アメリカあじさい(アナベル)とは

アメリカあじさい(アナベル)とは、アメリカ原産のアジサイの仲間で、アジサイ科アジサイ属の落葉性低木(シュラブ)です。数多くの種類があるアジサイの中でも、アメリカあじさい(アナベル)には以下のような特徴があります。

1
大きな花房をもつアジサイです

アメリカあじさい(アナベル)は、装飾花が多く手まり状にボリュームたっぷりに咲くアジサイです。一株で存在感があるお庭を演出できます。

2
剪定が簡単なアジサイです

アメリカあじさい(アナベル)は、新枝咲きのアジサイです。新枝咲きのアジサイは、花の開花後から年を越えて3月までに剪定をすれば、また初夏に花が開花します。剪定位置に気をつける必要がなく、時期さえ守れば剪定の失敗がないというのが、ガーデニング初心者の方が最初に育てるアジサイとしておすすめされる一番の理由です。

3
花色が土壌のpHに影響されません

特性上、アメリカあじさい(アナベル)の花色は土壌のpHに左右されることはありません。一般的なアジサイを育てると「期待通りの色にならなかった」という声をよく聞きますが、アメリカあじさい(アナベル)はその点心配がありません。

4
日本全国どこでも育てられます

アメリカあじさい(アナベル)は、耐寒性も耐暑性もともに優れており、日本全国どこでも育てることができるアジサイです。

アメリカあじさい(アナベル)の種類

ハートアナベル

@machacha_ko様のお庭で咲いたハートアナベル

PROVEN WINNERS(PW)のアメリカあじさい(アナベル)は、日本全国の庭で育てることができ、切り花やドライフラワーにもおすすめの品種です。繰り返し花が咲く四季咲き性で、最初の花色があせてきた頃に切り戻すと、秋まで次々と花を楽しめます(ただしアナベルジャンボだけは、繰り返し咲きません)。茎が固いので花が咲いても倒れずに美しい姿を保ち、鉢植えにも地植えにも向いています。

\アメリカあじさい品種情報はこちら/
基本情報

ここではそんなアメリカあじさい(アナベル)を上手に育てる育て方をご紹介します。

アメリカあじさい(アナベル)の育て方

avatar
わたしがご案内!
ご用意するもの
土の選び方

培養土

アジサイ用の培養土でも草花用の培養土でも問題なく育ちます。特に土質は選びません。

肥料のあげ方

肥料

植えつけ時に元肥を施し、早春に樹木専用の緩効性肥料をあげてください。それ以外は特に必要としません。

ガーデニングあると便利な道具

その他道具

スコップ、水やり道具、ガーデングローブ(軍手)、ハサミなどがあると便利です。


avatar
咲かせてね!
アメリカあじさい(アナベル)の管理方法

日当たり・置き場所

アメリカあじさい(アナベル)は、1日中日光がよくあたる場所、もしくは午前中に日光がよくあたり午後は木陰のような日陰になる場所に置いて(植えて)ください。北海道から鹿児島まで冬囲いをする必要なく戸外で育てることができます。

\植物が育つのに適した日当たりについて/
さらに詳しい情報はこちら

日光があたる時間が短かったり、日光量が十分でない場合には、アナベルの花色が薄くなってしまうことがあります。ピンクのアナベル2やピンクのアナベルやルビーのアナベルの発色を濃くするには、なるべく日当たりが良い場所で育てるようにしてください。また、一般的な白いアジサイは直射日光で花色が日焼けしてしまうことがありますが、アナベルジャンボやアナベルコンパクトは、性質上白い花色が日焼けする心配はありません。

購入時の注意点

急に強い直射日光に長時間あてると、環境変化に適応できず花が傷む場合があるので、徐々に慣れさせてから移動するようにしてください。

鉢植えの場合

アジサイ(紫陽花)を鉢植えで育てる場合、室内で鑑賞を楽しむのは一週間程度を限度としましょう。ベランダに置くにせよお庭に置くにせよ、鉢は台の上に乗せて、風通しをよくしてください。また、真夏の直射日光を避けた日当たりのよい場所に置くようにしてください。

地植えの場合

アジサイ(紫陽花)を地植えする場合は、半日以上日があたる場所が望ましい(日陰では花つきが悪く、株が徒長しやすくなります)のですが、夏の直射日光は、葉が日焼けするのでおすすめしません。植えつけてから1年目は特に直射日光に敏感になっているので気をつけてください。


植えつけ

鉢植えの場合

マグアンプKの中粒(効き目1年)か大粒(効き目2年)を、予め元肥として培養土に混ぜておきます。他は一般的な花苗と植えつけ方法は変わりません。以下を参考にして植えつけをしてみてください。

