受賞品種を育ててみよう

PWの植物には、国内や海外で開催されるさまざまな品評会で受賞している品種がたくさんあります。受賞できるのは、育てやすさやパフォーマンスに特に優れた優秀な品種の証です。そんな育てやすさお墨付きのPW受賞品種たちをご紹介します。

目次
  1. ジャパンフラワーセレクション
    1. 2023-2024 PW受賞品種
      1. フロックス オープニングアクト ピンクアドット
      2. ブッドレア パグスター アメジスト
      3. ビデンス キャンプファイヤー レモンシロップ
      4. スーパートレニア カタリーナ アメジスト
      5. カンパニュラ マジェスティックブルー
    2. 2022-2023 PW受賞品種
      1. スーパーチュニア ラヴィドゥヴィ
      2. ガーデンカラジウム ハートトゥハート ローズグロウ
      3. ダイアンサス フルーリアムール ルージュ
    3. 2021-2022 PW受賞品種
      1. エボルブルス ブルーラグーン
      2. ゴンフレナ ラブラブラブ
      3. ユーフォルビア ダイアモンドスノー
      4. マンガベ フレックルアンドスペックル
      5. ガザニア ビースト シルバーティガー
    4. 2020-2021 PW受賞品種
      1. バーベナ メテオールシャワー
      2. ガーデンヒポエステス ピッピ ホワイト
    5. 2019-2020 PW受賞品種
      1. ラグランジア ブライダルシャワー
      2. アルテルナンテラ リトルロマンス
      3. スーパートレニア カタリーナ ピンクリバー
      4. スーパーサルビア ロックンロールピンクスパイダー
      5. マーガレット ストロベリーホイップ
      6. スーパーベル ダブルピンクリップル
    6. 2018-2019 PW受賞品種
      1. スーパーランタナ ムーンホワイト
      2. スーパーサルビア ロックンロール 旧ディープパープル(2024年にリニューアル)
      3. スーパーチュニア ビスタ ミニピンクスター
      4. スーパージギタリス ベリーカナリー
    7. 2016-2017 PW受賞品種
      1. スーパーチュニア ビスタ ミニブルースター
  2. 全日本花卉品種審査会
    1. 2021年
      1. スーパーチュニア ラヴィドゥヴィ
      2. スーパーチュニア ビスタ ミニクリスタル
      3. スーパーチュニア ビスタ スノー
    2. ~2018年
      1. スーパーチュニア ビスタ ミニピンクスター
      2. スーパーチュニア ビスタ ミニシャインパープル
      3. スーパーチュニア ビスタ パープル
      4. スーパーチュニア サクラフロート
      5. スーパーチュニア ビスタ ミニブルースター
  3. フラワートライアルジャパン
    1. 2018年
      1. スーパーサルビア ロックンロール ピンクスパイダー
    2. 2012年
      1. スーパーベル レモンスライス
  4. 日比谷セレクション
    1. 2019年
      1. ラグランジア ブライダルシャワー
      2. スーパーチュニア ビスタ ミニブルースター
  5. バラクラ フラワーショー
    1. 2023年
      1. ラグランジア クリスタルヴェール2
  6. RHS(英国王立園芸協会)チェルシーフラワーショー
    1. 2024年
      1. マンガベ プレイングハンズ
    2. 2018年
      1. ラグランジア ブライダルシャワー
    3. 2016年
      1. カレンデュラ パワーデイジー サニー
  7. まとめ

ジャパンフラワーセレクション

2006年にスタートしたジャパンフラワーセレクション(JFS)。「いい花の新基準。」を合言葉として、ジャパンフラワーセレクション実行協議会が主催する品種コンテストで毎年12月にフラワー・オブ・ザ・イヤー(最優秀賞)が発表されます。

もともと日本では世界一を誇る新品種が毎年登場しながら、それがなかなか消費者に伝わっていないことがありました。そのため、育てやすさなどに優れた新品種を選んで一般の人に推薦するために、このコンテストが開催されることになったのです。
審査は、栽培状況データやモニター調査、育てやすさ、パフォーマンスの高さ、今後の可能性などさまざまな角度から行われます。いわゆる、ガーデナーの皆さんに一番おすすめしたい優れた品種ということになります。
受賞品種には「JFS受賞マーク」が与えられ認定品種として登録されます。このマークがついている苗は、いわば育てやすさやパフォーマンスの高さが「お墨付き」の品種だと言えるわけです。

