芽が動き出してから開花するまで)には肥料が切れないようにすることが大切です。3~4月の生育期はN(窒素)主体の肥料をあげて、葉や茎を育ててください。

より綺麗に咲かせるには(ベテランガーデナーさん向け)

鉢植えで育てている場合、生育期以降の開花期(5~11月)はP(リン酸)K(カリ)を多く含んだ肥料をあげて、花をたくさん咲かせるように促進し根をしっかり育ててください。

地植えの場合

アメリカあじさい(アナベル)は、植えつけ時に元肥を施し、年2回1~2月と花が咲き終わった後に肥料をあげてください。

1~2月にあげる寒肥(かんごえ)は、翌年の花を立派に咲かせるためのもので翌年の花の成長の決め手となる重要な肥料です。寒肥(かんごえ)には、緩効性の有機肥料をあげましょう。

花が咲き終わった後にあげるお礼肥(おれいごえ)は、新芽を生長させるためのものです。

アナベルの病害虫の予防と対策

アメリカあじさい(アナベル)は、病害虫に強い植物です。

害虫

植えつけ時にオルトラン等の粒剤を撒き、害虫の発生状況により市販のスプレータイプの殺虫剤または粒剤を使用してください。2021年は多くのコガネムシの幼虫の被害を聞きました。コガネムシの幼虫の対処法や予防法は以下を参考にしてください。

病気

葉がたくさん茂り蒸れると、うどんこ病に感染することがあります。葉が白く粉がついているような状態になったらうどんこ病の可能性があります。うどん粉病にかかった葉はすぐに取り去りましょう。また、枝をすきこんで剪定をし風通しをよくしてください。

アナベルの剪定

花後の剪定

二番花や三番花を楽しむには、花後の剪定をしてください。初夏の花が咲き終わり全体的に花の色が褪せてきた頃に、花茎の半分ぐらいで剪定をしてください。すると45日後くらいには次のつぼみが上がってきて、霜が降りるまで繰り返し花を咲かせます。

ただし、アナベルジャンボだけは返り咲きをしません。アナベルジャンボは、初夏の花が咲き終わっても、ドライフラワーになるまで花を切り取らずにいると長く楽しむことができます。

アナベル花後の剪定

花から2~3節下よりも、花茎の半分ぐらいで剪定すると、比較的大きな花が返り咲きします。枝芽の2cmほど上で枝を切ってください。

アナベルの花芽

枝の側面についた芽が枝芽になります。

ピンクのアナベルジャンボ2番花ドライフラワー

11月のピンクのアナベルです。2番花を切り戻すことなくそのままにしておくと、このようにドライフラワーの状態をお楽しみいただけます。

ピンクのアナベルジャンボ3番花

11月のピンクのアナベルジャンボです。2番花を切り戻したら、小さい3番花が咲き始めました。このまま霜が降りる頃までお花を楽しむことができます。

落葉・休眠期の剪定

アメリカあじさい(アナベル)は新枝咲きのアジサイなので、花の開花が終わり葉が落葉する休眠期に枝を切り戻す剪定をすれば、また翌年初夏に花が開花します。新枝咲きのアジサイはだいたいの剪定時期さえ守れば、剪定位置を気にしなくても毎年開花する剪定が簡単なアジサイです。

全ての葉が枯れたら休眠期の合図です。新芽が動き出す前(2月頃)には休眠期の剪定を終わらせましょう。積雪地方では、雪が積もる前に剪定を終わらせておきましょう。すると、雪によって枝が折れる心配が少なく済みます。

アナベルの強剪定

アメリカあじさいは大きな花を咲かせるので、丈夫な茎の生育を促すためにも休眠期には強剪定することをおすすめします。

アナベル強剪定

強剪定とは、大きくなり過ぎた株をコンパクトな樹形にするために、株元で切る剪定です。強剪定をする場合は、地表から2~3節で剪定します。強剪定をすると、翌年花数は減りますが強い枝が出て大きな花が咲きます。枯れ枝や細い枝も枝元から切り落としましょう。

アナベル強剪定

枯れ枝とは、昨年枝が生えて来なかった枝や茶色に変色した枝です。枝芽から枝が分かれて2本生えてきた枝元に、昨年剪定した枝が残っています。その枝を枝元から切り落としましょう。

アナベル弱剪定

混み合った枝を間引く際には、細すぎる枝を枝元で切り落とすようにしてください。

アナベルの弱剪定

最後の花が咲き終わったら、花茎の半分ぐらいで弱剪定しましょう。弱剪定とは、樹形のサイズを保ち枝先を切り取る程度で、剪定によって植物が受けるストレスが少ない剪定です。弱剪定をすると、翌年花は小さくなりますが花数や枝数は多くなります。

弱剪定をする際も、枯れた枝や細すぎる枝などの不要な枝を枝元から切り落としてください。

アメリカあじさい芽吹き

強剪定をして冬越しをしたアメリカあじさい(アナベル)は、春になるとたくさんの葉を生い茂らせます。

アナベルが倒れてしまったら

ボリュームある花サイズのため、葉や茎が充実するまでは(購入一年目は特に)茎が倒れてしまうことがあります。地面についてしまうと蒸れて病気にかかる心配があるので、その場合は支柱を立てるなどしてください。丈夫な茎なので、枝や茎が倒れることはあっても、折れる心配はありません。