\花苗を買ったら植え替えよう/
さらに詳しい情報はこちら
地植えの場合

以下を参考にして植えつけをしてみてください。

\庭に植木を植えてみよう/
さらに詳しい情報はこちら

水のあげ方

鉢植えの場合

春、秋は1日1回。夏は水枯れしないように1日2回程度、最低でも1日1回はあげてください。真夏は特に水切れに注意します。鉢の土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりとあげてください。 冬は2週間に一回程度、土が乾いていないか確認してください。

地植えの場合

根が張れば特に水をあげる必要はありませんが、植えつけてから2年程度は土が乾いていたら水やりをするようにしてください。植えつけてから2年以上経っている場合は、夏に土が乾いているようであれば適宜水をあげてください。


肥料のやり方

鉢植えの場合

鉢植えの培養土の量には限りがあるので、生育期(芽出しから葉の色が変わってくるまで)には肥料が切れないようにすることが大切です。3~4月の生育期はN(窒素)主体の肥料をあげて、葉や茎を育ててください。

より綺麗に咲かせるには(ベテランガーデナーさん向け)

鉢植えで育てている場合、生育期以降の開花期(5~11月)はP(リン酸)K(カリ)を多く含んだ肥料をあげて、花をたくさん咲かせるように促進し根をしっかり育ててください。

地植えの場合

アメリカあじさい(アナベル)は、植えつけ時に元肥を施し、年2回1~3月と10~11月に緩効性の置き肥をあげてください。1~3月の寒肥は、翌年の花を立派に咲かせるためのものです。花が咲き終わった後10~11月の肥料は、新芽を生長させるためのものです。


病害虫の予防と対策

アメリカあじさい(アナベル)は、病害虫に強い植物です。

害虫

植えつけ時にオルトラン等の粒剤を撒き、害虫の発生状況により市販のスプレータイプの殺虫剤または粒剤を使用してください。

病気

葉がたくさん茂り蒸れると、うどんこ病に感染することがあります。葉が白く粉がついているような状態になったらうどんこ病の可能性があります。うどん粉病にかかった葉はすぐに取り去りましょう。また、枝をすきこんで剪定をし風通しをよくしてください。


剪定

花が終わったら枝を切ってください

花の色が褪せてきた頃に3~5節下で切り戻すと45日後くらいには次のつぼみが上がってきて、霜が降りるまで繰り返し花を咲かせます。ただし、アナベルジャンボだけは返り咲きをしません。花が終わっても花を切り取らずにドライフラワーになるまでお楽しみください。

冬から早春の間に剪定してください

アメリカあじさい(アナベル)は新枝咲きのアジサイなので、花の開花が終わる冬~早春の間に枝を切り戻す剪定をすれば、また翌年初夏に花が開花します。新枝咲きのアジサイはだいたいの剪定時期さえ守れば、剪定位置を気にしなくても毎年開花します。

アナベルの強剪定

強剪定をする場合は、地表から2~3節で剪定します。強剪定をすると、翌年花数は減りますが強い枝が出て大きな花が咲きます。

アナベルの弱剪定

弱剪定をする場合は、花が終わったら花を切り取ります。その後芽の上で枝を切り落とします。弱剪定をすると、翌年花は小さくなりますが花数や枝数は多くなります。

\もう剪定で失敗しない!アジサイの剪定/
さらに詳しい情報はこちら

倒れてしまったら

ボリュームある花サイズのため、葉や茎が充実するまでは(購入一年目は特に)茎が倒れてしまうことがあります。地面についてしまうと蒸れて病気にかかる心配があるので、その場合は支柱を立てるなどしてください。

丈夫な茎なので、枝や茎が倒れることはあっても、折れる心配はありません。


植え替え

鉢植えの場合

PROVEN WINNERS(PW)のアジサイは生育旺盛です。また根の状態を確認するためにも、鉢植えで育てているPWのアジサイは毎年植え替えすることをおすすめします。休眠期に二回りほど大きな鉢や地植えに植え替えるようにしてください。鉢増しすることが難しい場合は、以下の植え替え方法を参考にして来年も同じ鉢サイズでお楽しみください。