2023-2024 PW受賞品種

フロックス オープニングアクト ピンクアドット

フロックスオープニングアクト

フラワー・オブ・ザ・イヤー(最優秀賞)受賞

審査講評

淡ピンク色の花弁と中心に濃いピンクの星形のアイの組み合わせが季節を問わず、また誰にでも好まれる印象の宿根フロックス。鮮やかで美しいグリーンの葉との組み合わせが一層さわやか。観察期間中、花の柔らかな印象とは違った強健さを確認できた。耐暑性が強く、生育旺盛で分枝性にすぐれ、満開後に切り戻せば秋まで返り咲く連続開花性に富んでいた。切り戻し後の草姿が格別に美しく、花の大きさも小さくならず、花上がりがよく花数も減らない。フロックスの大敵であるうどんこ病に強いことも特筆に値する。

フロックスオープニングアクト

ジャパンフラワーセレクション
より

ブッドレア パグスター アメジスト

ブッドレアパグスターアメジストPWガーデンの様子

フラワー・オブ・ザ・イヤー(最優秀賞)受賞

審査講評

樹高、株幅ともに 約 60cm とコンパクトな樹形の新しいタイプのブッドレアで、花壇だけでなく、コンテナで楽しむこともできる。アメジスト色の花穂はふっくらとボリューム感があり、数も多く存在感たっぷり。特徴ある花穂がランダムに咲くコケティッシュな姿は、花がらをあまり目立たせないほど。従来のブッドレアのように蝶が芳香・蜜に蝶が引き寄せられる姿も見られた。新枝咲きで何度も繰り返し花を長く楽しめるが、株のまとまりをくずさないのは大きな利点だろう。耐寒性、耐暑性にすぐれ、日本全国で栽培可能。ステムが強く、枝折れしにくい。

ブッドレアパグスターアメジスト
ジャパンフラワーセレクション より

ビデンス キャンプファイヤー レモンシロップ

ビデンスキャンプファイヤーレモンシロップ

ベスト・フラワー(優秀賞)

ガーデンパフォーマンス特別賞

モーストジョイ特別賞

フォトジェニック特別賞 同時受賞

審査講評

かき氷にレモンシロップをかけたような、白地の花の中心部分にレモンイエローが爽やかな印象のハイブリッドビデンス。高温多湿に強く、日長も中性に近い。 定植後から連続開花し、春から初冬まで咲き続ける。盛夏に花数は減るが、葉の鮮やかなグリーンも美しく、下葉の枯れもなかった。分枝性にすぐれ、ピンチを入れても入れなくても草姿が乱れることなくこんもりとよく茂る姿は見事。 花がらもあまり気にならず、ローメンテナンスでかなり長期間楽しむことができるので、ビギナーにもお薦めしやすい。 ベスト・フラワー(優秀賞)とガーデンパフォーマンス特別賞に加え、モーストジョイ特別賞、フォトジェニック特別賞という多くの賞を同時受賞。

ビデンスキャンプファイヤー
ジャパンフラワーセレクション より

スーパートレニア カタリーナ アメジスト

スーパートレニア カタリーナアメジスト

ベスト・フラワー(優秀賞)

ガーデンパフォーマンス特別賞 同時受賞

審査講評

ジャパンフラワーセレクション2019でベスト・フラワー(優秀賞)、グッドパフォーマンス特別賞を受賞した「スーパートレニア カタリーナピンクリバー」に遜色なく、同シリーズに加わった新色。高貴な濃い青色の花は、夏にさわやかであり、秋口にはガクが赤みを帯びて秋らしい色みになる。 定植直後から連続開花し、生育旺盛で株張りが大変によく、観賞期間が長い。ローメンテナンスなので、夏の花壇に最適。グラウンドカバーとしての利用もおすすめしたい。 ベスト・フラワー(優秀賞)とガーデンパフォーマンス特別賞を受賞。

スーパートレニアカタリーナ

カンパニュラ マジェスティックブルー

カンパニュラマジェスティックブルー

ガーデンパフォーマンス特別賞
ニュースタイル特別賞 同時受賞

審査講評

従来のホタルブクロとは異なる、枝元近くから広がって育つ種間交雑品種。 少しずつ連続開花するが、高温期になると花数が減る。分枝性にすぐれ、株元近くからしっかりと茂るので、花数が減る時期でもグラウンドカバーとして活用できるだろう。 株張りはよいが、高温障害による葉の傷みが多少見られた。もう少し花の上りが良いとうれしいところだが、少しずつでもずっと咲いていることも良いという意見もあった。新たなカンパニュラとして、利用方法の可能性に期待したい。 ガーデンパフォーマンス特別賞、ニュースタイル特別賞を受賞。