二年目以降は、休眠期に強剪定をすればさらに丈夫な茎が生まれます。

アナベルの植え替え

鉢植えの場合

PW(ピーダブリュー)のアジサイは生育旺盛です。また根の状態を確認するためにも、鉢植えで育てているPWのアジサイは2年に一度は植え替えすることをおすすめします。休眠期に二回りほど大きな鉢や地植えに植え替えるようにしてください。

鉢増しすることが難しい場合は、以下の植え替え方法を参考にして来年も同じ鉢サイズでお楽しみください。

地植えの場合


地植えの場合は、植え替えの必要はありません。

アナベルの栽培カレンダー

鉢植えの場合
栽培カレンダー_ピンクのアナベル2_鉢植え
地植えの場合
栽培カレンダーピンクのアナベル2ハイドランジアアジサイ

※関東地方以西低地基準になります。薄い色は、剪定をすることで返り咲きをする期間です。植え替え(植えつけ)おすすめ時期を示していますが、基本的に高温・乾燥を避ければほかの時期でも可能です。アナベルジャンボは返り咲きをしません。花が咲き終わっても花を切り取らずにドライフラワーになるまでお楽しみください。

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ここがポイント!
丈夫な茎に育てるために冬に剪定をしてください

管理情報

開花期※:初夏~秋

タイプ:落葉性

最低温度:約ー40℃

耐寒性ゾーン:3a~

置き場所:日なた、半日陰

土壌:排水性のよい土 花の色は土質のpHに影響されません

樹高

樹高:品種により異なります

植栽距離

樹幅:品種により異なります

花壇

用途:プランター/鉢植え、地植え

剪定期:品種により異なります

※開花期:アナベルジャンボは返り咲きしません。

この植物の冬越し可能エリアを確認

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アナベルのよくあるご質問

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よくあるご質問にお答えします!

鉢サイズについて

Q
購入一年目は、鉢植えで育てたいと考えております。どの程度の鉢サイズがよいでしょうか。
A

目安として、17cmポット購入の際は30cm鉢に、15cmポット購入の際は24cm鉢へ植え替えください。重要なのは鉢サイズよりも土容量になります。浅い鉢でなく深い鉢を利用してたっぷりの土で育ててください。

Q
いずれ地植えしたいのですが、休眠期である冬まで購入時の鉢のまま育ててよいでしょうか。
A

鉢を外していただき、根の状態を見てみてください。根がびっしり張ってしまっていて、水をあげてもすぐに乾いてしまうようでしたら、生育期でも植え替えをした方がよいかもしれません。それほど根が張っていないようでしたら、購入時の鉢のまま育てて、休眠期にあたる冬に植え替えすることをおすすめします。根が張ってしまっており、今植え替えをしなければならないのであれば、いきなり地植えにされるよりは、ひと回り大きな鉢に植え替えていただき、冬に地植えにしてください。

Q
株がどんどん成長してきました。大きな鉢に植え替えした方がよいでしょうか。
A

お花が咲いている時期は、アジサイの生育が活発な時で、根も活発に動きます。根が活発に動いている春の時期に、植え替えを行うと根を傷つけ、ダメージをあげてしまう可能性がございます。植え替えは、植物にとって多少なりともストレスを与えます。植物の状態をみて、植え替えを急ぐ必要がなさそうであれば、休眠期(冬)まで植え替えを待つ方がよいかもしれません。

品種の違いについて

Q
ピンクのアナベルとピンクのアナベル2の違いは何ですか。
A

ピンクのアナベル2はピンクのアナベルの改良品種です。ピンクのアナベル2はピンクのアナベルよりも花の色葉の色がより深く濃い色になり、繰り返し咲く性質がさらに増すようになりました。

Q
ピンクのアナベル2とルビーのアナベルの違いは何ですか。
A

ピンクのアナベル2とルビーのアナベルの一番の大きな違いは色になります。ピンクのアナベル2は淡いピンク色で、ルビーのアナベルは濃い赤色になります。初めての栽培であれば、茎が太くてより生育が旺盛なピンクのアナベル2をおすすめします。

楽しみ方について

Q
ドライフラワーを作るには、いつ頃が最適でしょうか。
A

ドライフラワー作成に最適な時期は、高温が続く真夏か秋のはじめ頃です。花や茎の部分に水分が少なくなっているため、乾燥に手間と時間がかかりません。アナベルのドライフラワーの作り方はこちらを参照ください。

アナベルの購入できるお店

アメリカあじさい(アナベル)を販売しているお近くのお店をご案内いたします!

アナベルのトリビアの答え

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正解は「3」
アナベルとは、古代ローマ時代「愛すべき女性」を意味するアマベルに由来してつけられた名前で、純粋で可愛らしく昔から愛され続けているお花です。

トリビアは、基本情報のページに掲載されています。