地植えの場合


地植えの場合は、植え替えの必要はありません。


栽培カレンダー

鉢植えの場合
栽培カレンダー_ピンクのアナベル2_鉢植え
地植えの場合
栽培カレンダーピンクのアナベル2ハイドランジアアジサイ

※関東地方以西低地基準になります。薄い色は、剪定をすることで返り咲きをする期間です。植え替え(植えつけ)おすすめ時期を示していますが、基本的に高温・乾燥を避ければほかの時期でも可能です。アナベルジャンボは返り咲きをしません。花が終わっても花を切り取らずにドライフラワーになるまでお楽しみください。

avatar
ここがポイント!
冬から早春に樹形を整える程度の剪定をしてくださいね

管理情報

開花期※:初夏~秋

タイプ:落葉性

最低温度※:約ー40℃

耐寒性ゾーン※:3a~

日照:日当たりのよいところ

土壌:水はけのよい土に最も適しています 花の色は土質に影響されません

樹高

樹高:品種により異なります

植栽距離

植栽距離:品種により異なります

花壇

用途:群植、景観設計、切り花、ボーダーガーデン

剪定期:花後と冬から早春にかけて切り戻します

※開花期:アナベルジャンボは返り咲きしません。
※最低温度:目安としてください。管理方法や場所、株の状態によって表記より高い温度でも枯死する場合があります。
※耐寒性ゾーン(Hardiness Zone):寒さを段階別に分け(日本の場合は20ゾーン:3a~)、植物ごとにどの地域まで冬越し可能なのか知るための指標です。

この植物の冬越し可能エリアを確認

よくあるご質問

avatar
よくあるご質問にお答えします!

鉢サイズについて

Q
購入一年目は、鉢植えで育てたいと考えております。どの程度の鉢サイズがよいでしょうか。
A

目安として、17cmポット購入の際は30cm鉢に、15cmポット購入の際は24cm鉢へ植え替えください。重要なのは鉢サイズよりも土容量になります。浅い鉢でなく深い鉢を利用してたっぷりの土で育ててください。

Q
いずれ地植えしたいのですが、休眠期である冬まで購入時の鉢のまま育ててよいでしょうか。
A

鉢を外していただき、根の状態を見てみてください。根がびっしり張ってしまっていて、水をあげてもすぐに乾いてしまうようでしたら、生育期に植え替えをしてもよいかと思います。それほど根が張っていないようでしたら、購入時の鉢のまま育てて、休眠期にあたる冬に植え替えすることをおすすめします。根が張ってしまっており、今植え替えをしなければならないのであれば、いきなり地植えにされるよりは、ひと回り大きな鉢に植え替えていただき、冬に地植えにしてください。

Q
株がどんどん成長してきました。大きな鉢に植え替えした方がよいでしょうか。
A

お花が咲いている時期は、アジサイの生育が活発な時で、根も活発に動きます。根が活発に動いている春の時期に、植え替えを行うと根を傷つけ、ダメージをあげてしまう可能性がございます。植え替えは、植物にとって多少なりともストレスを与えます。植物の状態をみて、植え替えを急ぐ必要がなさそうであれば、休眠期(冬)まで植え替えを待つ方がよいかもしれません。

品種の違いについて

Q
ピンクのアナベルとピンクのアナベル2の違いは何ですか。
A

ピンクのアナベル2はピンクのアナベルの改良品種です。ピンクのアナベル2はピンクのアナベルよりも花の色葉の色がより深く濃い色になり、繰り返し咲く性質がさらに増すようになりました。

Q
ピンクのアナベル2とルビーのアナベルの違いは何ですか。
A

ピンクのアナベル2とルビーのアナベルの一番の大きな違いは色とサイズになります。ピンクのアナベル2はピンク色で樹高は90~120cmであるのに対して、ルビーのアナベルは赤色で樹高は60~90cmになります。小さなお庭や赤色を好むのであれば、ルビーアナベルをおすすめしますが、初めての栽培であれば、茎が太くてより生育が旺盛なピンクのアナベル2をおすすめします。

楽しみ方について

Q
ドライフラワーを作るには、いつ頃が最適でしょうか。
A

ドライフラワー作成に最適な時期は、高温が続く真夏か秋のはじめ頃です。花や茎の部分に水分が少なくなっているため、乾燥に手間と時間がかかりません。アナベルのドライフラワーの作り方はこちらを参照ください。

購入できるお店

avatar
お待ちしています!

アメリカあじさい(アナベル)を販売しているお近くのお店をご案内いたします!

\全国の園芸店、ホームセンター等で販売しております/
お近くの販売店はこちら

アメリカあじさい(アナベル)のトリビアの答え

avatar
分かったかな?
トリビアは、基本情報のページに掲載されています。
正解は「03」

アナベルとは、古代ローマ時代「愛すべき女性」を意味するアマベルに由来してつけられた名前です。それほどまでに、純粋で可愛らしく昔から愛され続けているお花です。

\アメリカあじさいについてもっと知りたい方はこちら/
基本情報