カンパニュラマジェスティックブルー

2022-2023 PW受賞品種

スーパーチュニア ラヴィドゥヴィ

ペチュニア スーパーチュニアビスタ

コンテナ賞
ガーデンパフォーマンス特別賞 同時受賞

審査講評

小輪の花がかわいらしく、中心に入るラインが華やかなペチュニア。株を覆うように開花するというセールスポイント通りに、こんもりと仕上がった。夏以降は花色は退色せず、連続的に開花し耐暑性、耐雨性に優れ、蒸れにも比較的強かった。花数、花もちに関して標準レベル以上で消費者の期待を裏切らないだろう。コンテナでもガーデンでもどちらでも優秀な品種で、ベスト・フラワー(優秀賞)とコンテナ・ガーデンパフォーマンス特別賞を同時受賞した。

スーパーチュニアラヴィドゥヴィ
ジャパンフラワーセレクション より

ガーデンカラジウム ハートトゥハート ローズグロウ

ガーデンカラジウムローズグロウ

ニューバリュー特別賞
ガーデンパフォーマンス特別賞 同時受賞

審査講評

直射日光下でも旺盛に生育し、葉焼けや色あせしにくい。日に当てれば赤色と緑色のコントラストがより際立ち、花壇や寄せ植えのフォーカルポイントにも活用できる。花壇植えも可能なことからガーデンパフォーマンス特別賞、ニューバリュー特別賞同時受賞。早めに植えて、秋花壇の前には掘り上げて球根を保存するのがよいだろう。

ジャパンフラワーセレクション
ジャパンフラワーセレクション より

ダイアンサス フルーリアムール ルージュ

ダイアンサスフルーリアムール

ジャパンフラワーセレクション2022ガーデニング部門夏・秋審査 入賞

審査講評

分枝性、連続開花性に優れた多花性のダイアンサス。コンパクトでよくまとまる草姿なので、小さなスペースのコンテナ植えや寄せ植えに向く。芳香もよい。多花性で秋まで繰り返し咲き、雨よけ下でのコンテナ植えでは状態よく維持できた。ただし、夏の花壇では花数減少。夏越し前に10cm 程度の高さで切り戻し、草姿を整えるとよいだろう。

ジャパンフラワーセレクション
ジャパンフラワーセレクション より

2021-2022 PW受賞品種

エボルブルス ブルーラグーン

受賞品種

ベスト・フラワー(優秀賞)
グッドパフォーマンス特別賞 同時受賞

審査講評

従来品種に比べて、分枝性に富んでいる。節間が詰まって枝の伸びが抑えられているので、花が目立ちやすい。コンパクトにまとまりながらまんべんなく開花していた。高温期にやや花数は減ったが、株元の枯れもなく、丈夫でありグランドカバーとしても使える。ベスト・フラワー(優秀賞)、グッドパフォーマンス特別賞 同時受賞。

エボルブルスブルーラグーン
ジャパンフラワーセレクションより

ゴンフレナ ラブラブラブ

受賞品種

ベスト・フラワー(優秀賞)
グッドパフォーマンス特別賞
ライフデザイン特別賞
フォトジェニック特別賞 同時受賞

審査講評

分枝性と連続開花性に非常に優れた多花性のゴンフレナ。発色の良い花は、花もちがよく、花がらが目立たない。ニーハイの草丈で、定植早期からボリュームが出る。適切なタイミングで切り戻すと、バランスよい草姿を保てる。切り花やドライフラワーにも利用でき、摘み取りを楽しむ花壇など楽しみが広がる。ベスト・フラワー(優秀賞)とグッドパフォーマンス特別賞、ライフデザイン特別賞、フォトジェニック特別賞の3賞も同時受賞。

ゴンフレナラブラブラブジャパンフラワーセレクション
ジャパンフラワーセレクションより

ユーフォルビア ダイアモンドスノー

受賞品種

ベスト・フラワー(優秀賞)
グッドパフォーマンス特別賞 同時受賞

審査講評

生育旺盛で、高温期でも白さをキープできる八重咲き品種。開花が早く多花性で、生長期にも花が止まることなく、草姿のバランスもよくこんもり株がまとまる。花壇だけではなく、コンテナ植えやハンギングバスケットでも活用できそう。ふんわりとした存在は脇役と捉えられがちだが、主役に利用できるだろう。ベスト・フラワー(優秀賞)、グッドパフォーマンス特別賞 同時受賞。

ユーフォルビアダイアモンドスノージャパンフラワーセレクション
ジャパンフラワーセレクションより

マンガベ フレックルアンドスペックル

受賞品種

ブリーディング特別賞
ニューバリュー特別賞 同時受賞

審査講評

マンフレダ(Manfreda)とアガベ(Agave)の属間交雑種。葉は立体的で株の厚みが出て、力強い姿が魅力的。アガベに比べてとげが柔らかく扱いやすい。植え込み当初はゆっくりとした生長の様に思われたが、盛夏から秋にかけて存在感が増した。耐雨性に優れ、多湿下でも株の傷みが全く見られない。霜よけすれば冬越しも可能。環境に左右されず、ローメンテナンスで安定して生長することから、ドライガーデンのポイントだけでなく、使い方の提案によって人気が高まりそう。ブリーディング特別賞、ニューバリュー特別賞同時受賞。

マンガベフレックルアンドスペックル ジャパンフラワーセレクション
ジャパンフラワーセレクションより

ガザニア ビースト シルバーティガー

受賞品種

夏審査会 入賞

審査講評

黒いブロッチが入らないクリアな花容と、新規性のあるシルバーリーフ。分枝性に優れ、バランスよく株が広がるが、高温多湿に弱く、花着きが期待ほどになかった。どちらかというとコンテナ栽培に向いている。これまでのガザニアのイメージと異なる雰囲気で、カラーリーフとしての活用などもできるかもしれない。

ジャパンフラワーセレクション
ジャパンフラワーセレクションより

2020-2021 PW受賞品種

バーベナ メテオールシャワー

受賞品種

ベスト・フラワー(優秀賞)
ライフデザイン特別賞
グッドパフォーマンス特別賞
モーストジョイ特別賞 同時受賞

審査講評

花数、分枝ともに多く、連続開花性に富む。花房は大きいが、花がらが目立たないため、ローメンテナンスなところも評価できる。ニーハイ丈のコンパクトな草姿で、生長しても株が乱れることなく、花茎の間にできる空間から風が抜けていくイメージ。その空間があることで他の草花とも合わせやすい。花茎もしっかりとしていて、長雨の時期にも倒伏することはなかった。花壇での立体感のある植栽や、寄せ植えでの混植など、様々な楽しみ方が考えられる。

ガーデンヒポエステス ピッピ ホワイト

受賞品種

グッドパフォーマンス特別賞
ニューバリュ―特別賞 同時受賞

審査講評

ガーデンで利用できるヒポエステス。白いブロッチが夏のガーデンを涼しげに演出できる。分枝が多いが茂りすぎず、透けることもなく、また、株が倒れることもなく、安定した草姿。屋根づき施設での栽培より、露地花壇の方がとう立ちも遅く、コンパクトにまとまった美しい姿を長く維持していた。露地花壇では夏の強光により、葉の傷みと葉縁の縮れ・変形が見られたことが少し気になった。屋根づき施設ではこれらの難点が見られなかったので、シェードガーデンに向いているかもしれない。従来品種と比べ、寄せ植えやハンギングバスケットにも使いやすそう。

2019-2020 PW受賞品種

ラグランジア ブライダルシャワー

受賞品種

グッドパフォーマンス特別賞
ニューバリュ―特別賞 同時受賞

審査講評

側芽からたくさんの花が咲く画期的なアジサイ。一般的なアジサイと異なり、ピンチの位置や時期が自由に選べるため、ハンギングや誘引による仕立ても可能になり、アジサイの楽しみ方が広がるだろう。葉が小さく、通常のアジサイよりも蒸散が抑えられるため、水管理がラク。

アルテルナンテラ リトルロマンス

受賞品種

ベスト・フラワー(優秀賞)
ライフデザイン特別賞
グッドパフォーマンス特別賞
カラークリエイト特別賞 同時受賞

審査講評

高温期はややグリーンに傾いて見えるものの、10月には深い紫色がもどってくる。色変わりもまた楽しみの一つ。日陰での発色もよい。生育旺盛だが、株元が蒸れて枯れ上がることもなくとても強健。また、花がつかないこと、ローメンテナンスでピンチなしでもボリューム感ある形にまとまり、花壇でのパフォーマンスは最高なことから、公共の修景プランツに向くだろう。リーフとして利用するなど、他用途にも期待できそう。

スーパートレニア カタリーナ ピンクリバー

受賞品種

ベスト・フラワー(優秀賞)
グッドパフォーマンス特別賞 同時受賞

審査講評

多花性で、咲き始めと咲き終わりの花色のグラデーションが魅力的。耐暑性、連続開花性に優れ、耐暑性に劣る従来の印象が覆った。1株で十分なボリュームが出るので、グラウンドカバーにすると雑草を抑えられるだろう。「ピンクリバー」の名前ではあるが、夏の直射日光下ではやや青みのピンクに見える。鮮やかなピンク色とは違うが、主張の強くない軽やかなピンク色は、他の花との組み合わせもしやすい。

スーパーサルビア ロックンロールピンクスパイダー

受賞品種

入賞

審査講評

花色と海老茶色の苞のコントラストが美しい。連続開花性に優れ、9月中旬でも花つきに陰りが見えないが、花色が濃くなりピンク色の印象がやや減った。コンパクトながらよく分枝するうえ、株が密に茂り過ぎず動きがあり、花の高さが揃うのがよい。デザインがしやすそうで、花壇の植栽に勧めたい。力強い葉色と花色の対比も好印象。

マーガレット ストロベリーホイップ

受賞品種

入賞

審査講評

花が赤からピンク色、白へと咲き進み、一鉢に様々な色合いがミックスされて面白い。気温が上がっても花色がボケにくく、6月下旬まで連続開花しつつ、コンパクトにまとまるのは、販売者にとっても嬉しい魅力。

スーパーベル ダブルピンクリップル

受賞品種

入賞

審査講評

花弁の淵にくっきりと入る白覆輪が入るおかげで、八重咲きの個性的な花形が引き立つ。インパクトの強い花色を、濃い葉色がさらに際立たせている。同シリーズのほかの品種同様、強健で耐暑性も強い。

2018-2019 PW受賞品種

スーパーランタナ ムーンホワイト

受賞品種

フラワー・オブ・ザ・イヤー2018-2019最優秀賞 受賞

審査講評

分枝よく、連続開花性の高いランタナ。白色品種のムーンホワイトは、一房の花が5㎝程と大きい。1株でこんもりと自然に丸くまとまり、花壇の群植では高さも揃い、株割れすることもなく花壇をカバーするパフォーマンスを見せた。ペチュニアでもニチニチソウでも無い白い花は、夏花壇の素材として欲しいもの。花壇だけでなく、寄せ植えやハンギングバスケット用としても使途が広く、いろいろな楽しみ方ができる。

スーパーサルビア ロックンロール 旧ディープパープル(2024年にリニューアル)

受賞品種

ベスト・フラワー(優秀賞)
グッドパフォーマンス特別賞 同時受賞

審査講評

深みのあるブル-のガクと赤みの紫色の密な花穂。夏花壇の挿し色として使えるインパクトあるサルビア。自然に分枝し、大きく崩れることもなく、花上がりも良かった。1株でもかなり大きく育てることもできる。また、ランドスケープデザインの中でも活用が期待できる。暑い夏にそれ程手を入れずに長く楽しめることは家庭用としてだけでなく、公共花壇にも求められる要素であり、それを叶えている。

スーパーチュニア ビスタ ミニピンクスター

受賞品種

ベスト・フラワー(優秀賞)
グッドパフォーマンス特別賞 同時受賞

審査講評

スーパーチュニア ビスタミニシリーズのピンクと白の複色小輪品種。一見してそれとわかる特徴ある花が、カーペット状に咲く姿は見事。耐暑性、耐雨性、連続開花性について申し分ない。とりわけ分枝が良く、ピンチを行わなくても花の密度を保った。多少の枝変わりが見られ、高温期に白い部分が若干多くなり花色全体が明るく見えるが、独特の模様はしっかり入っていた。
群植するとカーペット状になり、単株ではコンパクトに自然に丸くまとまる。蒸れる、花弁が傷みが目立つ、大きくなりすぎて困る、匂いが強い等のペチュニアに対して起こりがちな丌満がなく、消費者の方が育てやすい品種。

スーパージギタリス ベリーカナリー

受賞品種

ニュースタイル特別賞 受賞

審査講評

分枝性に優れたハイブリッドジギタリス。ピンク×アプリコットの花穂が株元から豪華に上がってくる表現が面白い。ロゼット状のダークグリーンの葉も楽しめる。徍々に外側も分枝して、ボリュームが出た。花色、草姿、生育の揃いも良い。
初心者でも育てやすいが、花ガラの手入れや咲き終わった花穂の手入れ方法を案内するとより楽しめる。新規性が高い草姿で、ニュースタイル特別賞を受賞。

2016-2017 PW受賞品種

スーパーチュニア ビスタ ミニブルースター

受賞品種

フラワー・オブ・ザ・イヤー2016-2017最優秀賞 受賞

審査講評

青色と白色の爽やかなバイカラーがくっきりと出る小輪タイプのペチュニア。このインパクトある複色は、栽培観察中のどの時期に見ても退色なく安定していた。小輪の花が多くつき、にぎやか。ピンチをしてもしなくてもよく咲き、草姿もコンパクトで大きく乱れることが無い。分枝性、連続開花性があり、花色の安定感、花がらが目立たない手間のかからなさ、どれをとってもよく考えられた育種。安心して消費者におすすめできるすばらしい品種。

全日本花卉品種審査会

国内で販売中あるいは育成途中の品種の中から優良な品種の選定を行う、社団法人日本種苗協会主催の審査会です。審査を行うのは全国から選ばれた公的機関。その年の新品種を一堂に集めた実地栽培により、品種ごとの花の色や株の拡がり方、育てやすさなどさまざまなポイントを比較して行われます。
中でも「農林水産大臣賞」は、1等特別賞受賞品種の中で「特に優秀」と認められた品種だけに贈られる特別な賞です。

2021年

スーパーチュニア ラヴィドゥヴィ

受賞品種

ペチュニア(夏花壇)の部 1位 等級1等特別賞 受賞

スーパーチュニア ビスタ ミニクリスタル

受賞品種

ペチュニア(夏花壇)の部 3位 等級3等 受賞

スーパーチュニア ビスタ スノー

受賞品種

ペチュニア(夏花壇)の部 4位 等級3等 受賞

~2018年

スーパーチュニア ビスタ ミニピンクスター

受賞品種

2018年 大鉢 銀牌 受賞
2018年 大鉢 2位 等級2等 受賞
2017年 農林水産大臣賞 受賞
2016年 ペチュニア(夏花壇)の部 1位 等級1等特別賞 受賞

スーパーチュニア ビスタ ミニシャインパープル

受賞品種

2018年 ペチュニア(夏花壇)の部 食料産業局長賞 受賞
2017年 ペチュニア(夏花壇)の部 1位 等級1等特別賞 受賞

スーパーチュニア ビスタ パープル

受賞品種

2018年 大鉢 銅牌 受賞
2017年 ペチュニア(夏花壇)の部 4位 等級3等 受賞

スーパーチュニア サクラフロート

受賞品種

2016年 ペチュニア(夏花壇)の部 3位 等級2等 受賞

スーパーチュニア ビスタ ミニブルースター

受賞品種

2018年 大鉢 銅碑 受賞
2018年 大鉢 4位 等級3等 受賞
2016年 ペチュニア(夏花壇)の部 2位 等級2等 受賞

フラワートライアルジャパン

フラワートライアルジャパンは、2008年より毎年9月下旬に、八ヶ岳南西麓(蓼科~八ヶ岳)を中心とした花き生産地にて開催している共同展示商談会です。かつては、同エリアに生産・開発拠点を設ける企業がそれぞれプライベート展示会を開催していましたが、欧米で開催されている同様の共同展示商談会を参考とし、共同での開催が始まりました。

2018年

スーパーサルビア ロックンロール ピンクスパイダー

受賞品種

2018 フラワートライアル大賞最優秀賞 受賞

2012年

スーパーベル レモンスライス

受賞品種

2012 フラワートライアル大賞優秀賞 受賞

日比谷セレクション

日比谷セレクションは、日比谷公園ガーデニングショーの中で開催されるイベントの1つで、審査員による花苗審査と来場者による人気投票の2つの賞から成り立ちます。日比谷公園ガーデニングショーは、2003年に日比谷公園開園100周年を記念して第1回を開催し以降、毎年秋(10月下旬)に開催されている花と緑・環境、ガーデニング等に関する催しで、会期中の入場者は20~30万人と、毎年多くの来場者で賑わっています。

2019年

ラグランジア ブライダルシャワー

2019年 花苗審査 春夏部門 金賞
2019年 人気投票 春夏部門 5位

審査講評

純白の花を株いっぱいに咲かせる画期的なアジサイ、株はコンパクトで枝ごとに全ての花をつけるので満開時は全体が真っ白に見えます。庭で栽培でき手入れも楽、丈夫なので育つ。

スーパーチュニア ビスタ ミニブルースター

2019年 人気投票 春夏部門 3位

バラクラ フラワーショー

1990年の初夏に開園した「蓼科高原 バラクラ イングリッシュ ガーデン」。そこで毎年、グローバルに開催している「バラクラ フラワーショー」では、全国から多くの方たちを迎えております。バラクラフラワーショー プランツアワードは、会場の中で最も①革新性②持続可能性③美しさの優れた植物に贈られます。

2023年

ラグランジア クリスタルヴェール2

ラグランジアクリスタルヴェール2

バラクラフラワーショー プランツアワード 2023 受賞

RHS(英国王立園芸協会)チェルシーフラワーショー

毎年5月にイギリスで開催されるRHS(英国王立園芸協会)主催のチェルシーフラワーショー。世界で最もよく知られている権威あるガーデニングショーで、その歴史はなんと100年以上。世界中の園芸トレンドを左右するともいわれる、とても影響力のあるイベントです。

ガーデン部門では、ショウガーデンやアーティサンガーデンなど3つのカテゴリーに分かれた展示があり、優秀な作品にはゴールドなどのメダル(賞)が贈られます。
そして、チェルシーフラワーショーの中でも世界中の園芸家たちが注目するのが「プラント・オブ・ザ・イヤー」。すぐれたパフォーマンスを示した園芸品種や、将来にわたって影響をあげると考えられる、その年の最も優秀な品種に与えられる賞で、毎年、専門家による厳しい審査が行われます。
植えられる場所など用途の広さ、将来性、影響力、美しさ、品種自体のすばらしさなどを含めて審査される「プラント・オブ・ザ・イヤー」を受賞できるのは、その品種が世界的にも認められたという証。この賞を受賞できるのは、とても名誉あることなのです。

2024年

マンガベ プレイングハンズ

プレイングハンズ

2014年 プラント・オブ・ザ・イヤー 銅メダル 受賞

北米で開発され、急速に拡大している多肉植物「マンガベ」シリーズの最新作が、印象的な新しい形で登場しました。その魅惑的な構造と色合いは「祈る手」を連想させ、モダンな美的感覚を持つ植物を好むガーデナーを中心に魅了しています。ドラマチックな彫刻のようなフォルムは、光沢のある多肉質なグリーンの葉が上へ内へとアーチを描くことによって生み出されています。それぞれの葉の先端には、錆びたような赤い尖った葉先が1cm以上もあり、錆びた色は葉の縁まで続いています。

2018年

ラグランジア ブライダルシャワー

2018年 プラント・オブ・ザ・イヤー ゴールド 受賞

ロイヤルウェディングに合わせて発売されたこのアジサイは、優雅な枝ぶりでしだれを魅せ、ハンギングバスケットやレイズドヘッドの縁、花壇に適しています。晩春から秋にかけて、頂芽と側芽から白い花(淡いピンクやブルーに花色が変化することもあります)を咲かせます。2018年、RHS(英国王立園芸協会)主催のチェルシーフラワーショーにて最高賞であるプラント・オブ・ザ・イヤー ゴールドを受賞しました。

2016年

カレンデュラ パワーデイジー サニー

2016、2017年連続 プラント・オブ・ザ・イヤー ブロンズ 受賞

まとめ

受賞品種と聞くとなかなか入手できないという印象があるかもしれませんが、どの植物も近所のホームセンターや園芸店で手に入るものばかりです。育てる植物に悩んだら、それが受賞品種かどうかを判断基準の一つとして考えてみるのもいいかもしれません。実際に育ててみれば、様々な角度から高く評価された品種の良さを実感することができるはずです。特にガーデニング初心者の方は、失敗が少なく育てやすい受賞品種を育ててみることで、より楽しいガーデニングライフを過ごすことができるかと思います。またベテランガーデナーさんも、受賞品種の驚きのパフォーマンスを実感していただけると思います。

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